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ギルド

中々進まずすみません!

亀足なのはわかっているのですがどうにも、、、

更新は頑張ります!

ウォーカーは旅を始めた場所から通常なら約四日ほどの距離をわずか二日の間で町への道を踏破していた。これは、自身の魔力の補助と身体能力の高さが相まってできることなのだが、通常では到底考えられないことだ。

そんなこんなで、目的の場所である、町に着いたウォーカーだったあることに驚いていた。


「なんだ?あれ、は?」


ウォーカーの目の前には町の向こうに見える海が広がっていた。

ウォーカーは驚きながらも自由に人々の行き交う門の中へと、吸い込まれるように入っていった。

余談だが、周りの人々には翼やら角やらが生えていた。


町に入ったウォーカーだが、行き先を決めあぐねていた。

しばらく人の波を見ていたウォーカーだったが、一つの共通点に気が付く、それは人々の多くがある場所を目指し歩いていることだ。


「あっち、に、なにかある、のか?」


ウォーカーは人の波にさらわれるように冒険者ギルドを目指す形になっていた。

しばらく歩きギルドの看板の建物に人々が入っていくのを見たウォーカーはその中に入ってみることにした。

そこは、未知の世界だった。

あるものは真剣な顔付きで紙の貼ってある、ボードに向かい合い。

あるものは仲間と談笑し

また、あるものは酒で酔いつぶれていた。

そんな様子を呆然と眺めていると一人の男がウォーカーに近寄ってきた。


「おい、あんちゃん見たところ中々いい体つきしてんじゃぁねぇかよ?なんだ?ギルドにはいりてぇのか?」


「ギル、ド?分からんが、はいって、みてぇな」


「おう!そうかい!あんちゃんみたいな体つきの男なら大丈夫だろう!

ところで、あんた、何族だ?」


「族?すま、ん、わからないん、だ、」


「そうか、、、んまぁこんな時代だあんちゃんの喋り方からして人間との戦争に巻き込まれた口だろう、なんか、わりいな」


「?きに、するな」


「とりあえず、受け付けはあっちだから行ってきな!」


そういってウォーカーの肩をたたきながらと男はウォーカーを受付まで誘導したのち去っていった。

誘導された受付には頭から犬の耳をはやした活発そうな少女が笑みを浮かべ待っていた。


「お客様はギルドに登録という形でよろしいのですね!」


「あ、ああ、そういうことに、なる、な」


「はい!分かりました。そうしたらこちらの水晶におさわりください!あなたのステータスが表示され、カードに記載され、それがギルドメンバーの証明カードになります!ちなみに登録は銀貨が1枚ほどかかりますが持ち合わせのほどは?」


「す、まん、いま、ないんだ」


「そうすると今日は「ちょい待ちな、あんちゃんは中々見込みがありそうだかんなこれを使いな」」


そういって銀貨を受付嬢に渡したのは先ほどの男だった。

「いいの、か?あん、た?」


「いんですか?ベルクさん?」


そんな、二人の投げかけに笑顔で答え男は親指を立てた。


「応!構わねぇよ!」


「そういうことでいたら、分かりました。

では、続きの説明をさせていただきます。カードの紛失につきましては再発行料で銀貨二枚をいただきます!

よろしかったらギルド登録するので水晶に手を」


「おう」


ウォーカーが迷いなく水晶に触れるとステータスが表示された。

そのどれもが、かなりの数値をたたき出しており、受付嬢は興奮した様子で、ウォーカーにギルドカードを手渡してきた。


「ウォーカーさんですね!お名前覚えておきますのでどうぞ私の名前も覚えてください!私の名前はミシャといいますので!」


「う、ん、ミシャか、分かった覚え、ておく」


「はい!」


そんなやり取りを横で見ていたベルクは、ウォーカーのステータスのある一点を眺め、一人黙っていた。

そして、思い切ったようにウォーカーの肩をたたいた。


「あんちゃん、ちょっと来てくんねぇか?確かめてぇことがあんだ」


「?わかった」


「どこに行くんですか?」


「あぁ、ちょいと訓練つけてやんのよ、訓練!」


「もう、すぐ戦いたがるのはベルクさんの悪い癖ですよ!程々にしてくださいね?」


「ハハハッ、それは頑張るよ!」


「?」


そうして、ウォーカーはギルド裏の訓練場まで引きずられていくのだった。


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