神龍
闘神の世界に入り一年が過ぎた。
タヌキンナは、妖術を使い弓が射てるようになった。
それと体を隠す妖術もかなり上達した。
フローラは、実感がなく私、強くなってるかな!一年もこの世界にいるけど次から次へと強い敵ばかりでわからないわ!
「タヌキンナ!生き抜けたら何処かで遊びたいね!」
「はい!ゼウス様が支配している街で観光スポットになってる所が沢山あります」
「そう!ゼウスって全てが悪い訳ではないのね!」
「ゼウスが作った世界で幸せな神や人間もいるみたいだし、でも私の国の民は、ゼウス傘下の神や人間が幸せになる為に被害を受けてる」
「フローラ様!迷う事は、ありません!フローラ様が守ろうとする国が被害を受ける可能性があるなら守る為に倒す敵です」
タヌキンナの言葉に決意を高めた。
戦争なんかされたら私、また心の優しい人達を殺す事になる!
私の国の人達も誰か殺される!ゼウスがいつか気が変わって私の国を襲いに来るかも知れない!来たら守る為の力をつけなくては!
「昔、動物の国へ来た戦士が言ってましたけど正義が勝つのでは無くて勝ったほうが正義ですって!負けたら殺されちゃうんですよ」
道を歩いてると凄い殺気のある鳴き声が聞こえた。
ウギャ~~ ウギャ~~
「何!あの声?」
「あれ見てください!ドラゴン達が戦ってます!」
一匹の青いドラゴンと五匹の赤いドラゴンが戦っていた!鳴き声で木や地面が揺れている。
「凄いわね!ドラゴン同士の戦いって」
「フローラ様!戦かわないほうがいいですよ!」
「戦わないわよ!私だって考えて戦ってるわ!負ける可能性がある相手に向かって行かないわよ!あなたが危険な目にあってたら行くけど」
タヌキンナは、その言葉にじ~んときた。
心の中で思った。
私の事!本当に親友だと思ってくれてる!
「フローラ様!私の妖術でここに結界を作り臭いと姿を消します!この1年で成長した私を見てください」
そう言って2人の姿が消えた。
青いドラゴンが赤いドラゴンを2匹殺した!3匹のドラゴンは逃げて行った。
「ようやく終わったわね!早くあのドラゴンも立ち去るといいわね!」
ドラゴンがフローラ達の方を向いた。
「ねぇ!あのドラゴンこっちに向かって来てない!?」
「私達の姿と臭いは消してますから!ここはあのドラゴンの通り道かもしれません!」
「今、動くと反応して襲いかかって来るかもしれないわね!」
「はい!通り過ぎるのを待ったほうがいいかもしれません」
ドラゴンは、フローラ達の前まで来て覗き込んできた!鼻を近づけてクンクンと臭いをかき出した。
このドラゴン私達の事に気づいてるんじゃない!?
大きな口を開けた。
フローラは、タヌキンナを抱えて飛んだ。
「このドラゴン!嗅覚が凄いんじゃない?」
「フローラ様!このドラゴン、ヤバイです!神龍です!」
「強いの?」
「天界最強の生物です!」
今の私では、こんな怪物は倒せないよ!
フローラは、神龍に話しかけた。
「ねぇ!神龍さん、あなたと戦いたくないからここを出ていくわ」
「この場所を知られたからには生かして帰す訳にはいかないわ」
タヌキンナを下に降ろした。
そして、神龍と戦いになった。
神龍の大きなオーラを感じた!
闘神の神とは、比べ物にならないわ!何この威圧感!逃げても追い付かれる!戦うしかない!
フローラは、オーラをだした!黄金の翼が一際輝きを増しダイヤモンドを散りばめた輝きを放った!
剣にオーラを注ぎ、見えない速さの加速をつけて首に斬りかかったが首の鱗が硬くて斬れない。
何、この硬さ!目を狙おうと思い付き距離をとりスピードを加速させて剣を目に向けて突っ込んだ。
ドラゴンは、目にオーラを張っていて剣が刺さらない!お腹ならと刺したが皮が厚くて剣の先が少し刺さる程度だった。
こんなの反則じゃない!?
「フローラ様~!ドラゴンの弱点は、鱗がない所お尻の穴です!」
お尻の穴!? 尻尾が邪魔で攻撃出来ないわ!そこが弱点って知ってるから尻尾を使って防ぐでしょ!
お尻の穴以外は、鱗と厚い皮!ここは、退散するしかないわ
「タヌキンナ!逃げなさい精霊さんの所で待っていて!」
タヌキンナが逃げるまで私が時間をかせぐ。
タヌキンナは、フローラの言われたとおりに走りだした。
ドラゴンは、フローラに向けて火を噴いた!このドラゴン爆炎魔法も使うの?
とっさにフローラは、体中にオーラを張り火を防いだ!その一瞬動きが止まったフローラをドラゴンは飲み込んだ。
遠くから、その光景を目にしたタヌキンナは動揺した。
私、1人で生きていたくない!剣を抜きドラゴンに向かって行った。




