登場人物紹介(べギル・ウルスラ)
ベギル・ウルスラ(33)
218cm134kg
灰色がかった髪をした巨人。褐色に近い黒色の肌をしている。目は一重で瞳は濃いグレー。
ペルジュードの戦闘要員。べルディアより年上で最年長。寡黙ではあるが穏健であり、感情に走りやすいラヴァリやヴェスタをしばしば宥めていた。べルディアにとっては精神的に唯一頼れる存在であり、右腕的な存在でもあった。
傷を即座に回復する「超回復魔法」の使い手。他人にもある程度回復魔法は使えるが、その本領は自己回復にある。ほぼ致命傷であっても簡単に回復するため、「不死のべギル」と呼ばれ恐れられていた。これは幼少時からの先天的能力である。
転生者でもなければ一度異世界で死亡した転生者が再度復活した「再動者」でもないにも関わらず、このような超常的な力が使えた理由は彼の母親にある。
実は彼女は数代前のイルシア御柱の血を引く存在であった。隔世遺伝的に神族の能力が覚醒しかかっており、その影響がべギルにも伝わっていたというのが真相である。
その彼女がオーガの中では突然変異的に知性と理性が高かった父と恋愛関係となり、生まれ落ちたのがべギルである。
べギルの半生については本編参照のこと。苛酷かつ孤独な少年時代を送り、かつアルフィードの元で半ば実験動物のような扱いを受けながら心がねじれなかったのは奇跡的と言っていい。これも両親からの遺伝の影響は大きい。
とはいえ心を多少閉ざす傾向はあったようで、ペルジュードの中で彼の本当の理解者はべルディアのみだった。これが本編で彼が自爆覚悟の特攻を仕掛けた理由でもある。
「死病」への感染は実は非常に早く、3年前の大感染開始より先に「慢性」となっている。オーガの生息地であるメジア大陸南方は魔素が非常に高い地域であり、その影響があったのかもしれない。
その力を戦場で振るうこともたまにあったようだが、3年前にペルジュードに加入してからは極力抑えていた。本能的に「急性化」リスクを悟っていたと思われる。
また、寿命もある程度悟っていた節もある。「慢性」とはいえ、死病は徐々に彼の身体を蝕んでいた。残り少ない命を燃やし切ろうとしたのが、人為的な第二段階への「変態」であった。
生涯独身(さらに言えば童貞)。女性からの印象は然程悪くはなかったのだが、ハーフオーガという生まれがやはり障害になっていた節はある。趣味は手芸。




