LMKW4
100PVどころじゃなかった!!380PV超えてた!!今回はちゃんと戦闘します。
[1日目]
後で、巫女の副職業がレア職だと判明し、ミカヅキを宥めるのに成功した。ところでだが、俺のこの怒りは何処に持っていけばいいのだろうか?
なんて冗談は置いておいて、俺達はとにかくアイテムを揃えることにした。
「取り敢えずポーション買いに行くか。」
「いいんじゃないか?」
「私もそれでいいと思うよ。」
「分かったぁ!!」
俺達は、大通りに戻ってアイテム屋に行くと、何処も人が沢山並んでいた。
「げ、、、人多いな。」
「そりゃそうだろうな。」
「先、武器屋行くか?」
「やめとけ。この後もっと増えるから。」
「マジか......」
我慢して並びやっとポーションを購入する。俺は回復薬20本とMP回復薬を10本合計で600Gだ。因みに初めの所持金も運しだいで10000G~1Gの間らしい。
所持金はマイページの所に書いてあった。俺、6200G、ユウ、1200G、摩耶、8900G、ミカヅキが、9998Gだった。
「おーい、ユキお前何本かった?」
「俺は回復薬20本にMP回復薬10本だ。」
「俺両方20本ずつ買ったんだけどさ・・・金がねぇ!」
「・・・貸さないぞ。」
「そこを何とか!」
「いや、他の2人に頼めよ、2人の方が所持金多いいんだから。」
「いや女子に頼むのかっこ悪いじゃんか!!」
「お前ホントにそんな理由で俺の所に来たのか・・・」
一瞬気持ちが分かってしまったので、今回は貸してやることにした。その後、俺達は武器屋で初心者武器を買った。
俺は片手剣、ミカヅキは斧、ユウは盾とロングブレードを、そして摩耶は短杖を2本買った。
「そういえばお前の獣使いってどんな職業なんだ?」
「そういえばどんな能力ついてるんだろうな?」
「確認してなかったのかよ。」
「ちょっと待ってろよ。」
・・・・・
「おお!!すげー能力!!」
「どんなのだ?」
「こんなのだったぞ!!」
ウインドウを回すような感じでユウが指を動かすと、説明書きがこちらに向いた。
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・獣使い/ユニーク……モンスターを使役することが可能になる。敵を撃破した際にランダムで卵がドロップする可能性が出現する。
ドロップした卵を孵化させると孵化したモンスターを使役することができる。ドロップしたモンスターは召喚獣として装飾品に変えておける。
卵の平均ドロップ率
雑魚モンスター……0.1%
中型モンスター……0.003%
BOSSモンスター……0.0005%
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「マジか、ボスまで使役できるってチートかよ。」
「俺の時代来たーーーーーー!!!!!」
「うるせぇ」
ゴッ!!
「痛ぁ!!」
なんかウザかったので小突いておいた。俺のユニーク職業は説明書きを読んでもよく分からなかった。
魔法を自己武器に付加できる職業って書いてあったがよく分からん。まあ多分使ってみたら分かるだろう。
「2人共、楽しいのは良く分かったから、そろそろ狩りに行かない?」
「おお、行く行く。」
「お兄ちゃんも早く行くよー!!」
「分かった分かった。」
俺達は、1の町 《エルダ》を出て、2の町 《シール》に向かう街道に出る。
「おっしゃ、いっちょやるか。」
「ユキやる気だなぁ!!」
「俺よりミカヅキの方がやる気だよ。」
「うおおぉぉ!!めざせLV. 100 到達!!」
「はいはい。3人共落ち着いて、敵来たよ。」
目の前からスライムが2匹とサイ型のモンスターが3匹現れた。2種ともチュートリアルで倒したモンスターと同種である。
「俺が右のサイ、ユウが左、ミカヅキが真ん中な。」
「了解!!」
「分かった~!」
「摩耶はスライムお願い。」
「はーい。」
そういって俺は右のサイに突っ込んでいく。勢いよく斬りつけて意識が他に向かないようにする。もう一発右の腹を切り裂く、その時頭の中で音が響く。
タッタラァン♪
これもこのゲームの魅力である。戦闘中でも1斬りに付き経験値が入るのだ。このゲームでは、他にも色々な事で経験値が入る。
レベルが上がったことで与えられるダメージも増える。1斬り目は 145 、2斬り目は 122 のダメージが出た。
再びサイの右腹を斬りつける。3斬り目は 152 だった。3発でサイのゲージを8割程削った。俺は反撃を食らわないために1足で後ろに跳ぶ。その動きだけでサイとの間に5mほどの距離が出来るのだから驚きだ。
ダメージを与えられたことで怒ったサイがこちらを向く、足で地面をがりがり擦っている所を見るに突進してくるつもりなんだろう。もう1度後ろに跳びさらに距離をとる。
そしてサイの突進と同時に俺も突っ込む。
「ウラああぁぁぁぁ」
サイとぶつかる1メートル手前で左に体を捻り、サイの攻撃を回避。そのまま回転の威力を乗せてサイの左腹を切り裂いた。与えたダメージは 201 今までで、最大ダメージだった。
『グオォォォ』
サイが断末魔を上げながら、地面に突っ伏し倒れた。そして光の粒になって消えた。よし勝った。
他の3人はどうかと見るとユウ以外の2人はもう戦闘を終えていた。
「何でユウの奴手こずってんの?」
「あ、白君終わったの?」
「見てなかったのかよ!」
「お兄ちゃん最後のかっこ良かったね!!私にも教えてー!!」
「いや、お前の武器斧じゃん。振り回せねぇよ。」
「ブー、お兄ちゃんのケチー!!」
「ハァ、分かった分かった。今度教えてやる。ただの体の動きだから大したものじゃないぞ。」
実際戦闘中に「やって見たら出来ました!!」程度の代物なんだから。
「それで、ユウの奴は結局何で手こずってんだ?」
「佑君の・・・ユウ君の場合は重戦士型だから、倒すのに時間がかかるんだと思うよ。」
「あーなんか動き遅いもんな。」
「あ、倒したね」
ユウの戦っていたサイが倒れて、光の粒になった。それと同時に俺達の前にウインドウが開く。
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戦闘終了
「撃破ボーナス」
・ 10 EXP+1 EXP 1/5
「ドロップアイテム」
・青いスライム ・シギの牙
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この時俺は初めて知った。あのサイ「シギ」って名前だったんだ!!
「やっと終わったー」
「あれ?俺が、一番最後か?」
「ああ、そうだぞ。ん?そういえばだれが1番最初に終わったんだ?」
「私だよー」
「私は2番目。今は攻撃方法が杖を媒介にして魔力を飛ばすしかないからね。魔法職の形無しだよ。」
「それで2番って、凄いな。」
「ありがとね、白君♪」
「おう!」
「そこ2人でイチャイチャしない。」
「お、なんだユウ嫉妬か?」
「何を!このミニ銀髪幼女!!」
「だから幼女じゃねぇぇぇ!!」
「やんのか?」
「やるぞコラ!!」
何ともショボイ喧嘩だった。
・1~4話すべて題名のミスを修正