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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
イベント『夏休みスイカ割り大会編』
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LMKW62

[8日目]


「ユキさんなの!」

「ああ、リーアか。」

「所でココが何処か分かるのですー?」

「・・・」

「分かるのですー?」


 何故、2度聞く。黙ってる時点で答えは分かるだろ・・・


「ハァ、俺も迷ったんだよ。」

「そうなのですか・・・」

「それじゃあな。」

「ちょ、ちょっと待って欲しいの!!」

「ん?」

「一緒に行きたいの!」


 別に道案内できる訳でも無いのに頼られても困るんだがな。

 さすがにLVが 30 や 40 とかだったら助けるけど、こいつ地味に 82 有るからな。


「ハッキリ言って面倒なんだが・・・」

「一緒に行きたいの!」


 ・・・逃げるか。


「じゃ!」

「待つの!!一緒に行きたいの!」


 空中に逃げようとしたら、右足を掴まれてしまった。クッ!此奴離れねぇ!

 右足をブラブラ揺らしたり、その場でバク中してもリーアが離れない。

 最後の方にはキリモミ回転で地面すれすれまで急降下などをしていたのだがリーアは一向に離れなかった。

 それどころか、途中から「わーー!!」「キャーー!!」とジェットコースター気分。やってられない。


「ああ、もう、分かったから離せ!」

「ハイなの!」


 まだ、疑っているのか、パーティー申請まで送って来た。俺は渋々、了承した。


「それじゃあ、ユキさん!レッツ・ゴーなの!!」


 そう言って、俺に抱き着いて来る。

 コレが目的か・・・

 俺はリーアに良いように足として使われるのだった。




 10分後、俺達はさらに迷っていた。

 今はもう1度、焔翔ひしょうを掛け直している所だ。

 因みに、一切他のプレイヤーと出会っていない。


「ユキさん、腕が疲れたのです・・・」

「知るか。」

「ユキさんが冷たいの。」

「ほら、焔翔ひしょう掛け直し終わったから行くぞ。」

「了解なのー」


 また文句を言われたら面倒くさいので、今度は俺が抱える。

 そこからさらに5分間飛び回って俺達は開けた場所に出た。


 「NO.16とNO.123のスイカが破壊されました。」


 そしてそこで、俺達はスイカを見つけた。

 スイカのNOは 1 。

 5m程の足の生えたスイカが蔦をくねらせて生えていた。


「キモッ・・・」

「生理的嫌悪を覚えるの・・・」


 見てみないと伝わらないだろうが、動くスイカって思った以上にキモい。人間ポイ生足なのがキモさを倍増させていた。


「リーア、さっさと倒すぞ。」

「了解なの。」


 強大な敵を得た事で、2人の気持ちが重なった気がした。


「グぐ・・ギ・・・ギャ?」


 スイカが喋った。驚きはしないけど此処まで行くと怖い。ホラーものに出て来る人食いスイカ的なのに見えて来た。


「こっちに来ないで!!【分裂弾ディビド・ブレッド】なの!!」

「聖なる光の矢よ、歌え、踊れ、舞え。【ライト・シング・アロー】!!粉々に砕け散れ!!」


 俺がスイカに手を翳すと同時に後方から何十本もの光の矢が放たれる。

 分裂弾ディビド・ブレッド、ライト・シング・アロー共に全弾が着弾した。

 スイカに攻撃を当てた所から赤い汁が飛び出す。


「一々気持ち悪い!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!」

「・・・・・【チャージショット】なの!」


 俺が攻撃してきた蔦を破壊している間にリーアがチャージを終えたらしい。

 リーアがチャージスキルを撃ち放った。


「数多いな、【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!」

「【ストライクショット】なのです!」


 俺は蔦を迎撃しながら魔法剣1で魔術陣を描く。

 魔術陣は渦巻きを横並びに3つ並べた模様だ。


「リーア下がれ!」

「了解なの!」

「【ハリケーン・ファイヤー】!!」


 魔術陣の光が消えて焔の竜巻が発生する。

 そして、焔の竜巻が視界一杯に広がる蔦を焼き尽くす。


「ゴギュギャ・・・・・ギャガヤガyガッヤアアアヤアヤッヤyyyyyy」


 炎が収まった瞬間スイカの大声が鳴り響いた。

 いや、まあ、スイカが鳴くって変なんだけどさ。


「キャア!」


 俺は後ろからの叫び声に振り替える。

 リーアが蔦に宙吊りにされていた。


「怒ったの!!【レーザーソード】なの!!」


 リーアが持つ両手の銃から白い1m程の光の剣が現れる。

 そして、両足に絡みついた蔦を切り払い、スイカに突撃する。


「てりゃ、てりゃ、てりゃ、てりゃ、てりゃ、てりゃー!!【チャージショット】なの!」


 切ったり撃ったりしながらリーアは連撃を行う。


「グギャァァァアアアア!!」


 スイカの唸り声と共にリーアが吹き飛ばされる。

 翼の加速も合わせて先回りし、俺はリーアを受け止めた。


「痛かったの・・・助かったの。」


 と言うかこれだけ攻撃してまだHPが9割残ってるって如何なんだ・・・

 げんなりしながら俺達は遠距離攻撃でHPを削って行く事にした。




 あれから20分が経った。スイカのHPは残り2割まで減らした。

 途中MPが切れたり、焔翔ひしょうが切れたり、スイカの蔦が復活したり、他にもリーアが倒れたので急いで蘇生薬(小)を頭から掛けたりと大変だった。

 長かったが、もうラストスパートだ。此処からは俺の持てる最大火力で押し切る。


「リーア!ラスト決めるぞ!」

「ハイなの!!」


 リーアは2つの拳銃を地面に投げ捨てイベントリからロケットランチャー?の様な銃を取り出した。

 俺も魔法剣1を鞘に仕舞い腰のナイフを4本と引き抜いた。


「奥義!【最終兵器リーサルウェポン最大火力フル射撃ショット】なの!!」

「【バジリオンボルト】!【バジリオンボルト】!【バジリオンボルト】!!」


 俺は爆裂を4重付加したナイフ4本とバジリオンボルト3発をスイカに撃ち込んだ。

 そして、リーアはロケットランチャーから巨大な弾を撃った。

 俺とリーアの攻撃が同時に着弾しスイカが砕け散った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・30,000 EXP+8,400 EXP 1/1


「ドロップアイテム」

・無し 


※ 「迷いの森のスイカ」をクリアしました。30秒後、通常の道に転移します。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 迷ったんじゃ無くてイベントの影響で別マップに転移させられてたのか。


「良かったな、リーア。これで、帰れるぞ!?」

「怖いのです、怖いのです、怖いのです、怖いのです、怖いのです、・・・・・」


 ウィンドウから目を離してリーアの方を向くと、リーアが蹲って「怖いのです、」と、壊れたレコードの様に繰り返していた。

 何がだ・・・


・・・・・


 そして、PVP大会でリーアをボッコボッコにした時の事を思い出した。


 すみません。お盆の用事で2日間更新休止します。

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