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No.6 旅立ち、トンガを目指して

バンッバンッ。足を地面に叩き付けブンブンが悔しがる。


ユーム「やっぱり父さんには勝てないなぁ笑」


父さん「はははっ。良いかい。お前たち2人はハッキリ言って弱すぎる。島の外へ出ても、本当に死んでしまうかもしれない。それでも本当に旅へ行くのかい?」


ユーム「うん。それでも出るよ。兄さんや姉さんたちがそうしたように。そして、兄さんや姉さんたちがしっかり使命を持って生きてるように。俺も自分の成すべく事を見つける必要があると思うんだ。」


父さん「そうか。分かったよ。しっかり準備をするんだよ」


楽しい島での生活はあっという間に過ぎ、いよいよ旅立ちの日。


リシーヤ島の西にある港から、水の都アクセイランを目指し旅を始める。


母さん「ユーム、ブンブン、2人仲良くね。2人の旅の無事を願っるわ」


父さん「良いかい2人とも。正しく生きなさい。悪い感情は持たず、良い行いだけを心がけ、弱きを助け、強く生きなさい。旅の無事を祈ってるよ」


クポ村長「ほら。これを持って行け。これは身分証なような物じゃ。ワシが保証人として登録してある。これがあれば、殆どの国や地域へ入れるじゃろうて。絶対に死ぬなよ。困ったらギルドへ行きこの身分証を見せ相談しろ。何か力になってくれるだろう」


ユーム「ありがとう。行って来るよ。」


船へ乗り込み、まずは西の大陸最南東部の港町トンガを目指す。

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