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カードゲーム編

「『愚者の壺』『川にある札を四枚自分の手札にする』」


「くっ!コストのないカードゲームでは絶対に使ってはいけないバランスブレイカーカードを!


コストがあれば間違いなく『コスト10』他の事が一切出来ないカードなのに・・・」


「次の公式発表で使用禁止カードになるだろうね。


でも今の時点では使っても何の問題もない。


ルールにのっとったプレイをしているだけだ」


「『勝てば良かろう』・・・


だいたいの対戦ゲームで正々堂々を求める事が間違っているのか。


オリンピックですら国ぐるみのドーピングがあるくらいだ。


正々堂々戦っても負けたら無意味だ。


そんな事はわかっていたはずなのに俺は『見ている人達の記憶に残るような良い勝負がしたい』なんて考えてしまっていた」


「日本では賭博は禁止されている。


だから全世界で開催されているような『参加費の一部が賞金になる』ような大会は禁止されていて開催されていない。


だから海外の大会に参加しない限り、数少ない日本で開かれる大きめの大会に今回、お前は負けて半年間なり一年間なり負けっぱなしなんだよ!」


「俺が間違っていた。


俺は正々堂々が正しいと思っていた。


お互いが『どう思われても勝ちに行く』と手段を選ばないのが真剣勝負だ。


俺には『どう思われても良い』という必死さが欠けていた。


俺も禁断のカードを使って勝ちに行こう」


「ふん!この状況からどうやって巻き返すつもりなのか?


将棋でいうと詰み、投了(サレンダー)する局面じゃないか?」


「確かに手段を選ばずに勝ちに行かなければ、すでに投了(サレンダー)という状況だろう。


しかし、この禁断のカードを使う事で詰みは詰みでなくなる。


『因果律反転の石版』『指定した相手のあらゆるものを反転させる』」


「そうか・・・手札を反転させ、俺の手札とお前の手札を入れ換えるって訳だな?」


「何を言ってるんだ?


そんなもの絶対の勝ちではないだろう?


格率は限りなく低いが、お前が『因果律反転の石版』を引いてしまったらもう一度手札を反転させてしまえば俺の負けは確定なのだから。


俺が反転させる因果律は手札じゃあない。


俺がお前に確実に勝つために必要な因果律の逆転とは・・・」






「激戦の末、勝者が決しました!


まさかあんな結末が待っているとは!


結果は赤コーナーの選手のレギュレーション違反による反則負けです。


赤コーナーの選手はメンズ大会にはレギュレーション違反で参加は出来ませんが明日行われるレディース大会には参加資格がございます!」

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