79.新章スタート
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
わたしの名前はリオン・サイハーデン。
かつては貴族の端くれだったが、外れスキルと判定された【リサイクルショップ】のせいで、辺境の地『デッドエンド(廃棄都市)』へと追放されてしまった。
だが、世間の評価とは裏腹に、このスキルはとんでもない規格外の代物だったのだ。
ガラクタやゴミを買い取ってポイントに変換し、そのポイントを消費して様々な能力を行使できる。
市場調査、商品修繕、仕様変更、資源分別。
あらゆるゴミを再利用し、価値あるものへ変える最強のスキルである。
現在、わたしは頼もしい家臣や仲間たちと一緒に、荒れ果てた廃棄都市を綺麗で住みやすい場所へと作り変える再生活動を行っている。
立派な拠点を作り、魔族の残党である『廃棄族』のエリーも仲間に加え、ようやく都市の一部を自分たちの領土として使えるようになった。
だが、廃棄都市はまだまだ広大で、未踏破の危険なエリアや眠れる資源の山が残されている。
これから、みんなで力を合わせて都市を完全攻略してやるぞっ。
◇
そんな希望に胸を膨らませ、新たな朝の光を迎えようとしていたのだが。
「よしよし。今日も主様は可愛らしいですね」
ものすごく柔らかくて、温かい感触に顔中を包み込まれていた。
甘いフローラルな香りと、ふんわりとした心地よい肌触りが鼻腔と頬をくすぐってくる。
目を開けると、専属メイドのアナスタシアこと、アナがわたしをきつく抱きしめていた。
「よしよし、よしよしっ。さあ、起きてくださいね」
アナが目を輝かせながら、わたしの頭を優しく撫で回してくる。
わたしは中身こそ大人な転生者だが、外見はまだ八歳の子供だ。
こればかりは子供扱いされても仕方がないと、半ば諦めの境地に達していた。
「きゅ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
ふいに、アナの腕の力が強まる。
柔らかい双丘に顔が深々と埋まり、完全に呼吸が封じられた。
「ぐえーっ!」
わたしはたまらずカエルのような悲鳴を上げ、ジタバタと手足を暴れさせた。
このままでは、新章の幕開けと同時に窒息死という間抜けな結末を迎えてしまう。
慌ててアナの腕から抜け出し、膝から崩れ落ちそうになりながら大きく息を吸い込んだ。
「ぷはっ! は、はい、おはようございます!」
ぜぇぜぇと肩で息をしながら挨拶をすると、アナは幻の尻尾をパタパタと振るような勢いで嬉しそうに微笑んだ。
今日もまた、少し息苦しくも平和な、賑やかな日常のページがめくられていく。
【おしらせ】
※3/1(日)
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