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優しき悪魔と不良天使  作者: 喜多山 稔希
3/3

悪魔と天使の禁断の約束

ベルは、近くにあったチョークを拾い上げると、スイスイと魔法陣を書き始めました。


ベルが書き終えた魔法陣に、謎の液体と物体を置き、その上に、ベルは血を1滴落とした。


ガブリエルは唖然とし見ていると。


「何をしている?早くお前の血をよこせ」


ガブリエルは言われた通りに、血を1滴流した。


本に書いてあった通りに、誓いのキスをすると魔法陣は、輝き始め、辺りが白く包まれた。


ガブリエル達が目を開けると、そこには自分達の姿が、そして、鏡を見ると、しっかり入れ替わっていた、身体も異常は一切なく、自然に動けた


「さて、ちゃんと入れ替われた所で、何か言うことはあるか?」


ガブリエルは驚きすぎて、考えることができなかった


「では、私から、とりあえず天界に戻り、普通に生活してくれていい!お風呂は週に何回入っても構わない、あるものは使ってもらっても大丈夫だ」


「あとこの事を他の天使または、悪魔に知られてしまうと。互いにやばい事になりかねないから、絶対に言わない事!」


ガブリエルは小さくて頷くと

ベルは何もなかったように倉庫を出ようとした。


ガブリエルはベルをとめ、ただひとつ。


「僕もなにをしても、なにを使っても良い」


「ただ、、、気をつけて」


ガブリエルは喋り終えると、天界へ行った。


そこは今まで自分が、住んでいた魔界とは大きく違い。とても綺麗な所だった。


なんて綺麗な所なんだ、初めから天界に住んでおけばこんな素晴らしい世界に出会えたのにと思っていた矢先、怒鳴り声が聞こえてきた、


「ベル!!いったい何処に行ってたのよ、あなたは天界から降りること、天界では、動くことを規制されているのよ!」


誰だかわからないが、素直に謝った。そうすると


「ベル今謝ったの?」


そうだよと、伝えると、涙を流しながら、抱きしめてきた。後から聞いた話、ベルは何しても謝らないし、それ以上のことをしてきたらしい。


そんなことをするような子が、急に謝ったりすると、こんな事になるのか、ガブリエルは、学んだ。少し居心地が悪くなり、少し散歩へ出かけた。


歩いていると、倒れているお爺さんを見つけた。

お爺さんを助けて、近くの椅子に座らせてあげると。お爺さんが、


「ありがとう君みたいな、優しい天使がいるとは、ここも捨てたもんじゃないな」


お爺さんは笑いながら言うと。

続けて、「お前さんからは不思議なオーラを感じる!」また会える日が来ることを期待しているよ」


また笑いながら、お爺さんは、立ち上がり歩いて行った。


ガブリエルは疑問に思いながらも、家に戻った!



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