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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『PVP大会編』
56/96

LMKW51

 総合評価500P越えました~!!

 少し、文章の書き方を後半変えています。

[7日目]

 「GAME START」

 俺は昼食を済ませた後、ログインした。

 早速、1の町のポータルから闘技場に移動した。





「ユキ来たか、後はリアーノにフェイちゃん、摩耶さん、ミカヅキちゃん、ヨミナちゃんか。あ、ミカヅキちゃん来たな。」

「ヤッホー、お兄ちゃ~ん!!」

「グハっっっ!!!」


 ミカヅキの抱き着き・・・否、頭突きを諸に腹に食らった。HPが8割削られた。うん、次に喰らったら死ぬな。うん、俺は何時まで生きてられるんだろうか・・・


「ユキさん.......大丈夫?」

「っっ・・・多分。」


 フェイがHP回復薬の1つ上位に位置する、ポーションを2つ取り出してしてくれる。それを飲むと、少ししてHPが全回復した。


 ふぅ。俺はため息を吐きながら口元を拭う。甘い桃味だった。


「おい、ミカヅキ。取り敢えず離れろ。重い。」

「お兄ちゃん!女の子に対してそれは如何かと思うよ~」


 俺は「ジトッ」と半眼でミカヅキを睨み続ける。

 30秒ほどすると、


「ううっ・・・お兄ちゃんそんな目で見ないで!!」


 そう言いながら、やっと膝の上から降りた。因みにミカヅキは言うほど重くなかった。

 そんなやり取りをしていると、全員が揃ったようだ。


「んじゃ、再開するか。次はミカヅキちゃんとフェイちゃんだったっけ?」

「ハイ、そうですよ。ユウさん。」

「んじゃ、それ以外は外に出てくれ~」

「ん~」

「了解~」

「はいー」

「はーい。」


 皆、口々に叫びながら端に向かった。

 そして、何ともアットホームな雰囲気で戦闘は始まった。





「行きます..........」

「行くよ!!」


 フェイは何時も通り相手の周囲を回りながら投げナイフで牽制する戦い方だ。

 対してミカヅキは、追いかけながら投げナイフを斧で防いでいる。


「ちょこまか、ちょこまかとおぉぉ!」


 少しした後、ミカヅキは早くも怒って斧を振り回し始めた。

 

「【ウォルバライカ30】.......!!」

「【ホーリーレイ】!!」


 フェイは短剣を空中に配置して行く。

 ミカヅキは右手で斧を持ち、左手をフェイに向ける。ミカヅキの発動と共に左手から光のレーザーが放たれる。


「クゥっ........」


 フェイの反応が少し遅れた。右足が魔法で貫かれた。


「隙あり!!【大斧投げ】!!」


 ミカヅキが振りかぶり斧を投げた・・・

 そしてフェイは斧を真正面から受けた。

 大きな金属音がして砂埃が舞い上がった。


「やったー!」


 ミカヅキが両手を上げて喜んだ。だが、砂埃の中からナイフが幾つか飛んだ。ギルシュヴェルグシリーズだと思う。


「アウッッ!!」


 ミカヅキに6本のナイフが突き刺さった。いや、4本のナイフが突き刺さった。2本は貫通した。

 ミカヅキのHPが約8割まで減った。残りのHPはフェイが1割、ミカヅキが2割だ。そして、フェイは右足が、ミカヅキはウィンドシュレッドを付加したギルシュヴェルグで貫かれた左手、腹部、あと両足が焔翔ひしょうによる火傷で使い物に成らなくなっている。

 そして、ミカヅキが倒れている所に、砂埃の中からフェイが突っ込んで来た。


「止め.......!!【クリティカルブレイク】..............!!」


 フェイはミカヅキにナイフを振り上げ・・・・・倒れた。


・・・・・


え?


 よく見るとミカヅキの右手から光の剣?が出ていた。

 フェイはミカヅキの魔法ホーリーレイ:ソードのダメージでフェイは倒れたのだった。


「勝者、ミカヅキ。」


 フェイとミカヅキの第5回戦はミカヅキの勝利で終わった。





「お兄ちゃ~ん!!勝ったよ!私、勝ったよ~!!」

「そ、そうか。」


 今、俺はミカヅキの頭突きを避けた所だった。

 その後、ミカヅキは俺の膝の上に座り、摩耶とアルファにヒールして貰っている。


 そして、中央のフィールドでは、ヨミナとリオンの戦いが繰り広げられている。

 ヨミナは距離を取りながら、杖で魔法陣を描いている。

 それに対し、リオンはパックラーと片手剣の装備だ。ヨミナに魔術を使わせない様に細かい攻撃で攻めて魔法陣を失敗ファンブルさせている。

 絵だけ見ると完全にロリコン暴漢と幼気な魔法少女の図だ。

 いっその事、本当に牢屋に入ってくれたりしないかなぁ~


 っと、まあ冗談(6割は本気)は置いておいて、一方的にヨミナがダメージを与えられ続けている感じだ。思った以上に魔術師は壁役がいないとキツイ職業らしい。


「お兄ちゃん、アレ犯罪者の図だよね。」

「そうだな。」

「やっぱり?」

「ん。あと、膝から降りろ。」


 俺は膝からミカヅキをずり落とした。いつの間にか回復は終わっていたらしい。

 俺が見た時、丁度ヨミナが剣の攻撃で吹き飛ばされた。かなりの距離を吹き飛んだ。ただ、ダメージはあまり無いらしい。攻撃される瞬間に、後ろにでも跳んだのか?

 真偽は分からないが距離が開いた。それはつまりリオンの負けを意味していた。

 ヨミナは空中に赤色の魔法陣を描き終え発動した。


「喰らって下さい!【大爆炎】!!」


 ヨミナの魔法陣から大きな炎の竜巻が発生した。竜巻よりドラゴンのブレスと言った感じだ。


「ぐああぁぁぁ!!」


 ノックバックが発生してリオンが壁際まで吹き飛ばされた。

 結局、その後はヨミナの一方的な嬲り殺しに終わった。

 リオンがズタボロに遣られて少し満足した。コレを見れただけでも今日は来た意味があったかもしれない。


「勝者、ヨミナ!」





 次の対戦は金髪の双子、リナとリオだ。


「「行くよ!!」」


 2人の戦いはほぼ互角のまま進んだ。途中、片方が少しまさっていたりしたが直ぐに差が詰まった。


「「負けない!!」」

「「【リックル・カット】!!」」


 2人のスキルが打ち合い、黄色い火花が散る。全く同じ動きだった。

 此処まで行くと怖いな・・・

 だが、次の攻撃で決定的な差が付いた。


「【アタック・シフト】!」

「【スピード・シフト】!」


 リナは攻撃力を、リオは速度を上げた。

 その後は細かい攻撃で少しずつ先にダメージが発生する、リオが有利に成って行った。

 因みに何故、先にダメージが発生すると有利かと言うと、相手を怯ませてスキルを無効化できる場合があるからだ。

 最終的に手数の差でリオが勝った。HPの残りは1割以下だ。相当に際どい勝負ったと思う。ただ、見ごたえは抜群だった。


 次の試合はルュミ対轟だった。

 ルュミは魔法使いで轟は弓使いだ。定石通りに遠距離戦に成るかと思ったが、意外にも近距離戦になった。

 ルュミの方が積極的に近づいて行ったのだ。

 理由は単純で魔法より弓の方が射程が長いらしい。

 ルュミは結局、回復魔法とショックボム、インパクトの3種類の魔法だけで轟に勝利した。

 本当に末、恐ろしい子だと思う。


 こうして初戦は終わった。そして10分間の休憩を挟んで第2回戦の開始だ。


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