第2章 起動
「・・・・・」
周りを見ると見たこともないところに俺は寝転がっていた。
「ここはどこだ?確か俺は家にいて・・・そうだ!ネリカリで異世界買ったらスマホに吸い込まれたんだったな」
「あ、やっと目が覚めたか」
そこには一人の少女がいた。
「お前は何もんだ?この異世界の住人か?」
「まあまあそんなに警戒しないでよ。あなたと同じ日本から来たのよ」
「日本から?ってことはお前も異世界を買ったのか?」
「まあ、そんなとこだね。あ、そういえば君の名前は?」
「俺の名前?俺は工藤隼太。お前は?」
「佐々木メグ。メグって呼んでね」
「おう。ところでお前は異世界の何編を買ったんだ?」
「私は、「異世界モンスター編」を買った
よ」
「モンスター編?その割にはモンスターにはみえねーけど」
「それはレベルアップしていけば強くなれるみたいよ。あなたは何編を買っ・・」
「ちょっと待ってくれ。今の話誰から聞いた話だ?」
「誰からも何も、モンスターパッドに書いてたのよ」
「モンスターパッド?なんだそれ?」
「あなたも持って無いの?」
「おかしいわね。あなたも持っているはずよ」
そう言われ俺はバックの中身を確認した。
・薬草×5
・ナイフ
・1500G
・説明書
とりあえず俺は説明書を見た。
(あなたには勇者の才能があります。そんなあなたには勇者の書をさしあげましょう。あと、このメッセージを読み終わると自動的に文字が消えていきます。それでは異世界を楽しんでください)
そして読み終わり文字が消えていった。
「で、どうだった?」
「モンスターパッドってのは無いが、勇者の書ってのがあるみたいだがどこを探してもないんだよ」
「ああ、それは指で出したいところをタップすると出るわよ」
「どゆこと?出したいところをタップ?」
疑問に思いながらも俺はそこらじゅうをタップした。するとそこに未来の話とかで出てくるようなキーパッドが現われた。
「な、なんだこれ!?」
「それがモンスターパットだよ。あなたの場合は勇者の書だね。」
「勇者の書?書ってゆうよりはパッドみたいだけど・・・」
「まあそんなこと気にしないでパッド使ってみなさいよ」
「もうやってるよ」
パッドを開くとメインメニューが出てきた。アイテムやモンスターなどといったアイコンが出てきた。
「それでサーチレーダーを使って私を仲間にして」
「サーチレーダー?なんだそれ?ゲームみたいだな。」
「パッドの右下にあるアイコン押してみて」
「ああ、これか」
サーチレーダーを起動させた。
「これは・・・」
「それで標準を私にむけて仲間にするを押してみて」
言われた通りメグに標準をむけたまま「仲間にする」を押した。するとパッドに(初モンスター獲得おめでとう)という文字が出てきた。
「これであなたの仲間になれたわ。よろしくね隼太」
「ああ、よろしく頼む。ところでこの後はどうすればいいんだ?」
「そんなの私に聞かないでよ。私は戦うだけで物語はあなたが進めるんだから」
「そうだよな…」
などといろいろな事を考えているとパッドに文字が浮かびあがっていた。
(まずは北にある街ルーラッタに向かえ。そうすれば、物語は進むだろう)
「北の街。ますますゲームみたいだな。まあ、せっかく異世界に来たんだから楽しまなきゃな。いくぞメグ。」
「わかってるよ。」
そう言って俺たちは北の街ルーラッタに向かった。