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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
ストーリー『6の町への街道攻略編』
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LMKW88

 今後、快適に読んで頂けるように属性についての説明を書いておきます。


 魔法・魔術・魔導の主属性は6属性で、特殊属性は多数存在します。主属性を色分けすると赤・青・緑・燈(茶)・白・黒の6色です。

 赤の属性の場合、魔法では【火】、魔術では【炎】、魔導では【焔】と表されます。唯一の例外として、ユニークの魔法・魔術・魔導では異なる表示がされる場合が有ります。一見、意味が無く感じるかもしれませんが、弱点属性などの問題が有る為、一概に無意味とは言えません。


主属性一覧  魔法 魔術 魔導

  ・赤色……【火】 【炎】 【焔】

  ・青色……【水】 【氷】 【凍】

  ・緑色……【風】 【木】 【樹】

  ・燈色……【土】 【岩】 【地】

  ・白色……【光】 【白】 【聖】

  ・黒色……【闇】 【黒】 【魔】


 今までに出現した特殊属性一覧

  ・透明(無色)……【無】

  ・黄色……【雷】

  ・灰色……【時空】

  ・紫色……【幻】

  ・藍色……【呪】

  

※重力魔法・魔術・魔導は無属性の分類です。

[9日目]


「ねぇ、白君。魔法の発動位置の基点って分かる?」

「・・・如何いう意味だ?」

「取り敢えず説明するから見ててね。【ライトフォース】」


 摩耶はそう言って手を前に向けて魔法を発動する。摩耶の前に光の盾が出現する。歩きながらの説明なのでそれを避けて道を進む。


「今のがライトフォースの発動位置をあの場所、あの空間に指定して発動した場合の空間固定。で、こっちが。【ライトフォース】。手を発動基点として発動した場合の位置固定」


 そう言って手を上下に振ったり、回したりして光の盾が動くのを摩耶が見せてくる。


「それが何か関係……ああ成る程」


 その後、すぐに摩耶がした事を見て何が言いたいかを理解した。摩耶は連続でライトシールドを空間固定で発動して階段に見立てて足場を作って行く。


「ほら見てみて。コレで私も空中戦が出来るでしょ?」

「おおぉ」

「お兄ちゃんこっちも見てみて!!【ライトシールド】!【ライトシールド】!!【ライトシールド】!!!【ライ………」


 ミカヅキも摩耶と同じ様に上へ上へ上って行く。何だろう、見てて怖いな。特にミカヅキ。


「お兄ちゃん!」

「ん?何だ?」

「MP切れたー!!降ろして~」

「阿呆か!その位、気を付けろよ!!」

「ああ、空中機動か」

「ん?ユウは知ってたのか?」

「まあな。挑戦して諦めた」

「ユウが……諦めたって言った……」

「俺だって諦める事くらいあるわ!!と言うか、MP消費激しいんだよ!!」

「ふーん」


 ユウに適当に返事をしながら街道の奥に進む。俺達は6の町への街道をかなりの速度で進んでいる。今はボス部屋までちょうど半分と言った所だ。


「あ、右前から敵来たよー」

「ん。確かに、来たな。」


 大爆裂の魔術陣を描いて敵の接近を待つ。


「【大爆裂】」


 目の前に迫って来たバーサーカーオーク5体を焼き焦がす。


「無駄に高火力だな。その魔術」

「そうか?」

「あと、経験値独り占めしすぎ」

「う、ん?如何いう意味だ?」

「前までだったら一撃当てたら一定の経験値が入る設定だったけど、今回から戦闘に貢献した分だけ敵モンスターの経験値が貢献度で分配される設定になったらしいぞ」

「何となく分かった」


 そう言えば……敵の持っている経験値量が4、5倍くらいになった様な……気がするな。


「完全にパワーレベリング封じだな」

「じゃあ、俺が攻撃するの止めた方が良いか?」

「ダメージを多少抑えたり出来ないのか?」

「まあ、出来ない事も無い事も無い事も無いが……」

「どっちだよ!!」


 うーん、バーサーカーオークのHPが半分くらい残る範囲魔法は……ブリザード・ノヴァかな?


「お、丁度来たな。試してみるか。【ブリザード・ノヴァ】」


 新しく出て来たバーサーカーオーク9体のHPをブリザード・ノヴァで削る。あー……3分の2ってところか……削り過ぎたな。


「っし!行くぞ!」

「...........行きます!!」

「行くよー!!」

「え、ちょっと待って!まだ、降りて無いんだけど!?」


 摩耶が上空から飛び降りて来るのを待たずにユウとミカヅキが突進して行く。ユウは新調したロングブレードで、ミカヅキは新しく手に入れた二対の鎖で繋がれた戦斧でバーサーカーオークを薙ぎ倒して行く。


「派手だなー」

「ああ、待って~!私の分も残して置いて~!!」

「..........【リエライト・ブレード】」


 フェイは派手の逆で地味……な訳では無いが、しっかりと詰めに行くような戦いをしている。空中に浮かせたナイフでダメージを刻みながら、魔法を使って大きくHPを削って行く。


「暇だ」


 ユウが聞いたら「ほっとけ」と言いそうな台詞をぼやきながら観戦する。

 一番最初に敵を3体倒したのはユウだった。次にミカヅキで、最後にフェイだった。


「..........うぅ.........」

「いや、まあ。フェイ、落ち込むなって」

「あぁ、間に合わなかった」


 一番倒すのに時間が掛かってガッカリしているフェイの頭を捏ね繰り回す様に撫でる。摩耶が橋で落ち込んでいるが自業自得なので放置だ。


「よし、進むか」

「そうだな」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


     戦闘終了


「撃破ボーナス」

・10,390 EXP 9/9


「ドロップアイテム」

・豚鼻×2


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