LMKW86
※84話に高速魔術陣自動構成の描写を追加しました。
更新遅くなってごめんなさい。
[9日目]
「「「「【爆裂】!!」」」」
俺は同時詠唱で爆裂を使って最後のアクアスピリットを沸騰させて撃退する。
「ふぅ……」
「連続出現も.........慣れてきましたね.........」
フェイが気絶したバーサーカーオーク戦の後、少ししてボス部屋前の広場を見つけた。ただ、さすがに2人でボス攻略するにはLVが足りなさそうなので、LV上げをする事にしたのだが……想定外にボス部屋周辺はモンスターの湧きが速く、少し苦戦していた。
「っと、フェイ。援軍が来たぞ。」
「はい........!!...........ぁ、メールも来た.........」
フェイのその言葉とほぼ同時くらいに視界の端にメールのアイコンが出た。確認したいが先に新しく来た増援(サンダースピリット3体に、アクアスピリット5体)を始末する事にする。サッとフェイとアイコンタクトを取り敵に向き合う。
「........行きます!!」
「先に行くぞ。「「「【ブリザード・ノヴァ】!!」」」」
頭上に既に3つ構成され終っている魔術陣の魔術名を叫ぶ。そしてその言葉を皮切りに魔術が発動した。頭上の魔術陣から氷の風が吹き荒れる。
「........刻め」
その言葉と呼応するように氷風によって凍りついたアクアスピリットがナイフで刻まれる。
「残りはサンダースピリット3体、か」
「........【エア・ブレード】!............【エア・ブレード】!...........【エア・ブレード】!」」
アクアスピリットは凍らせれば物理ダメージが通るので基本楽なのだが。サンダースピリットには魔法攻撃しか通らない。なのでフェイは風属性の魔法を飛ばして攻撃している。
『「「「「((((【爆裂】!))))」」」」』
フェイが1体のサンダースピリットを相手している間に爆裂を8重発動。2体のサンダースピリットに4連ずつ叩き込む。
「よし、終わりっと。」
「..........一度........広場まで?」
「ん。戻るか。」
そう言って2人揃ってすぐにボス部屋の前まで走って戻った。
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戦闘終了
「撃破ボーナス」
・4,200 EXP+1,092 EXP 7/8
「ドロップアイテム」
・精霊石×4 ・青の欠片×2 ・黄の欠片×2
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「そう言えばメールか。」
「ん.........」
俺は視界端のアイコンを押してメールウィンドウを開いた。
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「第二回夏休みイベント詳細発表!!」
皆様、『LMKW』をプレイして頂きありがとうございます。
「第二回夏休みイベント」の詳細を発表します。今回のイベントは一度は行って見たい南の島で……『サバイバル』です!!さらに今回は体感時間を48倍まで引き上げ3時間半で7日分の体験が出来る特別仕様と成っております。
1時から開会式を行い、1時15分に鏡の噴水から特別エリアに一斉転送を行います。特別エリア『南国島』には特殊なダンジョンや洞窟が存在します。この機会にLV上げや珍しいモンスターの討伐を楽しんでください。他にも7日間の行動に点数を付け、最終日にその手に入れた得点とアイテムを交換出来たりと色々な要素が盛り沢山です。
参加賞や特別賞、特別エリア限定のドロップアイテムなども用意していますので、皆様ふるってご参加下さい。
日時:7月29日(日)
開催時間:午後1時~午後5時まで(体感時間:3時間半48倍速で計7日)
集合場所:1の町、鏡の噴水周辺
開催場所:南国島
制限:装備品以外持込み不可
形式:パーティー参加型
特別賞:
・個人最多得点賞……精霊魔法:赤の魔法書、オリジナル武器進呈、オリジナル防具進呈
・パーティー最多得点賞……精霊魔法:青の魔法書、オリジナル武器進呈、オリジナル防具進呈
・モンスター最多討伐賞……精霊魔法の魔法書:緑、オリジナル武器進呈
・ボスモンスター最多討伐賞……精霊魔法の魔法書:橙、オリジナル武器進呈
・ダンジョン攻略数最多賞……精霊魔法の魔法書:白、オリジナル防具進呈
・洞窟攻略数最多賞……精霊魔法の魔法書:黒、オリジナル防具進呈
等々...
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「精霊魔法か」
「そう........ですね」
そう言えばフェイって一応エルフ種の仲間みたいな所あるから精霊魔法とか似合いそうだな。
「あ.........時間」
「もう、こんな時間か。」
フェイに言われてメールウィンドウの端にある時計を確認する。時間が過ぎるのは早いな・・・もう、8時33分か。
「すみません..........一旦町まで戻って...........ログアウトしたいです。」
「ん、分かった。で、次のログインは何時くらいになりそうだ?」
「10時.........くらい?」
「了解。生成:ポータル、3リミット【無からの生成】」
魔法が発動すると同時に目の前に青い光の柱が出現する。
「んじゃ、帰るか。」
「へ?..........あ、はい」
少し惚けた声を出したフェイだが、すぐに無からの生成の効果を思い出したみたいだった。
こうして俺達は2人揃ってポータルに入り5の町に転移した。
「んーーー……体痛って。肩と腰が凝り固まってるな」
適当に伸びをした後ベットから降りて肩を伸ばしたり回したり屈伸したりして多少体を解したあと、俺は1階に降りた。
「母さんは・・・っと。いたいた。母さん、腹減った、飯」
「ふわぁー……めんどくさいから自分で作って~」
見つけた時、母さんは椅子に座って舟を漕いでいた。そして返ってくる返答は適当なものだった。俺は瞬時に母さんを起こすのと自分で料理を作るののどちらが楽かを計算する。うん、ぜっっったいに自分で作る方が楽だな。
俺は早速、冷蔵庫を開けて何を作るのか考えだすのだった。




