LMKW90
100万PV突破しました!読者の皆様!!お読みいただきありがとうございました!!!(まだまだ続きます。具体的には150~200話は続きます)
[10日目]
「来たぞ!」
「了解!!」
ユウの忠告に反応して皆一斉にドア付近から散開する。少し遅れて黒い馬に乗ったきしが突っ込んで来た。
「【エル・ブリット】!」
「【ファン・アブソート】!!」
摩耶が風の弾丸を撃ち出し、ユウが敵を釘づけにする。ファン・アブソートは単体のヘイトを上昇させるスキルだ。この場合は黒騎士本体のヘイトを上げている。
「【ファン・アブソート】!【ファン・アブソート】!!」
立て続けにユウがヘイトを上げる。その間にかなり上空まで飛び位置取りを終えた俺は魔法の詠唱に入る。ちなみにフェイか摩耶を一緒に運んで上空から一方的に放火をする作戦も考えたが魔術を使用し辛くなる為にその作戦は無しになった。
『「「「「((((【ライト・シング・アロー】!!))))」」」」』
「【ホーリー・レイ】!!【ライトシールド】!!せ~い~や~!!!」
俺が突きだした掌から魔法1発につき6発、計48本の光の矢が放たれる。弧を描いて飛んだ48本の矢は黒騎士の頭上、正面、後方、左右と逃げ場無く放たれている。結果全ての矢が着弾した。それだけで弱点属性の攻撃と言う事も手伝ってHPの1割が削れる。
ミカヅキの突きだした斧からも光線が放たれる。その後、飛び上がって光の盾を蹴り一足飛びに黒騎士に近付く。そのまま黒騎士の肩に双斧の二撃を打ち込んだ。
ミカヅキの攻撃により黒騎士は落馬し、また少なくないHPを削られる。だが黒騎士もただでは転ばぬとばかりにユウを一通り槍で攻撃する。ユウは息の合った馬と黒騎士の連続攻撃を全て盾で弾き、まだまだー!!と叫んで挑発して敵を引きつつ防御を続けている。
「【ムーン・ソリュード】」
摩耶の一言と共に場に光の粉が降り注ぐ。ムーン・ソリュードは夜限定の光魔法で月の光を浴びた敵にデバフ効果を与え、味方にはバフ効果を与える魔法だ。キッチリ属性相性も考えられている辺りはさすが摩耶と言うべきか。
「【クレイムカバー】!ユキ良いぞ!もっと火力上げやがれ!!」
ユウは黒騎士が広範囲攻撃を行う前に先手を打つ。ガーディアンのスキル・クレイムカバー。効果は単純で敵の攻撃を味方から自分に移す身代わりスキルだ。さらにある程度の攻撃力の広範囲攻撃を緩和する(具体的には30%は下げれる)効果もあるスキルだ。
「了解!!」
((((((((ホワイトアウト))))))))
心内詠唱と同時詠唱と超高速詠唱と高速魔術陣展開の4つの付属効果を同時に使うという無駄に高度な技術を使い出すユキ。そして背後には8つの魔術陣が展開され始める。
「準備出来た............行きます!――奥義【ハンドレットショット・ファルシニオン】!!」
フェイは浮かべていた100のナイフを騎乗の黒騎士の周囲に均等に浮かべて行く。最後の1本が完全に等間隔に並んだ瞬間にフェイは奥義を発動した。空中に等間隔で5層連ねたナイフが一斉に黒騎士に向かう。黒騎士と馬に突き刺さる100のナイフ。1本は電を纏い、1本は風を纏い、1本は呪いを纏い、1本は炎を纏い……と全てのナイフにユキ特性の付加が施されたナイフが奥義の威力で何倍にも威力を昇華させて放たれる。
その結果、黒騎士はHPの半分を損失。更にそこに俺が高速魔術陣自動構成で描いていた魔術陣が完成する。
「全員目を閉じろ!!ユウ追加行くぞ!抑えとけよ!」
ホワイトアウトを8連射する。背後から白光、白光、白光、白光……目を焼き焦がすかのように連射される白光が黒騎士と馬を焼く。これにより黒騎士の残りHPが2割を下回る。
HPが一定値を切ったからか、将又一気にダメージを与えたからか黒騎士が赤いオーラに包まれる。そのオーラは馬にも伝わって行き、完全に黒騎士と馬を覆った。
「何か来るぞ!気を付けろ!」
「見たら、分かるっての!【金剛】!!」
「【ライトフォース】【ライトフェース】【ライトフォース】【ライトフォース】!!!」
「【ハイディング】..........」
「せーの!!奥義!!【イギラ・アックス・ウェルショナ】!!!」
俺の警告に反応しながら嫌味を言うという地味に高度な事をしながらユウが金剛を発動させる。金剛は一切身動きが取れなくなる代わりに30秒間防御力と相手のヘイト値を3倍に底上げするスキルだ。一度使うと1時間は使えず、効果発動後30秒間反動で防御力が3分の1になる。仲間がいないと一方的に攻撃されるだけになるためかなり使い勝手が悪いが、それでも緊急時はかなり有能なスキルだろう。
摩耶はライトフォースで周囲をがちがちに固めるつもりらしい。フェイは奥義により跳ね上がっているヘイト値を下げつつ回避に専念するようだ。ミカヅキは躊躇なく黒騎士目掛けて奥義を発動させる。どうやら攻撃させる前に倒してしまうつもりらしい。
ちなみに俺は既にかなりの高度まで飛んで距離を取っている。
「ヒヒーン!!」
「倒れろー!!」
馬が急停止するのと同時にイギラ・アックス・ウェルショナの効果が発動する。地面が陥没し、隙間から白光が溢れだす。エフェクト的にはホワイトアウトと似ているが一発による威力はイギラ・アックス・ウェルショナの方が何倍も上だ。白光により苦しむ黒騎士と馬を尖った岩が地面から生え、突き刺し、貫く。
既にフェイの奥義でボロボロだった黒騎士にこれを耐えるのは不可能だったらしい。HPが瞬時に0になる。馬の方がぎりぎり耐えているのを見るとなんだか哀れに感じて来る。
「ふぅ。終わったか?」
上から高みの見物を決め込んでいた俺目掛けて何かが突っ込んでくる。うん、馬だ。
「って馬!?」
事も無げに空中を走っている。
「ふざけんなよ!てか何で俺だよ!」
何故が馬がユキをターゲットしたのかは簡単でヘイト値の問題だ。ユウがヘイト上げをしていたのはあくまで黒騎士の方なので馬からすると主からの命令が無い今、狙う相手としてユウをみる事は無かったのだ。そのため地味に一番馬にダメージを与えていたユキが狙われたのだ。ちなみに馬のHPはまだ半分近く残っている。
「あークソ!鬱陶しい!!【ホワイトアウト】!」
突進を回避しながらササッとホワイトアウトの魔術陣を描き上げる。白光。一瞬怯みはするが再び突進をしかけて来る。
(ホワイトアウト、ホワイトアウト、ホワイトアウト、ホワイトアウト、ホワイトアウト……)
大量の魔術陣を背後に量産しながらかなり座った目で馬の突進をあえてすれすれで回避する。すれ違いざま2本の月鏡刀で横っ腹を斬りつける。その作業をしながら完成したホワイトアウトを片っ端から照射していく。
「【クロスカウンター】!!【ホワイトアウト】、【ホワイトアウト】………」
どうしても回避不可能な時は地味に生えていた角を挟むように止めながら顎を蹴って後方に一回転する。その勢いのままクロスカウンターで腹を切り裂く。この時、馬の蹄に気を付けながらなので偶にクロスカウンターを外してしまうが仕方無いと割り切る。
結局、空中戦で馬を仕留めるのに5分近く掛かったのだった。
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戦闘終了
「撃破ボーナス」
・0 EXP+0 EXP 0/0
「BOSS撃破ボーナス」
・67,500 EXP+ 2565 2/2
「ドロップアイテム」
・黒騎士の甲冑 ・暗黒馬の胸肉 ・暗黒馬の腿肉 ・暗黒馬の腸 ・暗黒馬の尻尾毛 ・ブラッククリスタル
「BOSS初討伐ボーナス」
・騎士のマント ・騎士のローブ
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結局、赤いオーラは何だったのか……謎である。




