LMKW47
ブックマーク200件突破!!
[7日目]
確かに見やすくなったと思う。ただ………長すぎだろ!!ウィンドウをスライドしたのなんか掲示板の時以来だよ!全く・・・
心の中でそんなツッコミをしながら、俺は新しく覚えた魔法の説明書きを見て行く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・フラッシュ……光属性の支援魔法。下級魔法。光の弾を空中に出現させて周囲を照らす。殺傷性は無い。
消費MP……10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
攻撃魔法じゃ無いのかよ!!待ちに待った光属性の魔法。だが残念、攻撃魔法じゃありませんでした・・・運営の悪意を感じた気がする。
落ち込んでいても仕方が無いので次の魔法を確認する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ダークビジョン……闇属性の状態異常魔法。上級魔法。認識魔法。意思反映魔法。クールタイム有り。相手に複数の状態異常を与える。主に与えるのは「暗闇」「幻惑」「幻聴」「混乱」「疑惑」「酩酊」「衰退」「不安」の8種類。使い慣れれば相手に狙った状態異常のみを与える事が出来るようになる。
消費MP……30
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第一に思った事だがこの魔法。酷い。本当に酷い。そして酷い。
使い用によっては仲間割れなどが簡単に起こせてしまう。唯一の救いは身体的な影響が出るのが衰退だけの所だろう。まあ、それでもかなり酷い魔法では有るのだが・・・
よし次で最後だ。さっきの魔法は場所を弁えて使う様に心がけよう。うん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ブラックルーム……闇属性と時空属性の混合魔法。主体が闇属性で補助が時空属性の魔法。上級魔法。範囲魔法。座標指定魔法。視界の範囲内に5m×5mの暗闇空間を作り出すことが出来る。
消費MP……30
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今一、使い処が分からない魔法だな。まあ、使って行けば有用性は出て来る・・・筈だ。多分。
時間を確認する。現在の時間は6時45分。1度ログアウトしてまた狩りかな。
早速、俺はログアウトした。
「GAME START]
ログアウトした後、俺は適当に食パンにバターを塗って砂糖を塗し焼いて食べた。普通に美味しかった。ミカヅキの分もトースターに入れておいて、「朝ご飯はトースターの中のパンを食べる様に。」と書置きしてログインした。
さて、早速狩りに行くか。あ、MPポーションも買っとかないとな。
俺は買い物を済ませ、2の町への街道に向かった。
いきなりだが俺は3の町への街道のボス部屋前にいた。
何故、2の町への街道じゃ無いかと言うと単純にボスが居なかっただけだ。と言う訳で3度目のバーニングドラゴンの討伐。今回はソロで挑戦だ。
よし、行くか。俺は扉を開いた。
「だ、ダメッスよー!!」
出鼻を挫かれた。「誰だよ!」そう思って後ろを振り向くと見た事のあるプレイヤーが居た。れおんだ。
「ボスに1人で挑むなんて無謀ッス!!自殺なんて辞めるべきッスよ!!」
酷ぇ・・・人を自殺願望者みたいに言いやがって。
「あのな。俺は肩慣らしにボスをソロクリアしたいだけなんだよ。ほら、LVだって 73 だ。」
俺はそう言って、恐らくれおんにゲージが見えているであろう場所を指す。
「 73 !?僕だってまだ 46 なんすよ!?」
「それより他の3人は如何した?」
さっきから気に成っていた事を聞くことにした。れおん以外の3人……えっと、皇、マリィ、、、あと誰だっけ?
「3人は死に戻ったッス。PKと遭遇して僕以外全滅したッス。無論PKも全滅したッス。」
「痛み分けか。それで?お前は何でこんな所にいるんだ?」
「3人に先に行って待ってるように言われたッス。」
「ふ~ん。じゃあ、俺そろそろボス狩りに行くわ。」
「だから待つッスよ!!いくらLVが高くてもアレは1人じゃ無理ッス!!如何しても行くって言うなら僕もついて行くッス。」
服の袖を掴んでくる。こいつ・・・面倒くせぇー。
さて、如何するか。連れて行っても確実に足手纏いに成るしな。
・・・・・
まあ、その位で丁度良いか。
「ハァ、良いぞ。じゃあ、パーティー申請送るな。」
「了解ッス。」
ウィンドウを開く。・・・そう言えばパーティーって如何やって組むんだ?
取り敢えず「パーティー」のウィンドウを開くか。
1度、初期ウィンドウを閉じ、パーティー用のウィンドウを開く。「パーティーに所属していません。」うん、知ってる。その文字の下に「パーティーを作成する。」と、ある。まあ、此処だよな。
俺が押したと同時にまたウィンドウが開く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「誰をパーティーに招待しますか。」
・さんじゅっしゃい
・アルファ
・ミカヅキ
・フェイ
・ユウ
・ヨミナ
・ルュミ
・卯月 リナ
・小暮(汗
・咲音 リオン
・影
・轟
・望愛
・葉月 リオ
・摩耶
・矢切切り
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず、フレンド登録からか。急いでフレンド申請を送るとすぐに了承されたらしく。ウィンドウの文字にれおんの名前が追加された。
「れおん」を選択「パーティーに招待する」っと。よしこれで良いのかな?
少ししてれおんがパーティーに参加してきた。如何やら正解だったらしい。さて、ボス狩りだ!!
早速、ボス部屋に入った俺は焔翔を2重で発動させる。それと同時にバーニングドラゴンもアクティブに切り替わった。
「グギャああぁぁぁあああああああああああああ」
耳を塞ぎたくなる程の威嚇声をバーニングドラゴンがする。煩い・・・間違い無く大声選手権に出れば優勝出来るだろう。
「ユキさん来るッスよ。」
「見てるだけで良いよ。」
「そうッスね。やりま・・・え?」
「清水、神水、聖水、疎は純なる氷を産み出す素材なり【氷槍】!!」
俺は産み出した槍を右手で掴む。
・・・・・
冷たッ!右手凍ったし。掴んだ場所から徐々に凍って行き、最終的に肘の手前辺りまで凍った。
前々から出来るとは思ってたけどコレは・・・腕が痛いぞ。まあ、成功したんだよな?
「ちょ、ユキさん!?背中燃えてるッスよ!?あと、手、凍ってるッス!!」
俺は焔翔ですぐにバーニングドラゴンに肉迫する。
「グオオおぉぉぉおおお!!!」
流れざまに槍で横腹を刺す。刺した所から直径約1mが凍る。おお、使えるな。しっかり先端も固まったままだな。何時もみたいに先から潰れてはいない様だ。
さて、次は実験2だ。
れおん君にするか、リーアにするか、非常に迷いました。




