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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
イベント『夏休みスイカ割り大会編』
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LMKW66

 いきなり850P突破!?ブクマ400件突破です!?

 何が起きた!!

[8日目]

 転移が終わって少しすると開始時と同じ様に大量のウィンドウが空中に開いた。

 ウィンドウに映っているのは母さんの声のプレイヤー「3588」だ。


 「ヤッホー!みんなー楽しかったー?」

「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」」

 「それじゃあ、入賞者の結果発表するねー!!」

「「「「「「「「「「―――――――――」」」」」」」」」」

「あ、そこは黙るのな。」

「白君、し・ず・か・に。」

「ああ、すまん。」


 煩い集団にぼやいていると横から摩耶に注意されてしまった。

 釈然としない気持ちを抱えながら俺達はウィンドウに向き直った。


 「まーず!スイカ300個破壊おめでとー!!」

「「「「「「「「「「ありがとうぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!」」」」」」」」」」

 「ぃーやったね!!次に入賞者発表に移るよー!!」

「「「待ってましたぁぁぁぁああああ!!」」」

「「来い来い来い来い来い!!!!!」」

「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」

「何か半分は叫んでるだけだよな・・・」

「お兄ちゃんも一緒に叫ぼー!!楽しいよー!!」

「ミカヅキお前もか・・・」


 ミカヅキの相変わらずな感じにため息を吐きながら「3588サン・ゴー・ハチ・ハチ」の次の言葉を待つ。


 「じゃあまず!みんなの気になってる『NO.0破壊賞』から!」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ………


「長い!!」


ダダダダダダダダダダダダダダン!!!


 「NO.0を破壊したプレイヤーは、――『さみぃー』さんです!!」


 その一言共に1人のプレイヤーがウィンドウに映し出される。突然の事に慌てふためく男の子は周囲を見渡しながら頭の後ろをむず痒そうに掻いている。

 また、ウィンドウが「3588サン・ゴー・ハチ・ハチ」に切り替わった。


 「さみぃーさん、今のお気持ちを・・・どうぞ!!」


 またまた、ウィンドウが切り替わってさみぃーさんを映す。


「うぇ!?ええっと、その、あぁあの……うぇ、えっと、ありがとうございました!!」

 「はい、こちらこそありがとうございましたーーー!!次々行くよー!!」


 「次の賞はー・・・『モンスター撃破数TOP賞』!!入賞者はー……」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ………


「長いって!!」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダン!!!


 「1番多くモンスターを撃破したのは、――『ミカヅキ』ちゃんです!!」

「いぃーーーやったぁ!!!」

 「はい、言うまでも無くコメントありがとうねーーー!!!」

「「「「「ミカヅキたん!!おめでとぉぉおオオ!!!」」」」」

「げ・・・」


 一角が色めき立ったぞ今・・・ミカヅキのファンに軽くひきながら、ウィンドウ越しに仲良く会話している親子を睨む。「3588サン・ゴー・ハチ・ハチ」、否!母さん!!仕事しろ!!!


 「ちーなーみーに!!ミカちゃんのモンスター撃破数は624体です!!次点は517体で『モルテナル・ヴェッド』さんでしたー!!」

「「「「「「「「「「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」」」」」」

 「はい、じゃあ次の賞に行ってみよー!!」

「「「「「「「「「「うおおおぉぉぉぉおおおおおお!!!!!」」」」」」」」」」

 「次の賞は、『スイカ破壊数TOP賞』!入賞者は・・・」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ………


「「「「「「「「「「「―――――――――――――」」」」」」」」」」

「やっぱ、長いな!!」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダン!!!ダダン!!!


「ん?何か違った…ぞ?」

 「スイカを1番大量に破壊したのはー・・・・・『ユキ』くんです!!」


 その瞬間、「バン!」と音がして俺が大量のスクリーンに映し出された。ってスイカ破壊数TOP、俺!?


「さすが、ユキ様!!」

「白銀の乙女・・・」

紅翼ひよくの銀少女様!」

「・・・・・あー、なんだ・・・・・」

「ユキ様!ユキ様!オーエス!ユキ様!」

「困ってるユキ様も良い!!」

「癒やされるわぁ」


 喋りたいのに周りが煩せぇ!

 地味に額に青筋を浮かべてるのを隠して、俺は話を続ける。


「ユキ様ぁ、がぁんばぁ!!」

「まぁ、ミカヅキと一緒で良いか・・・えっと、少し嬉しいです。ありがとうございました!」

「照れながら言う所も可愛い!!」

「ユキ様、ハァハァ…」

「ユキ様、ハァハァ……」

「ユキ様、ハァハァ………」

「――!?……悪寒が」


 何処かからの熱視線を感じて肩を抱えながら周囲を見渡す。誰だよ、怖いって!!


 「はい、ユキくんありがとねー!!そして!ユキくんのスイカ破壊数は34個で次点は12個で『ユウ』くんでした~~!!」

「2位と3倍差とか爆裂姫マジぱねぇ!!」

「よく分かんないけど、凄いのだけは分かった!?」

「お姉ちゃんそれ多分わかって無いでしょ・・・」

 「ハイ次!次は・・・『プレイヤーキル数TOP賞』ですね。」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ………


「コレは何と無く分かる、気がする。」

「だよな。」


 ポツリと呟いた言葉に何時の間にか近づいて来ていたユウが反応する。


 ダダダダダダダダダダダダダダダダン!!!ダダン!!!ダダダン!!


「また、変わった!?」

 「『ヘルキラ』さんでーす!!ってアレ?会場にいないみたいですね。残念インタビュー出来無い・・・」

「「「「「出て来ぉぉぉおおおおおおいい!!!!!」」」」」

「「「何処行ったんだ?」」」

「「くそ!また、顔見損なった!!」」

 「次点は196人でミカちゃんでしたー!!」

「ミカヅキ!?」


 横にいるちっちゃなピンクの悪魔を見る。ん?何かこのフレーズ聞いた事が・・・えっと、アレだ、星に乗っかたピンク玉だ!!


 結局、この後も10個程受賞が続いた。フェイが総攻撃数TOP賞を、あとアルファが森の迷路最速突破賞、俺ももう1つ移動距離TOP賞を貰った。

 そして授賞式は終了した。

 次にお待ちかねの最終リザルトが行われる。


 コレで物語第1部の1/4は終了です!

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