登場人物紹介(大河内尊)
大河内尊(47)
178cm67kg
白髪交じりの短髪の男。やや垂れ目気味で瘦せ型。実は毎日夜はスポーツクラブで筋トレをしており、この年齢にしてはかなり筋肉質である。生活リズムと健康には人一倍気を使っているようだ。
民自党副幹事長で当選4回を重ねる中堅議員。地元は神奈川県小田原市であり、3代続く国会議員の一家。議員になる前は総務省の官僚をやっており、各県の知事に対する顔は広い。
早稲田大学政治経済学部出身であり、実は睦月の先輩に当たる。政策通であり、その点で彼を頼りにする議員は少なくない。なお、岩倉警視正は大学時代からの親友である。
綿貫の兄貴分のような存在であり、実際かわいがっている。政治家一家の生まれであることに加え、政策論が好きな綿貫とは話が合うもよう。ただ、本心をあまり曝け出さないタイプのため、「何を考えているか分からない」との評価も少なくない。
大の女好きでもあり、常時愛人は3~4人いる。気に入った女はとりあえず囲うというタイプであり、まめに相手をしていたようだ。後腐れない相手を慎重に選んでもおり、女性スキャンダルは何とか回避してきた。
この女癖の悪さが彼がどうにも目立たない役職のままでいた理由でもある。目立つポジションに置くと、「隠し子疑惑」などのスキャンダルが発覚するのではと(浅尾含む)民自党長老が恐れていた。
実際はごく若い頃に女性を中絶させたことはあるが、隠し子はいない。なおこの時の反省から、恋愛に対して「深く立ち入らず楽しむもの」というポリシーを持っている。47になるが絶倫であり、ベッド上でのテクニックは相当な物ではあるようだ。
浅尾副総裁からは自分の跡を継いで派閥の領袖にと言われている。女性関係を一通り清算したのはこれが理由。また、「ファーストレディぐらいは持っとけ」という助言もあり、嫁探し中でもある。
睦月に対しては普通に好感を抱いている。ただ、どうもそれだけではないもよう。この辺りの彼の心情は、後々明かされることにはなるだろう。
政治家としては綿貫ほど青くはなく、普通に汚い手段も使えるタイプ。ただ、5-11でもあるように浅尾副総裁のやり口には思うところはあるようだ。
また、ポピュリストは死ぬほど嫌っている。阪上に対して見下しまくっているのはこのため。基本的に敵と認定した人間には徹底して容赦がない。
多趣味であるが、酒は特に好む。ワインとウイスキーの知識は相当な物で、みなとみらいにある別宅にはワインセラーがある。




