LMKW64
クッソ!夏休みの方が忙しいって何だよ!!
作者の、心からの文句だった・・・
と言う事で前日や前々日(ry の未更新申し訳ありませんでしたァァァあああああ!!
言い訳の仕様も有りません。言い訳しましたが・・・
[8日目]
俺は轟のチームワークの無さに絶句していた。
場合に寄ったらミカヅキより酷い・・・は言いすぎたけどユウ並にチームワークが無い。……終わったら摩耶を問い詰めるか。
「ところでユキ君。僕にはこの扉開けられそうに無いんで、斬り開けて貰って良いですか?」
「ハァ・・・」
俺は溜め息を吐きながら、魔法剣1を肩に担ぐ様に構える。そして、その体勢まま、魔法剣1を振り下ろす。
「見事な袈裟切りですね。」
「あー、そうですか。」
適当な返事を返しながら隠し部屋の中に踏み入れる。
隠し部屋なので当然だが、部屋の中は暗い。取り敢えずフラッシュを使って視界を確保する。
「摩耶の言ってた通りユキ君は本当に便利な魔法が沢山使えるんですね。」
「ハァ・・・」
轟にまでそんなふうに思われてたのは心外だな・・・摩耶に問いださなければいけない事が増えたな。
「何度も言うが俺は一家に一台じゃないぞ。」
「アハハ、面白い例えですね。」
「そうかぁ?」
少し精神的に参ってきた気がする。
轟とはテンションが噛み合わないな。今後は近寄らないように気を付けるか。
そんな事を考えながら、もう1つ光りの玉を追加する。
それによって、部屋の様子が確認できた。部屋は中央に転移ポータル。壁際には幾つかの絵画が飾られている。床は大理石みたいな感じだ。天井には何も無い。ただ真っ白なだけ。
「普通に考えて入れって事だよな。」
「まあ、そうでしょうね。」
「怪しすぎないか?」
「そうですね。」
「異常は?」
「無いですね。」
「そうか。」
「そうですね。」
割り切って業務的なやり取りに準じる。正直、常にこんな感じでいてくれたら助かるんだがな。
「じゃあ、行きますか。」
「そう、だな。」
「レッツゴーですね。」
「別に言い直す必要無くないか。」
「む、意外に細かいですね。」
「ハァ・・・」
おっと、溜め息ばっかり吐いてると露骨に面倒くさがってるみたいで悪いしな。けど所詮、トドだしな・・・
モチベーションが上がらない。隣がフェイだったら良かったのに。
「露骨に嫌そうな眼をしないで貰えませんか!?」
「してない、してない。」
「適当だな!!」
軽いやり取りをしながら轟がポータルの中に入って行った。
・・・この先にスイカが無かったら轟見捨てて引き返すんだけどな。
「ハァ、仕方無い。行くか。」
覚悟を決めて、俺はポータルに入った。
「お、ユキ君、来ましたね。」
「ああ、そうだな。来ちまったなぁ。」
そう言いながら遠くを見る。
「その感傷の浸り方は酷くないですか!?」
「もう、その感じ聞き飽きたな・・・」
「やっぱ、摩耶の幼馴染だな!?」
「ハァ・・・」
騒ぐ轟を放置して周囲を見る。周囲は中央のポータルが無い事以外は隠し部屋と同じだ。壁際には幾つかの絵画が飾られていて。床は大理石みたいな感じ。天井には何も無く、ただ真っ白なだけ。
状況を推測するに、
「罠・・・か。」
「まあ、罠でしょうね。」
「やっぱ、トドだけ放置しておけば良かったか・・・」
「いま、何か聞き捨て成らない言葉が有りませんでしたか!?」
「気の所為だろ。」
「本当に、摩耶の幼馴ッ!」
ふざけていると、行き成り轟の足元の床が砕けた。
俺は急な後方からの攻撃に咄嗟に振り向くと、そこには弓を持った骸骨がいた。
モンスターのLVは 60 で、名前は夏スケルトン。予想通りと言えば予想通りなネーミングだ。
「俺が前衛でお前が後衛か・・・」
「そうですね。」
「ゆっくりしたいからお前が前衛やってくれないか?」
「無理だよ!!」
「そうかよ、っと!【爆裂】!」
弓矢を回避しながら軽く反撃する。
立て続けに連射される矢を掻い潜りながら魔法で反撃する。普段なら、迷わず転移で消えた焔翔を使うのだが、部屋が狭いのでその選択肢は却下だ。
そうなると取れる選択肢は少なく、魔法で削るか、剣で物理的に削るかの2択しかない。
「どっちにするか・・・」
「ユキ君!ちゃんと攻撃してください!!」
偶に攻撃するのが手一杯の轟が攻撃の参加を要求して来るが耳に入ってこない。
そのまま数秒間を回避と思考に回し。恐らく有効な可能性に辿り着いた。
「【ウィンドシュレッド】!!」
魔法を発動し、飛んで来る矢を風の刃で斬り落とすイメージをする。
その結果、連続して飛んで来た3本の矢が半ばから折れて床に落ちた。
「よし!」
「何したんですか?」
「企業秘密。と言うか魔法だな。」
その後も連続して飛んで来続ける矢を全て切り落としながら、スケルトンの背骨や肋骨を砕き切るイメージをする。
そのイメージに連動して風の刃がスケルトンを穿ち、HPゲージを 0 にした。
「案外弱かったな。」
「いえいえ、あなたが化け物なだけでしょう。」
「その化け物に殴られたいのか?」
戦闘前の事をまだ根に持っていたのか皮肉を言ってくる轟に、皮肉で返しながら周囲を警戒する。
カタカタカタ・・・
「何処だ・・・」
「静かにして下さい。」
「「―――」」
2人して黙り、音の発生源を探る。
カタカタカタ・・・カタカタカタ・・・
狭い部屋な所為で音が反響して場所が特定出来そうにない。それでも俺達は、音の成り所を探す。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・
謎の焦燥感に駆られながら、何度も何度も周囲を見渡す。そして気が付いた。
気が付かない程に足元に近付いていた『死音』に。
「なぁ!?」
足元に転がっていた骸骨の両目から、俺と轟目掛けて2匹の小さなネズミが飛び出した。
俺が気が付いた時には、既に足首を噛まれていて、鋭い痛みが走る。俺はその痛みに反応して足を勢い良く振った。
そして、足から剥がされて白い壁まで勢い良く吹き飛んだネズミは壁に当たって即死する。
「ふぅ。」
急の事で驚いたが、対したダメージは無かったことに安心した。
「あ・・・レ?」
そして、いきなり襲って来た体の倦怠感に立っている事も出来なくなった。
「何ぃ・・・が!?」
動かなくなった体に焦っていると視界の右上に在る簡易ステータスのHPが 826 から、 0 に成った。




