チーム「バーストイーター」
「それよりも早く行こうよ!一番屋根の高い家ってあれだよ!」
俺は都で一番高い場所を指さした
「あぁ!」
俺達は、一番高い場所に走って行った
「はぁ・・・はぁ。ここだな」
俺達は扉を引いた
「いらしゃいませ!」
部屋の中はかなり熱気に包まれている。
「チームを作りに来たのですか?」
「はい」
友希が俺よりも先に書き始めた
「ではここに入る人数、名前、リーダー、チーム名を記入してください」
サラサラ
「はい」
「ではご確認します。人数は二人、お名前は真田友希様、奥村直人様リーダーは奥村直人様チーム名は『バーストイーター』でよろしいですか?」
俺は何が何だか分からない。俺がリーダー?
すると友希が俺に相談も無く
「はい」
笑顔で答えた。
「ちょいちょいちょいちょいちょいちょい!!!!何やってんだよ!」
「ごめんな!でもこれからお前がラッキーだぜ?」
そういってるとカウンセリングの人が
「ただいまチーム作成でプレゼントキャンペーンをやっています。では奥村様にこれを」
俺の前に黄色い箱が出された。開けてみると黄色い結晶が入ってた。
「これは?」
「おめでとうございます!これは『雷脚』と言う特殊スキルです。それを胸に当てると習得できます」
俺は胸に当ててみた
パアァァッ!!
急に結晶が光って俺の手から消えた
「こ、これでいいのか?」
俺は何故だか友希に聞いてみた
「あぁ。んじゃ実践絡みにトーナメントに参加するか!」
友希は一番人が集まっている方を見た。するとアナウンスがなり
『これからビギナーズトーナメントを始めます!優勝したチーム、プレイヤーは一人百万円とC~Aのスキルまたは武器が付いてます!エントリーの方はバトルフィールド近くのテントのでお願いします!』
ゆ、優勝金百万!?何て額だ・・・これがあったら数年間は保つな。
「早く行こうぜ!」
友希は俺の手を引っ張って人混みの中を突っ切った。
そして無事にエントリー出来た。俺達は一回戦目にやるという事でもう会場に入ってる。このトーナメントはチームから選抜した三人が一人ずつ戦う『ナイトオブナイト』と言うルールらしい。俺達は二人なためどちらかが二回出ないといけない
「いいな?殺しはいけない。手抜きしたら負ける。ピッチャーと同じだ!」
「力まず、抜かずだな?っていうか俺キャッチャーだよ」
アシスタントの人が来て
「間もなく始めるんで、準備はいいですか?」
「「はいっ!」」
俺達は意気揚々と待っていた。相手が完全優勝候補だと知らずに・・・
ワァーーッ!!ワァーーッ!
すごい熱気だ!ますますテンションが上がる!
しかしこんな声も
「ビッグファイター!バーストイーターなんて捻り潰せ!」
「頼むぞーーMUSASHI!剣斗!ラミレス!」
ん?聞いた事ある名前だ・・・。すると友希が急に
「おい!やばいぞ!相手は史上最強パンチで知られているMUSASIと俺達と同い年で剣道の自己流を出した宮本剣斗と陸上で恐ろしい速さを持ってるラミレスが相手だ!」
宮本剣斗。あいつは知ってる一回テレビでみたけどかなりイケメンだった・・・
っていうか何でそんなに詳しいんだ?
アナウンスが、
「ではビックファイターとバーストイーターの選手の能力を公開します。」
ビッグファイター
MUSASHI (27)
レベル5 雷属性
攻撃力 1771
守備力 699
速さ 1015
器用さ 642
攻撃魔力 592
回復魔力 258
体力 10000
武器 デスボクサー(B)
通称 史上最強のパンチ
宮本剣斗 (14)
レベル3 斬属性
攻撃力 1003
守備力 838
速さ 867
器用さ 687
攻撃魔力 700
回復魔力 897
体力 9000
武器 日本刀<無銘>(D)
通称 宮本流居合の祖人
ラミレス (20)
レベル9 風属性
攻撃力 923
守備力 384
速さ 2679
器用さ 975
攻撃魔力 1494
回復魔力 475
体力 20000
武器 スキル『俊足』(D)
通称 世界最速を誇る足
バーストイーター
真田 友希 (14)
レベル1 炎属性
攻撃力 1078
守備力 756
速さ 343
器用さ 420
回復魔力 398
攻撃魔力 628
体力 6000
武器 天照<極>(S)
通称 天性の能力
奥村 直人 (14)
レベル1 雷属性
攻撃力 703
守備力 378
速さ 981
器用さ 495
回復魔力 341
攻撃魔力 219
体力 4000
武器 雷神双剣(A)、スキル『雷脚』(S)
通称 史上最強の運の持ち主
「に、二千!?」
明らかに桁違いだろ・・・
しかしアナウンスが
『では一回戦一試合目を発表します。バーストイーター奥村直人。ビッグファイターMUSASHI』
『それでは始めます!3、2、1、・・・』
『ファイト!!』
こうして奥村の初試合が始まった。
カーンッ!