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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『蘇生薬(小)素材収集編』
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LMKW43

[6日目]


「所でだがこんな物、何に使うのだ?」

「蘇生薬の素材.........」

「ほぉ・・・・・出来上がったら分けて欲しいのである。」

「.........なら『呪血石』分けて。」

「良いのである。それで蘇生薬を何時、持って来てくれるのだ?」

「3日後で良い.........?」

「分かったのである。それでは3日後なのである。」


 リグラ・シンはそう言い残して消えた。


 ゴロゴロゴトンゴロゴロ・・・


 俺とフェイは床中に散らばっている呪血石を拾い集めた。普通に渡して行ってくれれば良いのにな。そして今更ながらに思ったのだが、


「フェイ、そう言えば此処って何処?」

「...........」


 さて如何やって帰るんだ?

 部屋を見て回ると普通に扉が在った。鍵はかかっていない。そして扉を開けると町に出た。それと同時にステージの表示が変わる。場所は5の町 《グラン》だ。


「確か5の町への街道ってまだ突破されて無いよな?」

「..........はい。」


 ボスを倒さずに5の町に到達しました・・・


「フェイ、これから如何する?」

「『ウギの実』を........採りに行く?」

「そうだな。一旦戻るか。」


 俺達は転移ポータルで2の町へ戻った。転移後、確認すると5の町に転移が可能になっていた。



 俺達は依頼板クエストボードの前に居た。ウギの実を採りに向かうついでに幾つかのクエストを同時進行する事にしたのだ。


「フェイ、そっちは良いクエストあったか?」

「コレとコレと..........コレ?」

「主に討伐系だな。折角フェイもいるんだし採取系でも良いんじゃ無いのか?」

「薬草は私が.........売った方が.........稼げる。」

「ああ、成程・・・」


 採取した薬草類はアイテムに加工して店で売るらしい。そんなに金作して何に使うつもりなんだろうか?


 結局、俺達が受けたクエストは計6つ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   受注中依頼


1.「ゴブリンを討伐せよ」挑戦中0/10

2.「イアラの討伐」挑戦中0/10

3.「マジックタートルの討伐」挑戦中0/10

4.「エビフライが食べたい!!」挑戦中0/50

5.「迷惑な不死鳥フェニックスを倒して~」挑戦中0/5

6.「不死鳥フェニックスの生態調査」挑戦中0/5


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ウギの実は1の森のボスの部屋に有るらしい。なので道中にゴブリンを狩る事にした。

 そして肝心のフェニックスだが討伐依頼が2件あった。場所は3の町への街道の外れにある小さな村で、何時もは4の町への街道にいるフェニックスが突如として出現したらしい。此方も道中にエビやイアラ、マジックタートルが出るらしいので依頼を受けておいた。


「それじゃあ『ウギの実』採りに行くか。」

「.........はい!」


 俺達は1の町に転移して街道に向かった。時刻は5:17だ。残り時間は1時間半か。





「フェイ、あったか?」

「8つ........見つけた。」

「すまん、2つしか見つけられ無かった。」

「コレだけ有れば.........問題無い..........だから........気にしないで。」

「ん。」


 ボスの部屋に着いた時、既にボスは倒されていた。それならそれで好都合と思い。俺とフェイは早速、ウギの実を採取し始めた。だが困った事にウギの実が全然見つからない。赤色の実で目立つ筈なのだが全く見つからないのだ。結局、2つ見つけるのがやっとだった。

 そろそろボスが再出現しそうだったので手早く泉の水を注ぎ、俺達はボスの部屋を後にした。


「次は不死鳥フェニックス討伐か。」

「.........頑張る.........」


 帰り道は時間短縮の為に焔翔ひしょうを使った。




 早速、3の町に転移し2の町への街道へ向かった。


不死鳥フェニックスか。強いと思うか?」

「.........思う。」

「だよな。2人で勝てるかねぇ。」

「ユキさん.........お爺さんみたい。」


 そんな他愛も無い話をしながら街道を逆走する。少しすれ違った人に奇異の目で見られるが此方からの方が近いのだから仕方が無い。俺達はマップを確認しながら進み途中で街道を外れた。


「こっちだよな?」

「多分.........」


 5分程歩くと目的の村が見えて来た。ただ様子が可笑しい。家が燃えている。


「フェイ、急ぐぞ!!」

「...........はい!」


 俺達は村へ向けて全力疾走で駆け出した。




 不死鳥フェニックスが暴れていた。民家を燃やし、人(NPC)を襲う。阿鼻叫喚と言う言葉が相応しく感じる。しかもその不死鳥フェニックスは1体でその光景を作り出している。


 「きゃぁぁあああーーーーー!助けてぇぇぇえええ!!」

 「誰か、娘を!!私の娘を!!」

 「主人があああ、誰か主人を!!助けて!!誰か!!」

「フェイ、兎に角!不死鳥を倒すぞ!!」

「.........はい!........ユキさん!」


 今は人命救助よりも不死鳥を何とかするのが先だ。不死鳥のLVは 50 だ。問題は無い。


ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!!ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!!!」


 即殺の為の焔翔ひしょう3重使用。フェイを片腕で抱え上げ不死鳥と相対する。


「【ウォルバライカ30】!!」

「【バジリオンボルト】!!」


 フェイはナイフを速射し、俺は雷を連射する。最大火力とまでは言わないがかなりの高威力での攻撃だ。不死鳥はボロボロに成り灰となった。


「案外アッサリだな。」

「そう........ですね。」


 そう思った束の間、灰が燃え上がり炎の中から再び不死鳥が復活した。


「さすが不死鳥・・・」

「ユキさん、もう1度!!」

「キュキャアアアアアアア!!」


 ただLVが 40 に下がっている。押し切れるか?


「【バジリオンボルト】!!」

「【ウォルバライカ30】!!」


 再び連射する。だが今度は一瞬で不死鳥が消える。

 ・・・弱くなってる?

 結局5回倒した時、不死鳥は塵と成って消えた。


「ホントに何だったんだ?」

「.........さあ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・0 EXP+0 EXP 0/0


「BOSS撃破ボーナス」

・15000 EXP+3400 EXP 5/5


「ドロップアイテム」

・フェニックスの羽×15


※ クエスト『迷惑な不死鳥フェニックスを倒して~』をクリアしました。

※ クエスト『不死鳥フェニックスの生態調査』をクリアしました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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