表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

四季

四季(海)

作者: Libra

春の海


おだやかな波

赤子がねむりにつくゆりかごのような

よせてはかえす 

優しい 波




夏の海


沖で白い小波がたっている

浜辺に打ち寄せる波

夏の日差しをうけて

キラキラと光っている

子供達の楽しげにはしゃぐ声が心地よい

子守唄のようだ




秋の海


夏の喧騒が嘘のように静かな海

忘れられた麦わら帽子が

風に吹かれ 波に揺られ

海に行こうか 陸にもどろうか

模索しているみたい




冬の海


荒々しく何もかも飲み込もうとする波

空は雲が太陽を隠し

灰色の世界になっている

海は空の色と同化して境目が分からない

遠くで

一羽のカモメが鳴いた


「おまえも何かを無くし 探しているのか」




春はまだ遠い


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] お前もなにかなくし 探しているのか。 そう問いかけてくるカモメの言葉に、色々なものを感じました。 広い海原を眺めていると、自分って小さいなって思います。
[一言]  春夏秋は穏やかで人を受け入れてくれる優しい海。   でも冬の海は何処か人間を拒絶しているようですね。  でも海はロマンですよね。  Libra 様は海がお好きなのでしょうね。  海をモチー…
[良い点] 春の海には朝焼けが似合う 夏の海には日焼け姿のきみが似合う 秋の海には夕焼けが似合う 冬の海には霜焼けにならないように 手をつないで行こう そして星の海に 言の葉でつくった笹舟を浮かべて …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ