表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『蘇生薬(小)素材収集編』
44/96

LMKW41

[5日目]

 俺の家の横に立派なお店が建っていた。ただ、他人のお店と勘違いしたりはしない。だって・・・店の名前が「碧緑へきりょく紅翼ひよく」だから。


「フェイ?コレは・・・」

「私の.........お店♪」

「いや、それは見たら分かるんだけどさ。」

「?」


 そうか店だから経営か・・・


「ハァ、因みに幾らしたんだ?」

「1,200,000G.........」

「高っ!!」

「3日あれば........多分売上..........その位........行くと思う。」

「3日で!?」

「ただ...........薬作り以外.........時間が無くなる......」

「・・・」


 なんかツッコミするの久しぶりだな・・・すげぇ疲れた。


「ユキさん、ユキさん.........中見る?」

「ああ、折角だし見る。」


 と言う事で中に入ってみる事にした。


 店の中はキッチリ整理されていて、薬局よりもお菓子屋さんの様なアイテムの配置の仕方だ。いや、八百屋か?・・・まあ、そこは置いておいて。商品の種類がもの凄く多い。50種類以上有るんじゃ無いだろうか。


「壮観だな。」

「良かった.......」


 一応、2階にもスペースが在るそうだが、まだ商品が置かれていないらしい。


「ユキさん.........良ければ此処で剣...........売って見ない?」

「いや、俺の剣なんか大した物じゃ無いから売れ残るぞ。」

「魔剣なら........絶対.........売れる!」

「でも――」

「使ってる私が........保障する......」


 うーん。ホントに俺が作った剣なんて大した物じゃ無いんだけどな。リーアの剣を見た後なので本当にそう思う。


「時々で良いか?」

「1日10本.......」

「1日3本!!」

「1日7本........」

「1日5本、これ以上は譲れない。」


 だって1本で1時間半掛かるから5本作ったら7時間半だぞ。狩りする時間が無くなる。


「分かった........」


 フェイも渋々だが了承してくれた。ふぅ、1日約7時間労働か・・・キツイな。


「それで、いつ開店するんだ?」

「明日.......」

「すまん、絶対に今日1日じゃ5本は無理だ。」

「分かってる........剣は5日後から。」

「ん。じゃあ、どうする今から作るか?」

「素材取りに.......行きたい。」

「何が欲しいんだ?」

「『秘薬草』と『呪血石』と........『ウギの実』、後『フェニックスの羽』が.........欲しい。」

「そんな物、一体何に使うんだ?」

「蘇生薬(小).........」

「ああ、もう素材分かったんだ。」

「(極小)はもう........2つ有る。」


 そう言ってフェイが片方の蘇生薬(極小)をくれる。俺もお返しと言う訳では無いがギルシュヴェルグの4つ5種セットを渡して置いた。


「それで、今から........素材取りに行くの........手伝って欲しい。.......ダメ?」

「いや、別に良いよ。」

「やった!........じゃあまず『秘薬草』から。」


 秘薬草は以前にワリシュナが居た場所に生えているらしい、と言う事で早速取りに行く事にした。




 それで早速、茨を切り裂いて進んだのだが相変わらず道が長い。まだ手に入れなければいけないアイテムは沢山あるので、焔翔ひしょうを使って高速移動した。


「ふぅ、着いた。」

「一瞬だった.........」

「それで秘薬草は?」

「あそこ.........」


 フェイが指差した先、前にワリシュナが生えていた場所に小さな花が咲いていた。へー、1度倒してからじゃないと出現しない訳か。凝ってるなー。


「フェイ採れたか?」

「うん.........3つ採れた..........」

「じゃあ、次に行くか。」


 フェイを抱え上げた後、再び街道を目指して飛んだ。


「それで?次は何を採りに行くんだ?」

「『呪血石』........?」

「それで場所は?」

「1の町の外れの........墓地?」


 細かい事を聞くと1の町から出た所で外壁沿いを右回りに回ると墓地が在るらしい。そこに出現するボスの吸血鬼ドラキュラを倒すとドロップするらしい。


「じゃあ、次に行くか。」

「うん..........」


 俺達は墓地に向かった。





「薄気味悪いな。」

「はい........」


 墓地は薄暗かった。ステージでは殆ど日が昇っているが、このステージに向かうにつれてどんどん日が落ちて行き最後は夜に成ってしまった。完全に夜に切り替わった事により出て来るモンスターもアンデット系に代わった。


「ゾンビ3体と........ゴースト2体..........」

「あーもうめんどくせえぇぇぇええ!!」


 そう、先程から何度ゾンビやゴーストと遭遇しているのだが、まだ1体も倒せていない・・・・・・


 ゾンビは斬ったらすぐに再生するし、ゴーストはまず攻撃が当たらない。あー、早く光属性の魔法が欲しい!!


ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!!フェイまた逃げるぞ!!」

「はい........!!」


 何度も逃げ回っているが未だに吸血鬼に会えていない。と言うか会えても勝てるのか?

 しかもこのステージ、空にも敵がいる。蝙蝠ホル・バットだ。こちらは倒せるのだが数が多い。群がられると空を飛べなくなるし、明かりを見て集まる習性があるので下手に焔翔ひしょうが使えない。唯一の救いが蝙蝠ホル・バットより焔翔ひしょうの方が早いと言う事だ。


「焔よ戻れ。」


 俺はゾンビ達から離れた所に降り立ちすぐに焔翔ひしょうを消す。と言うか墓って精神衛生上、悪すぎるだろ。


「なあ、フェイ。ホントに吸血鬼っているのか?」

「...........多分。」

「「うわ!!」」


 ビックリした。おい、こら、ゾンビ!そんなリアルに地面から生えて来なくても良いだろうが!!ホラーゲームかよ!


「はあ、フェイ。また焔翔ひしょう使って逃げるか?」

「ユキさん..........ちょっと待って..........アレ」


 フェイが指を指す方向を見ると豪速で黒い物体が迫って来る。ん?何だアレ?


 バサリ!


 黒いマントと赤いネクタイが風に靡いた。そしてそこには吸血鬼ドラキュラでは無く吸血鬼ヴァンパイアがいた。まあ、大して変わらないけど。


「フハハハハハハハ!!!吾輩はヴァンパイアの『リグラ・シン』なり!!」

「「・・・」」


 ええぇ、何このめんどくさそうな敵。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ