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No.56 伝説 vs 伝説

ユーム「伝説の神獣 バルフーム!!!?」


グローム「そうじゃ。元々はエスティムの国の古代文明時代に作られたと言われているロボットじゃ。歴史書によると、大戦争の危機から何度もこのエスティムを守って来たと言う文献もある。ワシらの前におるのはバルフームの外骨格じゃ。核となるロボットと2つで1つじゃったのだが、前回の大戦争ののち、忽然と核となるロボットが消えてしまい、それ以来、核のロボットを探すかの様に、ダンジョンを彷徨うようになったんじゃ。核と1つとなると大きなエネルギーの翼が生え、巨大な竜となる。」


ブンブン「伝説の神獣かよ。しかも不死と来た。どうするんだよ。」


グローム「ふむ。正直、ワシでもバルフームを討伐するのは無理じゃ。外骨格だけと言えど、こいつの特性は「不死」じゃからのぉ。まずはどの程度か。力比べと行くかの。フィリップよ。ワシの後ろの者全てを守れ。」


フィリップ「はい!承知しました!」


フィリップ「白魔法 ホーリーグロス」

フィリップが光属性の防御障壁を展開する。


グローム「フィリップ、しっかり頼むぞ。」


グローム「召喚 顕現せよ ケルベロス」

真っ黒な毛に覆われ、大きなツノを蓄え、3つの頭を持った伝説の神獣 ケルベロスが顕現した。


リーナ「あれが...!グローム様のケルベロス...!凄すぎる...!」


グローム「噛み砕け ケルベロス」

ケルベロスが叫び、次の瞬間、姿を消したかと思ったら、バルフームの足元から顕現し、バルフームを噛み砕き始めた。噛まれた部位は腐食を始め、崩れ落ちていく


グォォォォォォーーーンッ!!!?


バルフームの鋼鉄の体はボロボロと崩れ始め、苦しそうに雄叫びを上げている。


ブンブン「これは...やったんじゃあ!」


フィリップ「無理だよ。グローム様は決して驕らず、冷静にその戦況を判断する。相手の強さを推し量り間違う訳がない。グローム様が倒せない。と言ったのだから倒せないだろうね。」


バルフームが大きな鋼鉄の尻尾でケルベロスをなぎ払い、ケルベロスは後退するが、腐食は続く。


グローム「さて、この攻撃を喰らって、どれぐらいの速さで回復するのかの?」

その瞬間、バルフームの周りは緑色に輝き、あっという間に溶けた骨格が修復された。


グローム「ふむふむ。早すぎるの。2~3秒と言った所か。これでは、流石に全員を逃がすスキはないの。」


フィリップ「グローム様。そもそもバルフームは自ら冒険者を襲う性質は持ち合わせて無かったかと記憶しているのですが。」


グローム「そうじゃな。小僧共、バルフームに何かしたのか?」


ブンブン「いや、俺達は何もしていないぜ!使い魔みたいな4匹の犬型ロボットに急に襲われたかと思ったら、急にバルフームが襲い掛かって来て。」


リーナ「そうです。私達からバルフームに攻撃した事実はありません!」


グローム「うーん。変じゃのぉ。どうして...」

悩むグローム。ケルベロスが最前線に鎮座し、バルフームも攻撃して来れずにいる。伝説と伝説は睨み合い硬直状態と言う事か。


ピコーーーーン!

急な機会音がダンジョンに鳴り響く


機会音「同機...完了...」


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