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ド田舎無職の俺の近所に異世界の国が引っ越してきた件  作者: 藤原湖南
第13章「アメリカ合衆国特使 ニコラ・サマーズ」
197/231

登場人物紹介(山下葉月)

山下葉月(56)

159cm37kg


髪は白髪が7割で、56という実年齢以上に老けて見える。「認知症」になる前の2年前まではむしろかなり若々しく、40前半で通るほどだった。体重が非常に軽いが、末期癌に伴うものであり健康な時は50kg前後であった。


山下睦月の母親。夫である山下雅史が亡くなるまでは専業主婦として彼を支えていた。なお山下雅史は秩父市役所の副市長であり、市役所職員としてはかなり優秀な部類であったようである。

元々超能力じみた勘の鋭さがあり、その度に夫と娘を驚かせていた。もっともその「能力」を披露することは少なく、ごく普通の主婦として30年以上を過ごしてきた。

その気になればもっと大それたことができたはずのスペックではあるが、本人が「小さな幸せでいい」と地元秩父で夫と生きる生活を望んでいたため、それが発揮されることはついぞなかった。


なお、作中にもある通り夫とは小学生時代からの幼馴染であり、夫婦仲は非常に良かった。温厚な人格であり、「認知症」になる前は友人も多かった。

3年前に彼女の中にいた「シューマ神」が夫を「誘惑のディア・カイルペリア」で操り殺害したのは、「覚醒」において彼が邪魔であったからに他ならない。

(一応の注記であるが、ディア・カイルペリア自体は「神」であれば程度の差こそあれ使えるものである。それに特化したのがニコラ・サマーズであるというだけで、親しい存在が対象であれば山下葉月もそれを使えた)


上記にもある通り、「シューマ神」の依り代。何故彼女が依り代だったのかは今後明らかになることだろう(日本人に依り代が多いのには、それ相応の理由がある)。

なお旧姓は須磨。遠い親戚筋に前作の重要キャラであった謝花王太郎がいる。彼とは幼少期に面識があったが、そのことは葉月本人は忘れている。


「認知症」に至る真の理由は本編参照のこと。なお、魔術師団の治療により彼女が「シューマ神」を抑えつけられるようになったという意味で、シェイダやラピノたちの努力は無駄ではない。

「神」全てが表層に出ようとしてくるわけではなく、神本人の意向などでそのまま留まることも可能なようである。そして、新たな依り代に移ることもできることが第13話で判明している。

彼女がどういうロジックで「シューマ神」を説得し、飼い慣らしたかは恐らく次話で判明することになるだろう。


能力は「全知」。少し描写として分かりにくかったかと思うが、要は「触れたもの、ないしは知っているものの現状を認識できる」というもの。

このため、インターネットに接することでセキュリティを無視して膨大な情報から望む情報を得ることができる。依り代本人の精神的・肉体的負担は大きいものの、情報収集という観点からは非常に強力な能力。

副次的な効果として、精神体になり実世界に関与できるというものもある。睦月の場合は半径3kmほどだが、その範囲内なら望む場所にほぼタイムラグなしで精神体として現れることができる。そうすることで当該ポイントの「現状を認識する」というわけである。


戦闘には不向きに見えるが、ほぼノーリスクでの偵察、あるいは簡単な妨害行為ができるというのはサポーターとしては非常に有益である。睦月は本編でもそれを生かして警察を呼び寄せている。

練度の高い葉月の場合はその上で簡易的な魔法も使える。この方法で大熊を護ってもいる。もし健康体であったなら、イルシア側の戦力としては特記すべき人物であっただろう。

膵臓癌のため第13話で死去。癌自体はその気になれば治せたようだが、「シューマ神」の危険性の高さから進行を遅くする程度までしかできなかったようである。


趣味は料理。睦月も教わってはいたが、彼女ほどは上手ではない。

また、町田と睦月の関係が破綻した時にはかなり残念がっていた。「娘の勝気な所がダメだったのかしら」と結婚については案じていた様子。皮肉にも彼女が「認知症」となったことで睦月は人間的に丸くなっており、その成長を喜んでもいたようだ。


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