No.48 賑やかな街と裏路地
リーナ「ここのお料理、本当に美味しいわねぇ!」
ユーム「そうだね!とても美味しいよ!」
ブンブン「これは、通ってしまうな!賑わってるも納得だ!」
ガチャ、キーっ
お店の扉が開き、緑色の長髪で背の高い男が入って来た
男「1人だ。酒と少しのツマミだけで良い」
店員「カウンターへどうぞ!」
しばらくすると、また扉が開き、小さな少女が1人で入って来た
少女「ママ、シャイナが居ないの」
不安そうな顔で母親に話し掛ける少女
母親「なんだい、今日はお隣さんと食事で忙しいって言っただろ。
シャイナはきっと遊びに行ってるだけだよ、すぐ帰って来るさ!さぁ、あんたも早く家へ帰んな!」
少女「分かったよ」
少女は店を後にする
ブンブン「いやー食った食った。さて帰ろう!」
俺達は宿屋へ帰り、その日からダンジョンへ潜り続けた
3日が経ったある日
リーナ「ギルドへ行ってキュカンの魔導オイル買わなきゃ!」
ブンブン「それは大変だな!買いに行こう!」
ギルドへ到着し、キュカンの魔導オイルを購入した
ユーム「ねぇ、みんな。これを見て」
ユームが依頼書を指さした
「人探し。名前シャイナ。年齢12歳。女。3日前から行方不明」
ユーム「あの、この依頼って」
受付「なんでも娘さんが3日間家に帰ってきていないみたいでして。
まぁ、ただの家出か、友達と遊んでるだけだとは思いますが」
ユーム「そんなモノなのですか?子供が心配とかって無いんですか?」
受付「私はギルドの受付です。依頼を注文頂き、依頼を配り、報酬をお支払いするだけです。」
ブンブン「なんだかこのギルド、冷たく感じちゃうな..まぁ、でも言ってる事は間違ってはいないからなぁ.」
モヤモヤした気持ちのまま、今日もダンジョンへ向かう。
ニガーの町からダンジョンまでは大人の足で30分ほど。
森を抜けた先にある小さなホコラがダンジョンの入口になっている。
ダンジョンへ向かう道中森の中
「キャーーーッ!イヤだっ!イヤだっ!シャイナーーーーっ!うわーーーーんっ!」
少女の叫び声が響いた
!?
ユーム達は走って向かっていた
下級モンスターゴブリンがシャイナと思わしき少女を食べていた
その傍ら、その様子を腰を抜かし、涙を流しながら見つめる3日前、夕食のお店で見かけた少女がいた
ブンブン「くそっ!なんてこった!」
リーナ「風魔法...」
リーナが魔法を唱え攻撃に入る
「全てを切り裂け かまいたち」
リーナが魔法を唱える終えるよりも早く、
ユーム達の後方から緑色の刃が音よりも早くゴブリン達を切断した
緑髪の男「くそっ、遅かったか。ごめんな。」
男は食べられかけの骸となった少女を抱き抱え呟く
緑髪の男「君のお姉ちゃんか?
ごめんな。
おじちゃんがもう少し早くお姉ちゃん見つけてあげれてたら…
ごめんな。お姉ちゃん助けてやれなくて…」
少女はショックのあまり気を失った
ユーム「あ...あの...」
緑髪の男「お互い、遅かったな。くそっ」
寂しいさの中に、苛立った目をして男が呟く
リーナ「もしかして...あなたは...」
緑髪の男「あぁ、俺は、一応序列称号10位のイアンってもんだ。風が言ってたんだよ。
この町はおかしいって。だから様子を見に来たらこのザマだ。くそっ」
イアンは舌打ちをした。
その場でシャイナを埋葬し、気絶した少女を抱き抱えたイアンは町へ戻る。
俺達4人もイアンの悲しそうな後ろ姿を見つめながら、町へ帰って行った




