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ハンバーガーショップ編(ちんこ投げボツ原稿)

昔「ハンバーガーショップの肉はミミズの肉だ」というデマがあったという。


今ある牛の繁殖を放棄して食用ミミズの養殖の施設を作るのには遥かに金銭がかかり「食用ミミズを使っても誰も得しない」というのが実情らしいが。


チンピラが「中にミミズが入っていた」と難癖をつけて騒いでハンバーガーショップがチンピラに小銭を渡した事で「ハンバーガーショップの肉はミミズの肉だ」という話が真実として語られるようになったらしい。


今では考えられないが「チンピラが『ハンバーガーに異物が入っている』と騒いだら小銭を渡して黙らせておけ」という時代があったのだ。


今では反社会組織に金銭を渡してはいけない事になっているので少し考えにくいが。





シノギのやりにくい時代になったもんだ。


どんな小さな飲食店もびた一文出しやがらない。


もう極道で食べていける時代ではないのかも知れないな。


あれ?こんなところにハンバーガーショップあったっけ?


どうせ出さないだろうけど、ショバ代を請求しておくか。


その前に少し脅しておくか。


脅しが有効なら、ショバ代も払う気になるかも知れない。





「オイ!このハンバーガー、縮れた毛が入ってたぞ!」


「大変申し訳ありません。毛髪混入には細心の気は使っているつもりなのですが・・・」若い女性がペコペコと頭を下げる。


名札の肩書は『店長』だ。


若い女性店長か・・・遠慮なく脅せるし、ビビって金も出しやすそうだ。


昔、中年男性を脅したら、実はソイツは警視総監とコネがあって、脅した男の所属していた組は破壊活動防止法が適用されたという話があったらしい。




このビビり方はもしかしたら金のなる木かも知れない。




「申し訳ありません。


すぐに替わりの新しい物を準備します!」


第一段階クリアだ。


店側は必ず最初に金銭ではなく、替わりの商品を提示しようとする。


それを受けとると店側は『お詫びの粗品』を渡してくるのだ。


この作戦に乗っていては金は稼げない。


「ちょっと待ってくれよ。


こっちは散々時間も無駄にして、縮れた毛が口の中に入って嫌な想いもしたんだぜ?


替わりの商品を渡して『はい、おしまい』なのかよ?」


「私どもはどうすれば良いのでしょうか?」


「そんなモンはアンタらが考える事だろ?


『誠意』を見せなよ」


ここで金銭を請求してはいけない。


金銭を要求すると『強迫罪』で手が後ろにまわってしまう。


ここで要求するのはあくまでも『誠意』だ。


まあ『誠意=金銭』なのだが。


「わかりました。


もう1ランク上の肉を使用したスペシャルバーガーをお詫びとして提供させていただきます」


まあ今回はこんなモンだろう。


脅しの種は蒔いた。


次回脅す時に大きく収穫しよう。


今回の脅しが効いていると、次回脅す前にホイホイ金銭を払う事もある。


慌てる必要はない。


『慌てる乞食はもらいが少ない』のだ。


「じゃあその『スペシャルバーガー』とやらで手を打とうかね」


「わかりました・・・


あ、すいません!


『スペシャルバーガー』の材料を切らせているのを失念していました」


「おいおい、どうすんだよ?」


「申し訳ありませんが、お客さまには『スペシャルバーガー』の材料が調達出来るまで店舗のバックヤードでお待ち頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」


面倒臭いが今回はとことん付き合う事にしよう。


付き合う事が次回の強迫の時、金銭目的でない事の証明になるのだ。


「頼むぜ、あんまり時間ないんだからよ」


嘘である、時間はタップリとある。


「わかりました。


あまり時間はかからないようにします。


ですが、今回は縮れた毛が入らないように細心の注意を払いますね」


店長の女性は俺の股間に手を伸ばし、微笑みながら言った。

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