LMKW60
[8日目]
げ、完全に出遅れたな。急ぐか。
「焔よ来い【焔翔】!焔よ来い【焔翔】!!焔よ来い【焔翔】!!!焔よ来い【焔翔】!!!!」
現在の遅れを取り戻す為に4重で焔翔を展開した。
俺は左手で魔法剣を腰の鞘から抜き、右手でイベントリを操作して異蛇双頭 2式を取り出す。因みに異蛇双頭 2式は研いで耐久値を満タンにしてある。鍛冶師万歳だな。
さて、何処に向かうか・・・
1.正面の森
2.右方向の砂漠(砂浜)
3.左方向の城
4.真後ろの100mはある巨大スイカ(NO.0)
4は論外だな。強プレイヤーっぽい連中が集まって総攻撃掛けてるけど全然HPゲージ減って無いし。と言うかタチが悪いな・・・下からじゃ絶対に見えない場所にHPゲージ設定してるしな。
1の森海は、レアアイテムがすぐに見つかりそうでは無いな。3の城もそうだから、2だな。
砂漠をある程度荒らした後に、森、城、そして最後まで残ってたら4の巨大スイカだな。
「よし、行くか。」
俺は1度、翼に意識を集中して砂漠に向かって飛んだ。ついでにMPも回復した。
MPポーションを飲みながら飛んでいると、10秒程で先頭に居たプレイヤーを追い抜いたと思う。
先頭に居たユウらしき奴から「げ、汚ねぇ!」と言う声が聞こえたが魔法を使っただけだ俺は悪くは無い。文句は運営の方にお願いしますって奴だな。
先頭集団をかなり引き離した後、俺は手当たり次第に見つけたスイカを爆破する。ただ、見つかるのはNO.が3桁越えのスイカばかりだ。
おっ!ウィンドウが開いた。
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破壊スイカ一覧
NO.132……MPポーション
NO.169……エンチャント・ポーション
NO.172……回復丸
NO.234……回復薬×3
NO.255……10,000G
NO.286……薬草の種
NO.294……スイカの種
残存スイカ一覧はこちら←
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個人的にNO.294のスイカの種が一番嬉しいのは何故だろうか・・・
後、残存スイカ一覧って何?
取り敢えず押してみる。
すると別のウィンドウが開いた。っと、スイカ発見。
「【爆裂】!」
ん?割れて無い?
「【爆裂】!【爆裂】!」
硬いな。えっと、NO.18・・・きたー!!
「【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!」
コレだけやってHPがまだ8割残っている。
これ割れるのか・・・
地道に3分掛けて割った。
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破壊スイカ一覧
NO.18……風の魔法書
NO.132……MPポーション
NO.169……エンチャント・ポーション
NO.172……回復丸
NO.234……回復薬×3
NO.255……10,000G
NO.286……薬草の種
NO.294……スイカの種
残存スイカ一覧はこちら←
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ん?この2つのウィンドウずっと開いてるのか。
邪魔なので2つ共、縮めて視界の端に置いた。
「NO.4とNO.18のスイカが破壊されました。」
レアなスイカだとアナウンスが入るのか。NO.4も割った奴がいるのか。1桁が1つ減った・・・
「NO.222のスイカが破壊されました。」
立て続けに来たな。急いで次のを探すか。
そんな事を考えながらMPの回復が終わった。
さっきやって分かったが全速力で飛んでる時にポーションを飲むと物凄く、吐きそうになる。と言う事で最低限、MPの回復の時位は止まる事にした。
スイカ探しを再開した。
「あれ・・・か?」
渦を巻いている砂地獄?の様な現象が起こっていて、その中心に緑と黒のスイカが見えた。
上から近付いて確認する。
「って、危ね!」
スイカから立て続けに砂が飛んで来た。
早く壊して離脱するか。
「【爆裂】!」
砂地獄の中心が爆発し、砂煙が巻き起こった。
その後、スイカを破壊したからか、砂の流れが止まった。
そして、何故かウィンドウが開いた。
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戦闘終了
「撃破ボーナス」
・100 EXP+30 EXP 1/1
「ドロップアイテム」
・強靭な顎 (スイカカラー)
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後で分かった事だが夏アリジゴクと言うモンスターだった。
LVは18~22で、このイベント限定のモンスターだ。
他にも夏アント、夏サソリなどがいた。
よし、次に行くか。
俺は夏アリジゴクを倒した所から、海の方向目掛けて飛んだ。
少し飛んだ所でスイカを見つけた。
「【爆裂】!」
ちょっと硬いな。
「【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!」
5発目でスイカが割れた。微妙に硬かったな。
えっとNO.43で、杖の技書か。はずれだな。剣の技書が良かった。
「NO.7とNO.8のスイカが破壊されました。」
「急ぐか。お、またまたスイカ発見!」
少し高く飛んだタイミングで少し離れた位置に見るからに硬そうなスイカを見つけた。
早速、俺はスイカに向かって飛んで行く。
「バーン!【ブーストファイヤー】!!【ウェーブソード】!!」
「んな!?」
俺の頭上から衝撃波と火の玉の攻撃が降って来た。咄嗟に身を翻して避けたが追尾型の火の玉が追って飛んで来る。
俺は十字架を剣で描き、その先を全て矢印の様にする。つまり、ゲームの十字キーの様な魔術陣を描いた。
「【アイスランス】!」
魔術陣が光って消え、代わりに4本の氷の槍が出現する。術との氷の槍が火の玉に突き当り相殺した。
そして、俺に攻撃を放って来た奴を睨んで叫ぶ。
「おい、ユウ!何の真似だ!」
「あれを先に見つけたのは俺だ。」
「な!?ふざけんな!【爆裂】!!」
「グオオオオ!!」
俺は頭上でバーンに乗ってふんぞり返っているユウ目掛けて爆裂を放った。
・・・・・
な!?爆発しない!?
魔法無効化か、詠唱阻害か・・・多分、何かやったのはバーンだな。
「バーン、良くやったな。ユキ、お前飛んで先に行くとか汚ぇぞ。」
「ドラゴンに乗って上からスキル放って来る奴には言われたくない。」
「プックク・・・ハハハハハ!!!ああ、だよな。」
「兎に角、あのスイカは俺のだ。」
「PVP大会のリベンジってか?」
出たよ、嫌な笑い方。それでも、まあ、折角だし、リベンジするか。
「ああ、行くぞ!」
「よし来い!バーンしっかり避けろよ。」
ユウのLVは78、バーンのLVは53。LVでは勝ってるけど2対1か。
「清水、神水、聖水、疎は純なる氷を産み出す素材なり【氷槍】!【氷槍】を異蛇双頭 2式に付加!!【氷結剣】!!!」
「バーン!【ヒート・エンチャント】!!」
「グオオオオオオオオ!グギャアアアアア!!グルウウルルウウ!!」
「【ウォーターブラスト】!【ウォーターブラスト】を魔法剣1に付加!!【水流剣】!!!」
ユウとの本気の勝負が始まった。




