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勇者の血を継ぐ者  作者: エコマスク
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【45話】 契約マッチ第二試合

契約マッチ二戦目

謎の女性ルーンマスターとリリアの名前がコールされた。

フィールドの中央に立ち、笑顔で手を振るリリア。大歓声だ!

“いやぁ、どうもどうも、ありがとサンキュー!”

今日の相手は人間だ、少しは余裕がある。

「リリ様ぁ!」花束が投げ込まれる。見回すと相変わらず男客が多いが、女性も結構見に来ている。少し安心するリリア、やっぱり自分が関わるからにはリリアモデルに人気が出て欲しい。

見ると“Go! Riria!”の横断幕。あたしLiliaですからね、間違わないでね…

「リリたん、がんばピョン」

「リリア様、今回は予定通りお願いしますよ」

セコンドサイドに下がると、ラビとキャシィがアドバイスする。アドバイスにはなってないが…

アナウンスが響いて、さぁ、試合開始だ!



「勇者リリア参上!商人ギルド・リアルゴールと工芸ギルド・ハンズマンの共同開発と無償サポートにより授かった勇者リリアモデル(女性版)のこの剣で成敗してくれる」

大きな声で剣を抜く。くだらんと思っていたけど、これがなかなか観衆に受けている。大盛り上がり。この間に攻撃を受けない事を不思議に思わんのか?もはや出来レースと割り切っているのか…



試合は大盛り上がりの大歓声

最初はまごついたものの、さすがソロモナさん、有名魔法使い、頭が良い。

魔法対物理のコンセプトを理解して、リリアが飛び込むと、ショックウェーブではじき返し、離れると旋風で目つぶし、クリエイト・ナイフ、ファイアーボールで攻撃してくる。

両手剣と盾を練習したが、まだまだ拙いリリアのヘボい防御の盾に上手い事当ててくれる。

凄いコントロール!痛い事いっぱいだが、心地良い試合リズム。リリアも安心して胸を借りられる。

ソロモナの攻撃を受け流し、回避し、隙をついて攻撃に飛び込んでははじき返される。阿吽の呼吸だったが、リリアはもともと筋力系ではない。剣と盾の重さで疲労してきた。

そろそろ本気で… と飛び込むがソロモナ婆はパターンを変えてくれない。ライトニング、サンダージャベリング等、音と見た目が派手な攻撃を適当に外しながら、繰り出して来る。


「ハァ… ハァ… ちょっとソロモナ、そろそろ次に…」

盾を握りなおし構えなおす。息があがってきたリリア。剣と盾を持ちアクションを続けるのも疲れが、それらを手に受け身を取って素早く立ち上がるのは地味に体力を消耗してくる。

そろそろ、パターンを変えてリリアの攻撃ターンにするか、派手目のやられでリズムを変えたい。ソロモナ、リリアに踏み込ませてよ。

ちょっと集中を切らせた時だった…

“ザク、ザク、ドッシャーン”

避け損ねてバランスを崩した途端、ナイフが両肩に刺さり、サンダージャベリングが直撃してしまった。

ジャベリングの攻撃も卒倒ものだが、両肩に刺さったナイフに通電。

ソロモナがデリート・ナイフで体のナイフは消えたけど、傷口が焦げて体から煙があがる。

「……… ぅぐ、ぅぐ… ぁぁ、ぁぁ…」

リリアは失神寸前に陥った、激痛と痺れで両手が動かない、声さえでない。

“ダメ、ダメ、寝ているだけが一番だめ。間が持たない、仕込みがばれる”

リリアは必死に起き上がろうとするが、腕が動かない、そもそも体全体動かない。

「ぁっ… はっ… かっ…」

まともに声さえ出せない。この状況どうにかしないと…

ソロモナは、旋風系やファイアーボール等を周囲に打って、砂ぼこりで誤魔化してくれるが、こんな誤魔化し長くはきかない。どうしよう。

“立てないの、なぜ?立てないの… ソロモナ、ラビ、キャシィ、あたし、動けない…”

見ると、両肩の焦げた傷からこんこんと血が沸いている。ナイフの刺さった両肩から完全に感電してしまったらしい。


「あたし動けない… ごめん、リアルゴールドのみんな、ハンズマン… あた…し…」

リリア、そのまま失神。


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