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妖夜 第弐話 始まり(後編)

前回の続きです。

では、ごゆっくりとご覧ください。

 ー*白蓮神社*ー

 

 30分掛けてやっと白蓮神社に着いた。

 私達は皆・・・(いや一人除いてか・・。)は、息が上がっていた。


 「はぁ・・はっ・・・。つ、疲れた!!」

  膝に手をついて息をおちつかせる。


 「・・・。」


 「大丈夫?白。」


 「・・・。ん?」


 「ちょっと。顔色悪いよ?大丈夫?」


 「大丈夫だよ」

 青白い顔でそういう。


 「全然そうは思わないけど・・。」

 というか。そんな顔でいわれても説得力が・・・

 ・・と、雫も私もおもった。



 「はっ!お前ら体力ねぇーな!!」

 夢史が鼻で笑い三人を見下ろす。


 「あ?」

 私達がどうじに黒いオーラをだしながら夢史をみる。

 あの白も珍しくドス黒いオーラをだしている。


 「いえ、なんでも・・。」

 夢史はそんな私達にびびり声がちいさくなる。

 

 そんな夢史を横目にみながら

 私達は暫く息を整え、次に

 白蓮神社の長い長がーーーーい階段を上って行った。


ー*-*-*-*-*-*-*-*ー


 「ついたー!!キャッフ~イ!!」

 

 「何、この達成感。」

 

 「志受屡のテンションがおかしい・・・。後雫顔が・・纏ってるオーラーが怖い・・」

 

 「まぁ、この階段無駄に長いからな。あの二人の気持ちも分かるよ・・・。」

 夢史はそう言って、自分達が上ってきた階段を見た。

 あまりにも階段がありすぎて半分から下は霧で霞んで見えない。

 そんな様子を夢史が見てげっそりした。

 

 そんな三人をみて白が喝をいれる

 「・・。そんな所で突っ立ってないで!行こう三人とも。」

 

 「そうだな。」

 

 「うん。行こう!」

 

 「皆を助けなきゃね。」

 四人は、白蓮神社の中に入った。

 中は不気味な雰囲気をかもし出していた。

 

 「・・・。えらい静かだと思わない?」

 

 「あぁ。志受屡の意見に同感だな。」

 

 「鳥の鳴き声一つしない・・。」

 

 「・・・嫌な空気。」

 

 そして、私達は神社の社に着いた。


 ギィィィ・・・


夢「気味わりぃーな。」

 そう言いながら夢史は扉を開けて足を踏み入れた。

 

 境内は、蜘蛛の巣が掛ってて、埃っぽく、かび臭かった。

 

 おそらく、あまり使われていないのだろう。

 歩くたびにギシギシと木板が鳴る。

 そんな時ー。


 ≪・・・クスクス・・・≫

 (・・笑い声?)


 「ねぇ、笑い声聞こえない?」

 隣にいる、雫に問う。

 

 「何言ってるの?聞こえないよ。そんなもの。」

 

 「怖い事言わないでよ・・・。」

 

 「でもっ!!本当に聞こえるんだもの。」

 

 クスクスと、私の耳の中に笑い声が響く。

 私は、咄嗟に耳を塞ぎしゃがみ込んだ。

 

 先を行っていた三人が私の名前を呼びながら

 駆け寄ってくるのが見えた。

 

 そして、私は

 意識を手放したー。


ー*-*-*-*-*-*-*-*ー


 「んっ・・・。」

 私は目を覚ました。

 

 「あっ。目覚めた?」

 「よかった!!」

 白と雫の声が耳に届く。


 「急に叫んでしゃがみ込んだから、びっくりしたよ。」

 夢史の言葉に私はまだ覚醒しきれていない頭をフル回転させて

 今の状況を考えた。

 

 私は・・・。そう。不思議な笑い声を聞いて・・・。その笑い声を遮断しようとして

 気を失ったんだっけ。

 ようやく私は、夢史の言葉が理解できた。

 

 「私、叫んだの?」

 「あぁ。」

 「そう、なんだ。」

 

 気付かなかった・・・。

 多分、耳を塞いでたし混乱してたから聞こえなかったんだろうな・・・。

 私は、夢史に支えられながら立ち上がった。

 

 「とりあえず。外に出よっか。」

 白が私達をみながらそういって扉を探す。


 「手がかりもないみたいだし・・・。」

 残念そうに雫もいって白についていく

 

 「・・・。」

 「そうだね。また、探しにこよう。」

 私達も白にそう言いうなずいて白についていく。



 そして、私達は社を出た。  

 外に出ると、空が鮮やかな茜色に染まっていた。

 

 「私達が、社の中に入ってる間に随分時間がたったね。」 

 雫がしみじみと空をみあげて呟いた。


 「うん。私達も早く帰らなきゃ。」

 私達は、長い階段を下りてそれぞれの帰路に別れた。



 私は、家に帰っても

 不思議な笑い声が耳に残っていて

 落ち着かなかった。

 だから、私は夜にこっそり家を抜け出して白蓮神社に向かうことにした。

壱話はここまでです。あぁー文章力が欲しい!!

ここまで読んでくれてありがとです!

感想やアドバイス、誤字受け付けてます!

どんどん送ってください!

では、次話もどうぞ見てください!

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