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霧雨のような命  作者: 半信半疑
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懺悔

THE NEUTRALの「日曜日の太陽」を聞きながら。

 意識しないように。

 繰り返すほどに残る、

 耳鳴り。

 砂浜をゆっくりと歩くときこえる

 音のように、

 定期的に届くもの。

 私はそれの名前を忘れた。

 忘れたはずだった。

 けれど、

 忘れようとするほどに、

 こびりつく不快感。



 色あせた季節の中で、

 祈りをささげる。

 元に戻りますように。

 私は地面に跪き、

 願う。

 どうか、どうか。

 けれど、

 その声は室内で反響するだけで。

 誰のもとにも届かず消える。

 何故、何故。

 私はただ、

 うずくまり泣き続ける。



 言葉を重ねるごとに

 嘘っぽさが強くなる。

 でも、私は伝えたかった。

 イチョウの黄色が

 何よりも輝いていて、

 その光の中に吸い込まれていくのを

 私は知っていたということを!

 でも、みんな信じてくれなかった。

 偶然手に入れた、

 扱いやすい命を、

 小さな命を、

 弄ぶことに夢中だった。

『si』を読み直していたら、同じタイトルのものを発見してしまった。

まぁ、こっちは『霧雨のような命』の中の「懺悔」ということでお許しを。

—追記日 2017/2/15

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