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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
クエスト『盗賊団の討伐1編』
28/96

LMKW26

 ブックマーク100件突破!!


[4日目]

 俺達は2班に別れて3の町に進む事になった。ここで普通ならLVのバランス良く別れるのだろうが、今回はLVの高い組と低い組で別れる事になった。

 1班は俺、ユウ、摩耶、ミカヅキ、フェイ、アルファだ。

 そして2班はルュミ、リオン、影、轟、リオ、リナ、だ。

 

 さてこのパーティーで進む訳だが。フェイとミカヅキの仲が凄く悪い。そしてユウがウザい。最後に視線が痛い。何ともめんどくさい状況に成っている。まあ、ユウがウザいのは何時もの事なのだが・・・

 

「なあ、何でこんな見られてんの?」

「有名なプレイヤー達がパーティー組んでたら気になるだろ。」

「誰が有名何だ?」

「まず、お前だろ?あとは・・・摩耶以外は全員2つ名持ちだな。」

「2つ名って、お前言ってて恥ずかしくないの?」

「あ?名誉な事じゃねえか。」


 ゲーマーは2つ名を喜ぶらしい。普通は恥ずかしよな・・・


「ハァ、それでお前はもうちょっとさ、夏休みに予定とか無いのかよ?」

「あるぞー」

「へー?何処行くんだ?」

「5の町。」

「ゲームの話じゃねぇ!」

「それで?お前はどうなんだ?」

「俺か?俺は摩耶とミカヅキと一緒に久しぶりに大阪に戻るぞ。」

「俺だけ居残りかよ!」

「そうなると思ったから、声掛けたんだよ。それで?一緒に来るか?」

「もちろん!」

「宿と新幹線は明日予約するとして・・・大体30000円位あれば行き返りとお土産は完璧だと思う。」

「今、4.5万有った筈だから行けるぞ。」

「んじゃ、4人で予約しとくわ。」

「因みに何時くらいだ?」

「8月前半位かなー」

「そこら辺なら確実に空いてるぞ。」

「決まりだな。」


 案外すぐに決まったな。そう言えば東京から大阪の新幹線代って意外と行き返りの分を一緒に買えば安くつくんだよな、うん。


「エビ出てきたぞ!」

「【ウォーターブラスト】!フェイ後ろ頼む。」

「.......はい!」


 取り敢えず死角はフェイに任せてエビを掃討して行く。今回は38匹と多かった。パーティー人数が多かったからかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・1920 EXP+730 EXP 32/38


「ドロップアイテム」

・エビの殻×56 ・生エビ×10 ・砕けたエビ×28


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ユキ、今の何だ?」

「いや、魔法だけど?」

「飛んで来たエビを片っ端から倒していく魔法なんて聞いた事無いぞ。」

「そうなのか?」

「やっぱ本職はチートだな・・・」

「【ウォーターブラスト】なら私も使えますけどそんなにあっさり使える魔法じゃないですよね?」

「まあ、かなり練習しました。かなりソロにはおいしい狩場だったので。」

「アルファ?どんな魔法なんだ?」

「ユウさん、【ウォーターブラスト】は連射型、座標指定の魔法ですよ。」

「それは、魔法使いには使い難いよな・・・」

「俺の場合SPDが高いから反射神経も高くなってんだよ。多分。」

「くそ、本職ユニークはやっぱチートだな!」


 そのままアルファとフェイと俺の3人でエビを片しながら湿地を抜けた。ちなみにこの湿地「ノマの湿地」と言うらしい。湯原地帯の方は「バーニングドラゴンの温泉」と言うらしい、そのまんま過ぎないか?


 そんな事を話しながら進んで行くとイアラが12体表れた。また多いいな・・・


「アルファと摩耶の2人でやって見たらどうだ?俺が入ったら他の2人に経験値入らないだろ?」

「・・・認めるのは癪だがその通りだな。」

「分かりました。ユウさん見ててくださいね。」

「私もそれで良いよ。」

「アルファも摩耶さんも頑張れよー」


 そう言って2人がイアラに魔法を撃ち始めた。


「ユキ、因みにお前ならあれどうやって倒すんだ?」

「【爆裂】って12回唱える。」

「やっぱチートだな。それでユキ、三つ編み外さないのか?」

「まだこっちの方が戦闘中に邪魔にならないからな。」

「へー、やっぱ重いのか?」

「ああ、かなり慣れるまで時間掛かった。」

「身長もあるもんな。あ、5万G払えよ。」

「ちっ、覚えてたか。ほら4万G。」

「後、1万は?」

「最初に貸してやっただろうが。」

「ちっ、覚えてたのか。」


 2人で黒い事を言いながらアルファと摩耶の戦いを見守る。余談だが俺の後ろではミカヅキとフェイが火花を散らしている。・・・見なかったことにしよう、うん。


 麻耶達の方は意外に手こずっていた。イアラ1体なら楽に勝てるのだろうが、休み無く攻撃をされ続けて防戦一方になっている。


「ユウ、あれ手伝った方がいいんじゃないか?」

「うーん、そうだな。」

「じゃ、行ってくる。」

「おい、待てって。」

「5体は残す、それで良いか?」

「はあ、分かった分かった。」

「【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】‼︎」


 俺が魔法を発動すると同時にイアラが赤く染まり中心部から爆発する。やっぱり爆裂便利だな。

 その後は意外にあっさりと摩耶達はイアラを倒した。


「案外、簡単に倒したな。」

「白君、ありがとうね。最初のは数が多すぎて攻撃する余裕が無かったのよ。」

「そうですね、本当にどうなるかと思いましたよ。」

「いや、良いって。」


 実際に魔法7回使っただけだし。

 その後もイアラやマジックタートルを倒しながらどんどん奥に進む。


「ユキ、ボスの部屋まで後、どの位だ?」

「もうすぐだと思うぞ。」

「そうか。そう言えばさっきから高地に上らないのは何でなんだ?」

「・・・・・」

「ちっ、無視かよ。」

「ちがう、ノーコメントだ。」

「なら、最初からそう言えよな!」


 上らないのはただ、イグニスワイバーンの時の恐怖がまだ残ってるからだよ。まあ、そんな事は恥ずかしくて人には言えないけどな。

 そんな他愛も無い話をしながら進んでいるとボスの部屋に着いた。ただ扉が閉まっているので誰かが挑戦しているのだろう。


「先に挑戦者がいるみたいだな。」

「じゃあ、此処で待つか。アルファ少し休憩にしよう。」

「はい、分かりました。ユウさん。」

「フェイ、俺達も休憩しようか。」

「.........はい。」

「お兄ちゃん・・・」


 ミカヅキがジト目で見ているが気にしない気にしないっと。先に入った挑戦者を待っている間にMPやHPを回復する。


・・・・・


 暇だな。待ってる間はホントにやる事が無い。と言う事で俺は他の人を見て回る事にした。


 まずユウとアルファは・・・あれは、何をしてるんだろうか?昼ご飯かな?あー、何かラブラブだな。イチャイチャしやがって爆発しろ!!

 ご存じだろうがユキとフェイも他人からそう思われています。


 次に摩耶とミカヅキとフェイは・・・喧嘩するミカヅキとフェイを摩耶が止めてる感じかな?あ、フェイがミカヅキにナイフを投げた。それをミカヅキが受け止めて投げ返した、ってあ・・・・・・ミカヅキが投げたナイフが摩耶にあたった様だ。その後ミカヅキとフェイを見た者はいなかった.........じゃなくて、正座で説教を受けていた。


 そんなこんなしながら待っていると4人が転送されて来た。死に戻りしたみたいだな。さて次は俺達も行くか。

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