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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『ギルド結成編』
20/96

LMKW20

 ついに20話!!

[3日目]


「『ギリシュ・ヴェルグ:【爆裂】』で登録っと。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ギリシュ・ヴェルグ:【爆裂】』(短剣)

ステータス:攻撃力+20 

付属効果:風魔法強化(極小)

耐久値:40/40


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・・・


 何とも微妙な空気になった。付属効果:風魔法強化(極小)って。風じゃなくて火が良かった・・・


「まあ、取り敢えずもう片方の方も予備として登録しとくな。」

「はい......」

「『ギリシュ・ヴェルグ2:【爆裂】』。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ギリシュ・ヴェルグ2:【爆裂】』(短剣)

ステータス:攻撃力+15 

付属効果:氷魔法強化(極小)

耐久値:35/35


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「氷って・・・」

「フフフ........」

「未熟すぎたか・・・」


 地味だが恥ずかしいな。フェイにも笑われてしまったし。


「兎に角、【爆裂】!【爆裂】をギリシュ・ヴェルグ:【爆裂】に付加エンチャント、【灼熱剣(魔剣)】」

「はい、これで使えると思う。」

「ユキさん.........ありがと........」

「ん。じゃあもう1つも付加エンチャントして3の町への街道進むか。」

「.......はい!」


 俺はもう1つの剣にも付加エンチャントを施し、3の町への街道へ向かった。




 俺達は、と言うかフェイは飛んでくるエビの大群を全て斬り払っていく。初めて会った時の様な危なげは無い。事も無いがそれでもなかなかに頑張っている。


「フェイ、後ろ!!」

「ッはい!!.....」


 真後ろからの攻撃にも俺が教えれば反応している。お、エビの攻撃が止んだな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・0 EXP+0 EXP 0/33


「ドロップアイテム」

・エビの殻×44 ・生エビ×15 ・砕けたエビ×18


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 うん。いい感じだな。これなら、もう少し進んでも大丈夫かな。


「フェイ、もう少し先に進もうか。」

「あ.......はい......ユキさん.......」

「【ウォーターブラスト】!」


 歩きながら飛んでくるエビを全て撃退する。ずっとこの調子で進んで行き、俺達は湿地を抜けて湯原地帯来た。


「フェイ、さっき説明した通りイアラは俺が倒すからマジックタートルを相手してみてくれ。」

「......はい.....」

「よしじゃあ、行くか。」


 再び歩き出すと早速マジックタートル2匹とイアラが4体出てくる。


「【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!【爆裂】!」


 俺が魔法を発動させると同時に4体イアラの中心が赤く染まり爆発する。


「........!?」

「いっちょ上がり!」


 フェイが驚いている中、さも当然と指を鳴らす俺。すぐにフェイもマジックタートルに向き直りナイフを投げる。1匹のマジックタートルの首には直撃するが、もう1匹のマジックタートルは首、手、足を引っ込めた攻撃モーションに入っているので無効化される。倒し損ねたマジックタートルは首、手、足を引っ込めたまま回転し、俺達の足元を掬い取るような攻撃をしてくる。俺は何の気なしに避けるが、フェイはゴツゴツした岩場と濡れた靴のコンボで足を滑らせて転んでしまう。そこにマジックタートルの回転攻撃をくらってしまう。


「ううぅ........」

「大丈夫か?」

「は......はい.........」


 すぐに駆け寄り、声を掛けると同時にフェイのHPゲージを確認する。4割程削られてる。2人共、防御が紙だからな・・・

 フェイが回復薬を飲んでいる間にマジックタートルを倒してしまう事にする。


「【ウィンドシュレッド】!」


 ウィンドシュレッドを発動。マジックタートルに魔法は効かないのだが、ノックバックを起こす事は出来るので、ウィンドシュレッドをマジックタートルの足元で発動しひっくり返す。あとは起き上がれないのを良い事に殴り放題だ。


「フェイ、回復終わったか?」

「.......はい!」

「良しじゃあ次に進むか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・1250 EXP+325 EXP 5/6


「ドロップアイテム」

・イアラの核×2 ・イアラの宝玉×1 ・マジックタートルの甲羅×2


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 高地などが有る所まで来たが、高地恐怖症の俺は真っ直ぐ直進する。イアラが10体程出て来た時もあったが全て瞬殺してきた。一方でフェイの調子はどうかと言うと、こちらもあれから万事問題なくマジックタートルを瞬殺して行っている。

 すると何処に辿り着くかと言うと、


「ボスの部屋の前か・・・」

「そう.....ですね.....」

「どうする?挑んでみるか?」

「........良いんですか.......?」

「2人なら多分何とかなるだろ?」

「そう......ですね。」


 2人で視線を合わせた後、ボスの扉を開けた。




 ボスの名前はバーニング・ドラゴン。LVはご存じの通り 40 だ。


「よし、フェイ。今回はバックアップを頼む。」

「.......はい!!」

「よし、気合も十分だな。」


 俺が右に走り、フェイが左に走る。右手にMPを込めるイメージを行う。込めるMPは 30 、右手を横に薙ぎ払うように動かすと魔法が発動する。手を動かした場所に緑の線を残し、手を払いきったと同時に衝撃波がバーニング・ドラゴンを目掛けて飛んで行く。

 今使ったのは風魔法のエアスラッシュだ。手に魔力を宿し相手に飛ばす魔法で、威力は込めるMPによって変動する。

 ぶつかった衝撃波はバーニング・ドラゴンの翼を激しく痛めつける。衝撃波が霧散した頃にはバーニング・ドラゴンの右羽は使い物にならないほど深く傷ついていた。今まで使ってこなかったけど意外に使えるな・・・


ほむらよ来い【焔翔ひしょう】!」


 フェイとすれ違う少し前に焔翔ひしょうを発動する。俺は疾走するフェイの上を飛んで交差する。フェイはナイフでダメージを、俺はエアスラッシュで削っていく。ナイフと風の波状攻撃で殆ど初期地点から動けていないバーニング・ドラゴンがついに動いた。


『ぐおおおぉぉぉおおおおおお!!!!』


 大きな暴声を上げながら、バーニング・ドラゴンが大きく口を開ける。口の前に火の玉が集まっていき、どんどん大きくなっていく。大きくなった火を俺目掛けて吐き出すバーニング・ドラゴン。俺はその攻撃を止まる事で避けたと思ったのだが、火の玉が曲がった。在り来たりは在り来たりなのだがこの弾は俺を追尾してくるらしい。・・・逃げるか。今日2度目の焔翔ひしょうを使っての逃亡、だが今回は成功しなかった。

 焔翔ひしょうの焔を吸い取ってどんどん大きくなっていく火の玉。俺の方は焔翔ひしょうの焔を削られているのでどんどん遅くなって行く。もう、飛んでもいられなくなり地面に着地する。この時、俺と火の玉の距離は15mを切っていた。

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