LMKW65
9月の中盤に入れば更新が安定すると思います。多分・・・
ブクマ300件突破!!150,000PV突破!!総合評価650P突破!!
[8日目]
意識が闇に沈んで行く。
そこは真っ暗な世界で、目の前にウィンドウが唯――浮かんでいるだけ。
声も発せず、手も動かせない。そんな中、俺はウィンドウのYESだけを意識した。
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復活しますか?
・蘇生薬(小)
YES or NO
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ウィンドウが消え、俺の意識はゲームの中に戻って行った。
「だッハッ・・・・あぁ、死んだ!!」
直ぐに飛び起きて轟の方に噛み付いたネズミを探す。
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見つけた。倒れたまま動かない轟の前でメガネを弄って遊んでいる。
倒し難いな。メガネを引っ掻くその姿が妙に愛らしく倒すのに物凄い罪悪感を感じる。
「えぇい!ままよ!【爆裂】!」
「キュウ......?」
爆発が起こりネズミが弾き飛ばされる。ついでに轟のメガネが粉々に砕け散ったが見て見ぬフリをする。
先程の不意打ちを受けた事で気を引き締める。俺が気を張りながら次の攻撃に備えているとウィンドウが開いて戦闘終了を知らせて来た。
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戦闘終了
「撃破ボーナス」
・2,240 EXP+448 EXP 3/3
「ドロップアイテム」
・紫毒ネズミの皮×2 ・魔骨 (スイカカラー)
※「隠された牙」をクリアしました。30秒後、報酬部屋へ転移します。
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またこのパターンか・・・今回のイベントは転移が多いな。
そのまま俺はMPを回復しながら転移を待った。後、横で轟の死体が光りになって消えた。
転移した先は大量の宝箱・・・もとい、大量のスイカが並べられた部屋だった。
綺麗に並べられた26個のスイカはコメントし難い絵面だ。そんな事を考えているとウィンドウが開いた。
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ようこそ、ココは報酬部屋です。
あなたは隠し部屋6をクリアしました。
よって、好きなスイカを1度だけ攻撃する事が出来ます。
魔法を放つもよし、スキルを放つもよし。
唯、放てるのは1撃のみなのでよく考えて攻撃して下さいね。
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「変な言い回しだな。好きなスイカ・・・ねぇ。」
運営が何を言いたいのかよく考える。
「イベント終了まで残り10分です。」
運営の言いたい事をよく考える。
「NO.0のスイカが破壊されました。」
お、あの巨大スイカ遂に破壊されたか。じゃなくて、運営の言いたい事をよく考える。
「NO.300が破壊されました。」
「アナウンス煩せえ!!」
タイミングよく集中を乱して来るアナウンスに対して怒鳴る。
そして、「イライラ」しながらまた運営の意図を考える。
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「イベント終了まで残り3分です。」
そのアナウンスと同時に運営の考えが分かった。
「どんな攻撃でも1撃は1撃だもんな。」
俺は1つ1つのスイカに向けて指で空中に矢印を描いて行く。
最終的に52本の矢印を描き終えた。1つのスイカに付き矢印2本だ。
「イベント終了まで残り1分です。」
「最後に全部の矢印の後ろを繋いで・・・っと。よし、【デッド・レイン・アロー】!!」
魔術を発動する。空中に描かれた黒い矢印が漆黒の矢と成ってスイカを貫く。
それと同時に転移が行われた。
「また、転移か!」
噴水の前で声を張り上げた俺に視線が集まった。
だが俺はそんな事を気にせず直ぐに視界の端のウィンドウを確認する。
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破壊スイカ一覧
NO.1……オリジナル武器進呈
NO.11……黒魔術の魔術書
NO.14……氷魔術の魔術書
NO.18……風の魔法書
NO.26……奇術師の帽子
NO.38……偽りの指輪「名:1文字」
NO.39……偽りの指輪「姿:目」
NO.40……偽りの指輪「姿:髪」
NO.43……偽りの指輪「姿:目」
NO.66……紅蜜
NO.76……魔石(大)
NO.87……魔石(中)×3
NO.112……玉鉄甲
NO.132……MPポーション
NO.145……胆石×10
NO.162……回復丸×3
NO.169……エンチャント・ポーション
NO.170……魔石(小)
NO.172……回復丸
NO.181……光の鉱石×3
NO.195……禍々しいキノコ
NO.196……毒々しいキノコ
NO.202……大きな白リボン
NO.221……MP回復薬×3
NO.234……回復薬×3
NO.249……杉の木材
NO.255……10,000G
NO.260……10,000G
NO.272……風見草の種
NO.277……碧苔草の種
NO.286……薬草の種
NO.294……スイカの種×2
NO.297……スイカの種
NO.298……スイカの種
残存スイカ一覧はこちら←
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「よし!!」
目論見通り全てのスイカは破壊された。ミッション達成だ。―――っと、そろそろ、視線が痛くなってきたぞ・・・
脳内でくだらないやり取りをしながら周囲を見回す。そこにイベント終了10秒前のアナウンスが入った。
「イベント終了まで残り、10........9.........8.........7..........6.........5..........4.........3.......2..........1.........0」
俺の意識は転移の影響で遠くなっていった。
「たっ――っはー!」
気が付くと噴水の前だった。まあ、それは良い。だが、転移前に起こった出来事に幾つかツッコませて欲しかった。
まず、1つ目。砂漠の方で巨大な砂嵐が3つ巻き起こっていた事に。
次に、2つ目。砂漠の砂嵐の1つを誰かが剣で切り裂いていた事に。
3つ目。城に巨大な雷雲が重なったかと思った瞬間、特大の雷が落ちた事に。
4つ目。地割れで城が真二つに割れて陥落した事に。
最後に5つ目。森の奥から目が痛くなるほどの光が差し込み、地面から尖った岩が獲物(スイカ・モンスター・プレイヤー等々)を滅多刺しにして打ち上げた事について。
「5つ目、ミカヅキじゃねえか・・・」
「ん?お兄ちゃん何か言った?」
「ああ、ミカヅキか・・・気にするな。」
「分かったー!!」
5つの災厄の内1つを引き起こした張本人を横目で睨みながら。俺は大きな溜め息を吐いたのだった。




