【16.5話】ギルド・ルーダの風とリリアと王国と
冒険者ギルド・ルーダの風
バードカレッジ卒業の冒険者コトロがマスターをしている。
ギルドマスター:ノーマ・ポエム・クロウス(コトロ)
リリアより少し年上のコトロは人間の女性で中肉中背、リュート演奏を得意とする。
歌は上手だが、バトルソング等の精神高揚効果がほぼ皆無で冒険者バードとしての能力は疑問視。最近、前のギルマスからギルドマスターを押し付けられ、潰れかけギルド・ルーダの風のギルマスをしている。
リリアが所属するギルド・ルーダの風。登録している建物の一階は事務所兼ギルド酒場“ルーダの風”になっている。十席程度のカウンターと小さな演奏スペースがある。二階にはベッドルームが4部屋あり、数名のメンバーが寝泊まりできるようになっている。
しっかり冒険者活動していた時期に作られた、各地のダンジョン、タワー、遺跡の情報や攻略方法が書かれた本が保管されているが、情報は少し古い。
ギルドの活動自体は落ちているが、一般客に混じって他のギルメンが酒場の利用にくるので、交流と情報量はそこそこ。
コトロは冒険に出るより酒場でお酒と音楽を提供して稼いでいる。
現状では次回のギルド査定時に廃ギルドが確定的。
リリアがんばれ。
勇者リリアと王国
国王主催で盛大な式典を行った勇者就任式を行ったリリアだが、相変わらず国からは専用個室も給料も出ていない。リリアが待遇の差別をディルに指摘すると
「私は決定をお伝えしているまでで、待遇の変更があるなら来年の王国議会以降になります。それまでは品行方正な勇者でいてください。いちおうリクエストは出しておきます」と淡々と言うので、以前の顔面ひっぱたき事件を謝罪しようと思っていたリリアは絶対にディルに対して謝罪しない決心を固めている。
国として当分、リリアに対し、住所と連絡先だけ勇者管理室に知らせれば、活動自由の身で良いらしい。
ルーダリア王国看板勇者リリア、ルーダリアの風メンバーとして冒険者活動を始動!
のはずです…




