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氷雪の狙撃手  作者: ゆうかりはるる
16/40

3-2

 端から見れば普段と変わらぬ落ち着いた佇まいだと受け取られるだろうが、ミサナは、幾らか緊張した様子をその無表情な横顔に漂わせていた。

 ミサナは現在、射撃競技会の選手控室となっている、屋内演習場にいた。

 星流花祭の開会と同時に大々的に行われる射撃競技会は注目度も高く、かなりのギャラリーが見込まれていた。

 ミサナとしては、そのように衆目を集めることに対して緊張しているつもりはないのだが、しかし、普段の軍事演習で磨いている技術の多くが隠密行動であるように、本来軍事的行動はこうして見世物になることを想定していない。

 だから、勝手が違うのは仕方がないし、そういう点については出場者全員が同じ条件でもあるわけだから、結局のところ、最終的には本当の実力が結果として現れる、はずだ。

 そう自分に言い聞かせながら、ミサナは出番の時を待っている。

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