序章〜転移〜
ちなみにマジドラとはマジカルドラゴンファンタジー(命名:我が友人I)の略で、決して「マジでドラ○もん!?」や「マジでド○クエ」の略ではありません(笑)
いつも通りの青い空。
何の変哲もない真夏の一日の昼時だ。
そんな中、二人の少年が坂道を上っていく。
二人は私服で一人は短パンにTシャツ、もう一人はジーパンにTシャツという軽装だ。
「あ〜……かったり〜……。なんでこんな暑い日にあいつのとこに行かなきゃならねーんだよ……」
「まぁそう言うなって。バカな龍のことを思って勉強会やろうって言ってんだからさ」
「けどなぁ……」
やる気なしの短パンが赤木龍。
身長は170cmほどで17歳だ。
先程の会話でわかるように勉強は全くと言っていいほどできないが、家が武術の道場の為にスポーツ全般が得意だ。
もう一人のジーパンは青山昇。
身長は龍と同じ位で同級生だ。
龍とは正反対で勉強はかなりできるがスポーツはいまいちの……まぁいわゆるガリ勉君だ。
二人は正反対ながらも中が良く、小学生の頃からの親友である。
今も仲良く(?)幼なじみ(龍曰く腐れ縁)の池上千鶴の家に勉強を教わりに行くところだ(もちろん昇はただの付き添い)。