第2話: いざ面接へ
月曜の朝、いつもの様にのんびりして、時計を見ると、9時ではないか!
電話、電話!
『お電話ありがとうございます。ラッキーワ−クです。』
「求人広告を見て、お電話したんですが。」
『どちらの広告を、御覧になりましたか?』
「アダムスです。」
『それでは、富士桜工業をご希望ですね。今日、面接に来られますか?』
「はい。大丈夫です。」
など、お話をして、2時に面接を受けることになりました。
なんか急に、緊張感が漂ってしまった〜。
とりあえずは、持ち物の準備をしてっと・・・。
何着ていこうかな?
やっぱり、真面目に決める?
それとも、バイト感覚で行ってみる?
まっ、工場の派遣だから、普段着でいっかな?
てなことで、黒のジーンズに薄い緑のブラウスに、
グレーのジャケットで決まり。
あーっ、大変!
履歴書、書かなきゃー。
まさか、今日、面接になるとは・・・。
昨日のうちに用意しておけば良かったー。
おっと、写真もだ〜。
バイクで急いで近くのコンビニへ。
有ったー。 履歴書ゲット。
写真は、たしか・・・。
あそこのスーパーの前に、スピード写真機が有ったっけ?
「うふふっ・・・あった、あった。」
マジ顔は、印象悪いから、ちょっと、乱れを直して、
5−3は?
ニーッ!
「パシャ!」 カ・ン・ペ・キ
さっ、早く家に戻って、履歴書書かなきゃ。
バイクにまたがり、Uターン。
家に戻ると、ダイニングテーブルで、履歴書用紙とにらめっこ。
「なんだか、緊張するー。 あ〜もう! 間違えちゃったー。 履歴書って、苦手。」
少し慌てる事になちゃったけど、何とか用意も出来て、12時半に出発。
電車に乗るなんて久しぶり、いつもはバイクでブルン、ブルン。
駅から歩くこと10分、目的のビルに到着。
ここの5階かー。
よっし!
(つづく)(登場する人物・団体・場所の名前、名称は架空のものです。)