第2話 面倒な事態
さぁ2話です
早くハッピーなのが書きたいです・・・が、我慢です。
それでは、文字の羅列におぼれて頂きます
思考が停止して5分間微動だにしないでいるとそこに光騎がやってきて
「おっ、お前にも青春の風が吹き始めたな?」
「・・・っ!いや俺に宛てた物じゃないだろ、多分お前宛」
「ふーん・・・ニヤニヤ」
「・・・・」
だが光騎のおかげで冷め始めた頭で考える。
そして可能性の高い物から並べていく。
「これはお前のだろ?」
「い~や違うと思うぞ」
「・・・・なぜ?」
「少なくともお前は俺よりは貰えてるはずだぞ?」
「・・・いや無いだろ?」
「いや、毎年俺が渡しといてって言われてるのをはね返してるだけだぞ?友人に渡せって仲介人にされてもみろ。心が折れるぞ?」
「わからなくはないが、お前が嘘をついてる可能性もあるだろうが・・」
「てか、俺はそれ誰からか知ってるし、それが分かってるからこうやってお前を笑ってるんだがなぁww」
「・・・・ナゼお前ハソウイウ大事ナコトヲ早ク言ワナイ」
「カタコトってこえぇな。ま、誰からかは自分で考えることだね」
「そー言うと思った」
可能性を考えるが、頭に浮かんだのは麻衣だった。
(ないない!なんで彼氏いるアイツが俺にチョコを?あいつからもらうとしたら・・・・)
『はい、よしくんどーせ誰からも、貰えなかっただろうから義理チョコあげる!』
(ってなるに決まってる!!)
(それ以外で仲のいい女子は・・・)
そして目が合ったのは生徒会長の安住優香だった。
彼女とは生徒会選挙の時に知り合い、俺は書記をしていてなんだかんだよくしてもらってると思う。
が、彼女は恋愛に関しては鈍感のドがつくレベルで酷いらしいのでないと考える。
その他は、水泳部で小麦色をした肌の清水澄子。
噂だと男をとっかえひっかえに喰っているって話だが俺にはカンケー無い。
アイツは、同じコミケでばったりと会いそれ以来はオタ話に華を咲かせる仲だ。
清廉潔白、才色兼備を兼ねそろえ男を打ち落とす孤高の女帝、氷島麗華。
図書室によくいるため俺は彼女のブックマスターとなっている。
とはいうモノの彼女は面倒な性癖もあり癖が強い、てか疲れる。
坂月紅葉、小柄だが、ヴァイオリンは超一流。
合法ロリだと謳っているがてめぇはまだ未成年だとよく諭すのが日常。
ヴァイオリン以外は基本ポンコツである。
俺の仲が良い(?)女性たちは、こんなところだろう?
「こんなんしかいないけど?」
「てめぇ仮にも小説家ならこの状況を客観的に見てみろ」
「・・・ハーレム?」
「そういうこった、ま、俺は関係ねぇからな。せいぜい頑張れ」
「なにをだ」
「色々をだ」
「ほう、面倒だ。早退していいか?」
「俺に殺されたくなくばここにいろ、俺たちになぁ!」
「・・・万事休す」
面倒なことが起きたものだ。
というか私の回りは馬鹿と変態と・・・・私の平和の二文字はいずこへ?