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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『PVP大会編』
57/96

LMKW52

 150,000文字達成!

 ユニーク10,000PV突破!!

 100,000PV達成!!!

[7日目]


「お兄ちゃん・・・お腹減った~!!」

「は?」

「何か頂戴ー。」

「ハァ・・・」


 俺はため息を吐きながら、イベントリからマシュマロを取り出した。何時の間にかマシュマロの数も減って来たな。また今度、乱獲しようかな?

 そんな事を考えながら皆の分のマシュマロも出す。取り敢えず、死に戻りして帰って来てない3人は後で良いか。


「お兄ちゃん、おかわり!!」

「はいはい。」

「お兄ちゃん、ハイは一回だよ!」

「分かった分かった。」


 珍しく言い返されたな。こんな会話をしながら再びイベントリからマシュマロを取り出す。残り15個か。一瞬で無くなりそうだな。

 俺もマシュマロを摘まみながらイベントリの整理をしていく。


「ユキさん........ありがとう.........ございました。」

「ん。」

「あと...........ギルシュヴェルグ.......余ってません...........か?」

「えっと・・・・・・無いな。」


 俺はフェイに言われてイベントリを名前順に並べ替えてギ行を確認した。うん、無いな。今度から多めに作るか・・・

 アレは作業中に並行して作れるから楽だしな。


・・・・・


 アレ?ギルシュヴェルグって、PVPで使うの有りなのか?

 俺が魔法で邪魔した事に成るんじゃ?


・・・・・


 まあ、良いか。考えない様にしよう。皆他人が作った武器使ってるんだし。


「次の........試合頑張って.........」

「ん。」


 次の試合はキガだったけ?

 前の試合で見せた謎のスキルが有るから倒しても油断しない様にしないとな。


 そんな事を考えながらイベントリを整理していると、何時の間にか10分経っていたらしい。やば、全然準備できてないって。

 ん?それで、何を準備するんだっけ?ああ、油断しない様に仕様にだっけか。


「おい、ユキ早く来い~!」

「ん。ちょっと待ってくれ~。」

「急げよ~!」

「分かった~!」


 俺はすぐに剣を持ってフィールドに向かった。





「よし、来たな。んじゃ、た、んん!!・・・キガ対ユキ、試合開始!!」」


 また間違えたな。俺とかミカヅキは間違えないのに何でだ?

 っと、突っ込んで来たな。


「【ライトニング・ジャベリン】!!」


 キガが走りながら槍を投げてくる。

 危ないな。


ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!!」


 俺は何本も飛んでくる光の槍をバックステップで避けながら、焔翔ひしょうを発動する。


「逃がすか!【ハイパー・ライトニング・ジャベリン】!!」

「ッチ!!」


 空に移動しようとした瞬間にライトニングジャベリンの2倍位の速度で光の槍が飛んで来た。その光の槍が焔の翼の右翼を貫いた。

 焔翔ひしょうが解けた事で思わず舌打ちしてしまったが、それも仕方ないと思う。今、かなり状況が悪い。空中に逃げるつもりだったので気にしていなかったが、ドンドン壁際に寄せられていっている。


「【バジリオンボルト】!【ダークビジョン】!!」

「んな!?」


 バジリオンボルトは外したが、ダークビジョンの効果で状態異常が発生したらしい。付いているのは「暗闇」「幻聴」「酩酊」だ。この魔法、便利だけどクールタイムが5分も有るのが痛いな。


「どこだ!出て来い!!くそ!そこか!」


 唐突にキガが武器を振り回し始めた。

 そして、地面に倒れた。キガは無我夢中に横たわったまま槍を振り回している。


「どこだ!【ライトニング・ジャベリン】!!」


 って、危ね!!

 まぐれで光の槍が飛んで来た。恐いな、色んな意味で。

 よし、倒すか。


「【爆裂】!【バジリオンボルト】!【爆裂】!!【バジリオンボルト】!!」

「ぐああああああああああああああ!!!!」


 2回戦、何とも酷い倒し方で俺はキガに勝利した。




 今は、ユウと摩耶が戦っている。

 見た所、ユウが若干優勢だ。しかも、1回戦で見せた制限解放リミット・バーストはまだ使っていない。

 次、戦う可能性の有る俺としてはもう1度見ておきたいんだけどな。


「喰らえ!【ラインストライク】!」

「光の精霊よ、我、呼びかけに応えよ【ハイ・ヒーリング】!!」


 ユウが片手でロングブレードを真一文字に振るう。

 ユウの攻撃を摩耶はすれすれで回避しながら継続回復の魔法を発動する。何だかんだ言って、摩耶もかなりやり込んでるよな。普通あんなにギリギリで避け続けられないって。


「【エルブリット】!!【ショックバース】!!」

「くっ!【ラインストライク】!!」


 ユウは攻撃を全て盾で弾きながら摩耶目掛けて突進する。回避はしない。

 その後は前半と打って変わって徐々に摩耶が優勢に成って行った。やっぱり回復魔法は強いな。


 気が付くとユウのHPは4割、摩耶のHPは8割で今も回復し続けていた。完全に形勢が逆転していた。さて、摩耶が上がって来た場合は如何いう攻め方を使用か……


「まだ、負けてねぇ!!【制限解除リミットバースト】!!【調教鞭テイム・ウィップ】!!」


 お!使ったな。

 予想通りユウのスピードが格段に上がった。それに合わせて摩耶の回避も少しずつ失敗し始めた。


「っっ!!ユウ君やるね!なら、【仲間付加パーティーエンチャント・MATK・SPD】!!」


 摩耶も通常は仲間全員に掛ける時に使う仲間付加を追加して応戦しだした。ハイレベルだな。

 摩耶はライトフォースで更に防御力を上げながらユウのHPを削っている。

 ただ、ユウも空中に光の盾が置かれて防御されるのを読んでいた様で、調教鞭でロングブレードを曲げながら戦っている。盾で防いだと思ってもそこを支点に曲がるのか・・・嫌な攻撃だな。


「【シャスティファル・ソード】!!」

「!? きゃあ!!」


 驚異的なスピードでロングブレードが振られ、空中に出現した光の盾を破壊した。そのままロングブレードは摩耶目掛けて振られた。

 だが、頭に当たって即死と思われた攻撃を摩耶は右手を犠牲にして止めていた。


「【エル・ブリット】!」


 スキル発動の後の一瞬の硬直を摩耶は的確に風の弾丸で撃ち抜く。


「はあああぁぁぁああああ!!!【シールドバースト:攻】!!」


 スキルの硬直は在った。ただ、その硬直の後のユウの防御はあり得ない速さだった。ユウは迫って来た風の弾丸をしっかり盾で受け止めたのだ。

 そして、受け切った体制から摩耶に弾丸の様な速度でシールドバッシュを打ち込んだ。

 摩耶のHPは0に成った。


「勝者、ユウ。」


 俺の3回戦の相手はユウに決まった。次の試合はミカヅキ対ヨミナか。

 書き溜め早くも0ですね・・・

 それと、キャラクター紹介1の方にユキ・ミカヅキ・摩耶・ユウのイメージ画像がアップしてあります。良ければ見てみてください。

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