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No.65 新たな旅立ちと海賊

フレディー王「旅立つか。次はどこへ向かう?」

メゲ王国での鍛錬を終え数日。ユーム達は次の旅へ向け旅立ちを決意する


ユーム「キュカンが完全体に戻ったので、1度東の大陸から西の大陸へ船で移動し、モフモフさんへ報告しに行こうと考えてます!」

モフモフさんは未だにお留守番をしている


フレディー王「そうか。最近、海賊達が何やら良からぬ動きを見せていると情報が入っている。気をつけて迎えよ」


ユーム「フレディー王、ニックスさん、フレアさん、ビッセルさん、本当にお世話になりました!!」

ユーム達はエスティム王国へ再度入国し、港で船を待つ


ブンブン「久しぶりの船旅だな!こんな小さな船で東の大陸から、西の大陸まで行けるのか?」

ユーム達の目の前には30人ほどが乗船出来る船が停泊している


リーナ「魔道船よ!大丈夫!コアに充分な魔力が充填されていて、定期便としても有名よ!」

一同、魔道船へ乗り込み、約1ヶ月に渡る船旅へ出発するのであった


船旅が始まって10日。なんのイベントも起こらず平和に旅が続いていた。


のだが…


カーンカーンカーンカーンっ!!


船に鐘の音が鳴り響く


船員「海賊だっ!砲撃するっ!揺れるからみんな近くの物をしっかり掴まってっ!」


ドーンッ!ドーンッ!ドーンッ!

魔道船は海賊へ向けて容赦無く砲撃を開始した


船長「やばいな…あれはエヴィリー海賊団だ…」

船長は横向きドクロの海賊旗を指指して呟いた


船員「エヴィリー海賊団…ヤバいですね…」

海賊船はとても大きく、海賊船8隻が目の前に広がる


ブンブン「そんなにヤバい海賊なのか?」


船長「先日、絶対王ビビア様の首を取ると宣言し、世界評議会が世界指名手配海賊と認定したばかりの海賊団だよ」


ブンブン「そんなやべー奴らなのか!俺達も加勢するぜ!!」

ブンブンが加勢すると言った直後


きゅいぃぃぃーーーーーーーん。

ずどぉぉぉぉーーーーーんっ!!


エヴィリー海賊船の1隻から凄まじい魔力の込められた魔導砲が撃ち込まれ、ユーム達が乗る船は木っ端微塵となった


何日、海を漂流しただろうか…

4人は粉砕された船の残骸にしがみつき、小島に漂着した


ユーム「…た…助かった…」

疲れきった4人は浜辺で意識を失った…


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