精霊達の歓迎
レムリア大陸の東に大きな街がありました。
そして更に東に行くと広い農業地帯がありそのと農業地帯との間に大きな山がありました。
夜になり精霊達が騒いでいます。
今日は、神が誕生するということでたくさんの小さな精霊達が集まり見守っています。
精霊達が見守る真ん中には金色の光でできた縦が1mくらいの大きな卵がありました。
その卵から出てきたのは黄金の翼を持つ7才くらいの女の子でした。
髪が金色、碧い瞳のとても可愛い顔をした少女でした。
この少女は生まれてすぐに歩いたり生命があるものと話しができました。
精霊達は、その少女を道案内し山の散歩に出かけた。
動物や植物とも話しができます。
精霊達は綺麗な川や果物がある場所や危険な場所などを教えていました。
「ここから先は行かないほうがいいよ!最近危険な魔獣が住みついてるんだ!まだ女神様は生まれて間もないから、もう少し大きくなるまで行ってはだめだよ!!」
少女は精霊の言われたことを聞き足を止めて引き返そうとした。
後ろから恐ろしいほど大きな殺気がした。
ウウウウウゥ~~と大きな唸り声を出した5匹の魔獣がゆっくりと近づいて来た。
その姿は2つの犬の顔を持ち尻尾はヘビそのうちの1匹が少女に襲いかかってきました。
少女は殺さなければ殺されると思い戦う覚悟を決めました。
すると精霊達が集まり一本の剣になりました。
その剣を両手で握り襲いかかってきた魔獣の2つの首を斬り落としました。
少女は残りの4匹の魔獣を睨み付けると翼が輝き大きなオーラを発しました。
そして更に寄ってきた1匹魔獣の2つ首を斬り落としました。
ドサッ と音がし首が下に転がり首より下の胴体が横たわりました。
少女の殺気とオーラにのこりの3匹は逃げだした。
魔獣の殺気が無くなり少女は、ほっとした。
「あ~ お腹すいた~!精霊さん達~何か食べたい!!」
そう言うと山羊がやって来ました。
「お乳をどうぞ!」
山羊がそう言ってくれたのでお腹いっぱい飲みました。
「魔獣がたくさんいると危険ね!大きくなたら退治しに行かないと動物さん達が殺されちゃうわ」
少女は、お腹いっぱいになると眠くなりました。
黄金の翼を布団のようにくるまい自分の翼が羽毛布団のように気持ちよさそうに眠ります。
彼女が眠っている間は、精霊や動物、植物達が見守ります。
少女のオーラは生き物にとっては気持ちよく生命エネルギーが少しですが強くなります。
怪我をした動物たちは、彼女に寄ってきます。
気持ちが良くて元気になり軽い怪我の傷口くらいならすぐ治ってしまいます。
骨折などになるとすぐに治すことができません1日かけてオーラをあてて治してあげます。
治った動物は喜び少女にスリスリしてきます。
その姿が可愛いくて少女は動物たちが苦しんでいると治療をしてあげます。
ある日、人間が5人山の奥まで来ました!弓矢と剣を持っています。
彼らは、鹿を射ちました。
それを見て少女は精霊の剣を持ち人間達の前に立ちました。
人間達は、その少女の姿を見て目が嫌らしく興奮していた。
「あなた達やめなさい!この山の動物たちを殺すならあなた達を殺すわ!!」
そう言うと人間達は、その言葉に背筋が冷たくなり恐怖を感じた。
ヤバイ、神だ殺される!手を合わせてひざまずいて命乞いをした。
「どうか許してください!二度とこの山で狩りをしませんお約束致します!!」
「それでは命は奪いません!すぐにここから立ち去りなさい!」
少女は怖い顔をして言うと5人の男達は震える足で急いで立ち去った。
「領主様危ないところでしたね!最近このレムリア大陸にも天界から神様がかなり遊びに来てるみたいですね!」
「オリンポスの国にゼウス様の身内の神様達がいるからゼウス様の傘下に入ってない神様やゼウス様に反抗する神様が来てるんじゃないか!?身分が低い神様なんかオリンポスは、居心地悪いだろう!
」
「領主様、なぜ神々は人間の世界に来られるんですか?」
「王家に使えるライオス様に聞いたのだが神の預言者の話しで神と人間からできた子供に強い神が生まれると言われてるそうだ!ゼウス様も人間の女に子供をうませてるていう話しだ!
神と結婚すれば守ってもらえるし不思議な力も得られるとか!人間にとってもいい話しだ!」
「王家の方々や貴族の方々も神どの結婚を狙っているという!」
「さっきの黄金の翼の女神様!お嫁さんになってほしいな!」
「何を言ってる私もあの子がいい!いつも、あの裸の天使姿でいてくれたら・・・・」
「さっきの女神様はどうするのですか?」
「そんなもの、ものにできるわけないだろう!怒らせたら一瞬で殺されるぞ!!」
「ですが、さっきの裸の天使姿もうたまらない子分にしてもらいたい!」
「まあ思い出として!ここには近寄らないほうがいいな!」
そう話しながら帰っていった。
黄金の翼の可愛いい裸の女神様を見たと5人の男達は自慢気に話しウワサが広まった。
誰しもその姿を見たいと思っていても神を怒らせれば簡単に殺されるとわかっているのでその山で誰も狩りをしなくなりました。
少女は、傷ついた鹿を治療しました。
重症で2日かけて完治させました。




