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No.5 父の優しさ

帰宅後


父さん「クポ村長はどうだった?」


ユーム「お前らは弱すぎるからすぐ死ぬだって笑」


父さん「はははっ、やっぱりな笑よし最後だ。稽古付けてやるからユームもブンブンも庭へおいで」


父さんは、真っ直ぐな刀身の取り回しの良い、長くもなく短くもない刀を武器として扱う。

俺は少し大きめの、重さを利用して威力に特化した剣を専門に扱う。

ブンブンは短めのドスを二刀流とし、スピードに特化した戦闘スタイルだ。


父さん「さぁ、おいで、2人のコンビネーションで今日こそは父さんから1本取って、父さんを安心させて欲しいな」

父さんはそう言うと少し微笑み、刀を真っ直ぐ構えた。

父さんの目は見えていない。それなのに、寸分のスキも無く、ただそこに立たずんでいる。


ユーム「ブンブン行くよ、いつも通り、2人のコンビネーションなら大丈夫」


ブンブン「おう、行くぜ、俺がきっちり仕留める」


ユーム「おりゃゃゃーーっ!」

俺が大きなモーションから、剣を斜め上から切りおろし、父さんの体制を崩しに掛かる。


ブンブンは俺の身体の後ろに綺麗に隠れ、体制の崩れた所を仕留めるに掛かる算段だ

きっと俺の斬撃を避ける為に父さんはバックステップを踏む、もしくは身体を反転し剣を交わす、どちらにせよ、俺の身体の後ろに隠れてるブンブンのスピードでは射程圏内に入り父さんの首にブンブンのドスが届くだろう。


ズバッッッ!!


一瞬だった。


俺とブンブンは既に真っ二つにされている、、、


父さんは避けもし無かった。

俺の剣が振り下ろされるよりも早く、父さんは刀を真っ直ぐ構えたまま俺の胸元へ飛び込んで来て、そのまま俺とブンブンの身体が重なってるのをいい事に、2人まとめて切り伏せた。


実際には切られていない。刀を構えたまま、俺の剣が振り下ろされるよりも早く胸へ飛び込まれ、俺とブンブン間違いなく「切られた」と認識した。

完敗である。


父さん「やっぱりまたまだ父さんの方が強いかな?残念...笑」

父さんはまた微笑みながら優しい口調で勝利の言葉を口にした

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