LMKW15
[2日目]
「あー、くっそ何だよアレ。」
俺は死に戻りして、2の町のポータルの前に居た。ステータスのダウンと所持金の減額、あと経験値が360減っていた。あんな意味の分からない凶悪モンスターに襲われた挙句デスペナルティーを食らった訳だ。マジでついて無い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ユキ」LV. 39
「経験値」
・ 140 / 3600(53640)
「能力値」
・HP 480(-30)→225 ・MP 285(-30)→128 ・ATK 545(-10)→268 ・DEF 183(+10)→97 ・MATK 545(-10)→268 ・MDEF 183(+10)→97 ・SPD 496(-30)→233
「職業」
・魔導剣士(近、遠距離型)/ユニーク LV. 22
「副職業」枠+1
・武器職人 LV. 1 ・無し
「装備」
『武器』
・銀の剣
『防具』
《頭》無し
《首》無し
《体》銀の胸当て
《腕》銀の小手
《足》初期装備B
《靴》初期装備B
『装飾品』(枠9)
・聖雫のイヤリング・無し・無し・無し・無し・無し・無し・無し・無し
「魔法・スキル」
・灼熱剣(魔剣)/ユニーク ・水流剣(魔剣)/ユニーク ・氷結剣(魔剣)/ユニーク ・焔翔(魔法) ・爆裂(魔法) ・氷槍(魔法) ・ウォーターブラスト(魔法) ・エアスラッシュ(魔法)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新しい魔法が増えているのは嬉しいがステータスダウンが重い。仕方ない30分間アイテムでも売って時間潰すか。アイテム屋に向かうとそこで見知った顔を見かけた。
「よお、摩耶。」
「あ、白君。」
「メンバー集めの調子はどうだ?」
「やっと2人見つけた所かな。」
「早いな・・・」
若干俺の顔が引きつった。
「ユウ君も1人見つけたらしいよ。で、白君はどうなの?」
「俺か?まだ1人も見つかって無い。」
と言うか探してさえ無い。これは俺、5万G準備しとかないといけないかもな。
「それで摩耶は何でこんな所にいるんだ?俺はアイテム整理のためだけど、摩耶はそういう訳じゃ無さそうだし。」
「ああ、これからギルドメンバーの2人とLV上に行くからアイテムを買いに来たのよ。折角だから白君も来る?」
「いや、良い。そんな無粋な真似はしない主義だ。」
「そっか~残念。あわよくばギルドに誘い込めると思ったんだけどなー」
「意外と発想が黒いな・・・」
「そう?何時もこんな感じだと思うけどな。」
そんな事は聞きたくなかったよ摩耶・・・何か俺の中の摩耶のイメージが歪んだ気がした。その後、俺は時間を潰した後にLV上げを再開した。因みに高地を何回か見つけたが決して近づか無かった。夜ご飯を作るためにログアウトした。
俺はログアウトした後、夕食を作リ始めた。そして俺は8時にようやくご飯を作り終えた。取り敢えず嘉月を呼ぶか。
一度ログインして嘉月にメールを送る。・・・お、メール帰ってきた。何々、友達との街道攻略終わったらログアウトする、か。あいつもうゲームの中で友達作ったのか・・・何か気が滅入ったからログアウトした。
嘉月と一緒に夜ご飯を食べた後、俺はもう一度ゲームにログインした。
「GAME START]
俺は気が付くと2の町のポータル前に居た。よし行くか。今回、俺には目的があった。取り敢えず1の町に向かう。
1の町で俺は大通りのインテリアショップに向かった。家買った訳だから家具も欲しいしな。家は2階建てなので家具が少しかさばっても問題は無い。ちなみに今の所持金は174,966Gだ。エビが結構効率よく稼げた。これからも暇な時はエビ狩りするか・・・
兎に角!店内を見て回る事にする。まず椅子が4つとソファーが2つくらい欲しいな。木の椅子2つとクッション入りの椅子2つ、あと白と黒のソファーを2つずつって所かな。後は机か・・・迷うな・・・
結局、俺は木の机を1つとガラスの机を1つ、あとプラスチックの机を1つ買う事にした。
「この椅子とコレ、後コレとコレ。この机とコレとコレ。あ、さっき言ってたコレとコレは2つずつでお願いします。」
「はい、畏まりました。御代金87,000Gに成ります。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
購入しますか?
代金=87,000G
YES or NO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
YESを選択しイスと机を購入した。あとは金庫か。金庫は決まった金額までのお金を貯めておけるアイテムだ。あとデスペナルティーを受けても金庫に入れていたお金は無くならないらしい。そして貯めれる額が多くなる分買う時の代金も高くなる。今の俺の所持金で買えるのだとだと最大80,000Gの金庫かな?800,000G貯めれるのか。よし買うか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
購入しますか?
金庫=80,000G
YES or NO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
YESっと。また一文無しに成ったな・・・金を貯金するために金庫を買ったらお金が無くなりましたって・・・まるっきりアホだな.......
そんなこんな有りながら3度目のエビ狩りに繰り出した俺であった。
[3日目]
「もう0:00か・・・」
俺は0時の日付入れかわり演出で3日目になった事を知った。一度ログアウトして勉強するか。俺は一度エビ狩りをやめてログアウトするために街道沿いに町に戻った。
さて勉強するか。俺は数学の宿題を片して行く。
「4の4乗は・・・256っと。」
「解の公式で解きなさいか・・・解の公式ってなんだっけ?」
俺はノートを捲ってヒントになりそうな場所を探す。
「ああ、2a分の-b±√bの2乗-4acか。昔そういえばこんなのやったな。」
「うう、終わった――――!」
もう日が昇っていた。大体で5時間通しで勉強していたらしい。何故俺はこんなに勤勉なのに成績が佑真より低いのだろうか.......
そんな事で落ち込んでいても仕方がないと思い直して朝ごはんを作る。今日の朝ごはんは少し手間をかけてフレンチトーストでも作ろうかな?そして俺は少し早い朝食作りを開始した。
今は6時にログアウトした嘉月と一緒にホットケーキを食べている。何故フレンチトーストじゃないかと言うと単純にお腹が空きすぎてもう1人で食べてしまった。もちろん嘉月にはそんな事を教えてはいない。
「ふう、うまかった。」
「お兄ちゃん、おかわり!!」
「お前まだ食うのか?」
「あと1枚は余裕だよ!」
「・・・」
結局、嘉月のために2枚多く焼く羽目になった。
「GAME START」
2の町のポータルからログインするとメールが来ていた。メールの送り主は不動産屋の主人からだった。何々?「お家が完成しました。いつでも使用可能な状況でございます。」か。因みに俺の家は何処に建てたかと言うと、3の町への街道と転移ポータルの中間付近の大通りの一角に建てた。立地的には素晴らしい場所である。因みに隣は両方空地だった......筈なのだが右側で家の建築が行われていた。
今日は3話更新が目標!!よし、頑張る。