恐怖の世界
アルテミスは、アントリュウスに興味を持った。
殺戮の神アントリュウス!噂と違って優しい、精霊や動物達を見てると殺戮を楽しむ神には、見えない!
「アントリュウス、貴方の事いろいろ知っおきたいから付いていくわ!貴方、天界で有名よ!ゼウスに匹敵する神の力、いずれ新たな天界の王になるかも知れないって!」
神の王って?
「何で俺が有名なの?王になんかなる気ないよ」
「殺戮の神アントリュウスって!貴方、目立つ事いっぱいしてるでしょ!」
何したんだろ?
「貴方、自覚が無いの?機嫌を損ねると直ぐに首を斬り落とすって」
「首を斬り落とすのは、相手だって苦しま無くて済むし速くたくさん殺すには、一番いいでしょ!」
「天界で知らない神は、いないわ!一つ目の巨人ギガースを一振りで首を斬り落とし、1,000人の荒くれの神に1人で暴れ100人以上の神を笑いながら殺したって」
「1人じゃないよ3人でいったんだ!」
「でも、貴方が1,000人以上の荒くれの神に1人で飛び込んで100人以上の荒くれの神を殺したってのは?」
「それは、本当だけど途中であいつら逃げちゃったんだ」
「逃げなければ全部殺したの?」
「そのつもりだった」
「何故、あんな事をしたの」
「あいつら、動物の国の神達を誘拐して奴隷にしてたんだ」
「神々の世界は、力により上下関係ができるわ当然だと思うけど」
アントリュウスは、怖い顔になった。
「アルテミス!動物の神は、弱い!だけど弱いからといって本人が嫌がってるのに奴隷にするのは、許せない誘拐されて奴隷にされていたのは俺の仲間だ」
仲間を助け為なら殺戮の神になるんだ!でも仲間からみたら守ってくれる神!アントリュウスっていい奴なんだ。
「そんな怒った顔しないで」
えっ!アルテミスにそんな事言われるとは思わ無かった。
「アルテミス!いつか、もし君と戦う事になったら、出来れば話し合いで解決できるようにしたい!君を
俺の手で殺したくない」
「貴方!相当私に惚れたのね!」
惚れた!?
この女神、自意識過剰過ぎるよ!友達には、なりたいけど
「とりあえず、明日は、アルテミスの神殿に行くよ」
「私も、貴方の国へい行くわ!貴方、仲間が殺されたら怒るでしょ!どういう人達がいるのか見ておきたい」
「あの!暴れないでね」
「覗き見しなければ暴れないわよ!それに貴方に比べたら、私なんか全然暴れてないわよ」
神殿にアルテミスを連れて行った。
治療を待つ人達が500人くらい並んでいた。
「この人達、全員貴方が治療するの?」
「そうだよ」
年老いた男がアントリュウスを見て近くに来た。
「アントリュウス様!おはようございます」
アントリュウスは、明るく「おはよう」と応えた。
「そちらの方は、・・・アルテミス様!」アルテミスに気づいて跪づいた!周りにいた人々も一斉に跪づいた。
アルテミスが、「ああ!いいわ別に跪づかなくても、アントリュウスから聞いてるわ何でもこの国の風習でしょ普段通りにやって」
民達は、動揺したがアルテミスの言葉通り恐る恐る立ち上がった。
「ところで、アントリュウス、今の人間は、この国の何?貴方の側近!?」
「いや、ここで掃除をしてくれてる、おじさん!」
「えっ!身分は!?」
「身分は、清掃員」
アルテミスは、呆れた顔をした。
「貴方、いくら何でも国の守り神と清掃員が対等におはようございますって!おかし過ぎでしょ」
「いや!だから来ないほうがいいって言ってたのに」
「もう、いいわ!とりあえず口を挟まないようにする」アルテミスは、殺戮の神と恐れられているアントリュウスが民から普通に親しく話してくる事にギャップを感じた。
「アルテミス?お茶でも飲んでて!」
アルテミスをテーブルに案内して、アントリュウスは、病人達の治療を始めた。
神殿で働く女性がアルテミスにお茶を運んできた。
女性が普通にお茶が入ったグラスを差し出した。
私、こんな庶民扱いされたの初めて!あいつが王になったら恐怖で支配?王家も庶民にされちゃうんじゃない!あいつが王になるのは、阻止したいわ!これ、身分が高い者かにしたら恐怖の世界よね!




