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短夜の夏、君に逢える。  作者: 櫻花 夜
1/1

夏だけ。

適当に365日間を過ごし、ようやく夏が来た。

夏は好きだ。それも、夏休みがあるからとか遊びに出かけられるからとかじゃないもっと違う特別理由で。 湘南の潮風が窓を叩いた。また楽しみにしていた日々が来た。


「結月ー?あと少しで電車来ちゃうよー?」母さんが寝室を片付けながら言った 「分かってる」俺は蟻を脅かすくらいの小さい声で返事をした 黒の四角いリュックを背負って駅に向かって走ってった

『茅ヶ崎駅』見馴れた駅だ 宇都宮行きの上りの東海道線にのり、座席でスマホをいじりながら大船駅へ向かった。いつも大船観音がこっちを見ている 2、3秒大船観音を見つめたあと、駅に戻り久里浜行きの横須賀線に乗った。行先は鎌倉。2駅なのですぐに着いた

夏だからなのか外国人や女子高生が多い とても居づらいので逃げるように歩いてった

「ゆづきー!!!」子犬のように明るく、少し騒がしい声で俺を呼んだのは小学生の頃の同級生の戸井美涼(どいみすず) 相変わらず陽気で騒がしい奴だ 苦手だ...。 美涼は俺を呼んだ後にすぐにこっちに駆けてきた そしてお決まりのハイタッチ 髪はミディアムくらいで黒髪 結構美人でスタイルもよく、男にはモテるらしいが交際経験は0 その辺は俺と一緒だ

「いやー、久しぶりだね!元気にしてた?」 「ああ、高校生になったけど、特に何も変わらず元気にしてたよ」俺ははにかみながら応えた 「ところで、今日も円華さんに会うために来たの?」 そう、俺は夏だけ幼馴染みの円華志奈(まどかしな)に会える 夏 だけ

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