プロローグ
ある夏の朝。
目を開けると、俺は知らない森の中に倒れていた……
【第一話 プロローグ】
いつもと変わらない毎日が過ぎていた。
高校で勉強をし、部活をやって、友達とバカをする。
ごくごく普通の高校生活を送っていた。
─ あの日が訪れるまでは・・・─
「篠田行くぞー!」
「わぁかったから待ってくれよー!」
俺の名前は篠田勇翔[しのだ ゆうじ]、ハンドボール部所属の2年生だ。
これからハンド部の友達とご飯を食べに行くところだ。
「で?今日はどこに食べに行くの?」
「いつもの所で良いんじゃないのか?」
「またあそこかー……そろそろ飽きるぞ……」
「まぁ良いじゃん!早く行こう」
いつものメンバーで駅に向かって歩きながらそんな会話をしていた。
「今日は何を食べようか……」とボーッと考えながら歩いているとみんなに置いて行かれていた。
「ゆーじー!置いてくぞー!」
「早くしろよー!電車乗り遅れちまうだろー!」
「置いていくなよー!」
みんなに追いつくために、鞄を背負い直し、走り出す。
俺は交差点を一旦止まらずに、飛び出してしまった。
「勇翔っ!」
「─────ッ!」
友達の声が聞こえた頃には、もう遅かった。
こちらに向かってきてた車はブレーキを掛けずに、俺の体を吹き飛ばした。
友達の一人が俺に駆け寄ってきて何かを叫んでいたが何も聞こえなかった。
(ごめんな……みんな……)
そして、俺の意識は途絶えた。
そのまま、どこかわからない黒い空間に吸われ、ある場所に体が浮いていた。
(諦めてはダメよ……あなたはまだ可能性がある……だから絶対に……)
誰だろう、俺に誰かが語り掛けている。
語りかけて来たのが誰かもわからないまま、黒い空間に浮いていた俺の体は、ある一点の光へと向かって流れていった……
第一話 プロローグ END
皆さん、はじめまして!
あゆと申します!
「転生したら女騎士様に拾われたんだけど?」を読んで頂きありがとうございます!
まだプロローグしか投稿しておらず、全然ストーリーが掴めていないと思いますが、これからできるだけ早く投稿していき、皆様に最新話をいち早くお届けできるように頑張っていきたいと思います!
そして、これから応援の程をよろしくお願いします!
それでは、また次回お会いしましょう!