200文字小説 (自称)カリスマ占い師
人気の無いビルの間を抜ける風がすすり泣く。
路地をはいった止まりに、蝋燭の明かりが揺れている。
男と女が足をとめた。
「へえ、占いかあ。なにか占ってよ」
占い師が二人をじっと見つめる。
私はカリスマ占い師。私にはなんでもわかってしまうの。
蝋燭の明かりに照らされたルージュが妖しく嗤う。
「あなたはマザコンですね」
男は顔色を変え全力でそれを否定した。
「いいえ、違います。なあ、お母ちゃん!」
ほら、やっぱりね。くすっ
人気の無いビルの間を抜ける風がすすり泣く。
路地をはいった止まりに、蝋燭の明かりが揺れている。
男と女が足をとめた。
「へえ、占いかあ。なにか占ってよ」
占い師が二人をじっと見つめる。
私はカリスマ占い師。私にはなんでもわかってしまうの。
蝋燭の明かりに照らされたルージュが妖しく嗤う。
「あなたはマザコンですね」
男は顔色を変え全力でそれを否定した。
「いいえ、違います。なあ、お母ちゃん!」
ほら、やっぱりね。くすっ
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