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直人対MUSASHI

「あわわっ!どうしよう!」

俺が慌ててる内に、MUSASHIは一気に距離を詰めてきた。

ヒュンッ! パンッ!

風を切る音がしたと思ったら、乾いた音が聞こえて鼻が徐々に痛んできた。意志がクラクラしてきた。

「っく・・・いって~な!」

俺は無茶に双剣を振り回した。しかし全部避けられてはパンチを浴びされる。しかし止まる事の無いパンチ。そろそろ意識が・・・



『全く・・・我を使う物がこんな奴だとはな・・・・このままの行く末が危ういぞ?』

しっかりと心に聞こえる声

(誰だ?この声は?)

ドッグン!ドッグン!

急に心臓の鼓動が大きくなってきた

武器スキル『憑依<雷神>』発動

(何だこれ?)

徐々に体の軽くなっていく。

「直人ぉ!!」

友希が俺に叫んできた。

前を向くとMUSASHIが突っ込んで来た。だが何故か遅く見える。

俺はすぐに避けて相手のみぞおちに拳をめり込ませた。相手は直ぐに距離を取ってきた

俺はMUSASHIに追撃をかけるため足に力を込めたら、

『雷脚』発動

バチバチバチィ!

足に雷が帯びている。スキルか?

『いいぞ。そのまま突っ込んで相手を蹴り飛ばせ』

また声が!

一応言われた通りに突っ込んでみた。俺の足の速さとは思えないスピードだ。その勢いのままで蹴りを放った

ドゴーーンッ!!



ーMUSASHI視点ー

何だコイツ?いままで弱かったのに急に強くなった・・・しかもスキルを使いこなしている。

(久々に蹴られたな・・・)

俺は立ち上がりファイティングポーズを構える。これまで少ししか出してなかったがこれから本気だ!

武器スキル『パンプアップ』発動

俺の体の筋肉がはち切れるかと思う程膨張した

俺は足に力を入れ踏み出した。

景色が流れる。そして視界に奥村を捕らえて、力の限りに右ボディをかました

俺は元の世界では右ストレートと右ボディで世界を獲ったと言っていいほどの力がある。

相手の肋骨が折れる感触がした。

相手は踏ん張り、雷を帯びた蹴りを放った来た

ボキボキボキボキィ!!

固い筋肉で守られてるのに凄い威力

(俺の肋骨もいったか・・・)

俺は右ストレートを放つとすぐに奥村が蹴りを放ってくる。これが続いてく。打ち合いだ

ドガッ! バキッ! ドスッ!

打撃音が続く。相手はかなり息が切れている。徐々に俺も視界が暗くなっていく。

ボキッ!

俺の背骨まで折れた。もうダメか・・・世界チャンピオンの俺が?



(まだだ!!!)

俺は世界チャンピオンだ!

俺は倒れかけていた体を起こしながら上に拳を振り上げた。

「俺は!負けねぇーーー!!!」

武器必殺『マッハパンチ』発動

俺も見たことの無いパンチの速さで相手の顎を撃ち抜いた。

相手は地面に倒れた。

アナウンスが、

「ウィナーMUSASHI!!」

ドワアアァァァーーーッ!!!!

久々の歓喜を聞いた。俺は安心したのか全身の力が抜けて倒れた。

(早く立たないと・・・)

俺は体を起こそうとした。が、ラミレス、剣斗の小僧が手を差し伸べてくれた。

俺は剣斗の手を握った

「全く・・・無茶はいけませんよ?そろそろおっさんになるんですから」

クスクスと笑っている剣斗

「おい小僧・・鼻へし折るぞ」

そしてラミレスの手を握った

「任セロ!後ハ剣斗ガ勝ッテクレル」

「あぁ・・・みんなありがとうな」


ー真田 友希視点ー

どうなってんだ!?あの武器スキル『憑依』発動してから直人の目の色が黒色だったのに黄色に変化した。

それだけじゃねぇ、動きもまるで違った・・・すごかったけど何か裏がありそうだな

そう考えていたら担架で運ばれてきた直人が来た

「直人!」

「・・・いてて。ごめんな負けて・・・」

体の骨が砕けているのに話してくれた。

「いや大丈夫だ!俺が勝ってやるからな!」

直人は笑って

「あぁ・・・任せた」

直人は担架で医療室に運ばれて行った

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