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No.47 新たな旅と湿地帯の町

本編へ戻ります!


マリア「ユーム、気をつけて行けよ」


なぽぽ「みんな、また会いましょうね」


ユーム「マリア姉さん、なぽぽさん、長い間色々ありがとうございました」


なぽぽ「こんなに長い期間、ベビウスに滞在するなんて思いませんでしたね。リファ様からマリア様ばかりユームさんと過ごしてずるい!と何度も苦情が来ましたけど」

なぽぽが微笑む


ユーム「またどこかでお会いできる日を楽しみにしています!それではマリア姉さん、いってきます!」


マリア「フィリップによろしくな。」


4人は東の大陸へ向け、旅立つ

ロックゼン連邦国への旅路も結構な距離がある


ベビウスを出て1ヶ月、北大陸の雪が少し落ち着き始め、青々した湿地が時折顔を見せ始めた


ブンブン「やっぱり地域によって出てくるモンスターが様々だな!」


リーナ「ねぇ、何かベビウスに忘れているような気がするのよね」


キュカン「忘れ物...」


ユーム「そうなんだよ!リーナ!何か忘れてるんだよねぇ。思い出せないんだ。」


ブンブン「分かる!ベビウスには何か目的があって向かったはずなんだけどな」


キュカン「忘れ物...」


ブンブン「まぁ!いずれ思い出すだろう!」


リーナ「そうね!4人でロックゼン連邦国をとりあえず目指しましょ!」


キュカンのおしりにある製造番号の事などすっかり忘れ、4人で旅をするのが当たり前となった仲良し?4人組の旅は続く。

モフモフさんに時間経過感覚が無い事がせめてもの救いなのかもしれないが!それでも旅は続くのであった


モフモフ「んー。今日もお茶が美味いのぉ」



湿地帯が増え初めて小さな町へたどり着いた。

ニガーの町である


ユーム「やっと町に着いたね!しばらくこの町でダンジョンとギルド依頼をこなして旅の資金を作ろう!」


ブンブン「さぁ!飯だ飯だ!この町の名産はなにかなぁ!」


小さな食堂へ入る


小さな店員「いらっしゃませ。ご注文が決まったらお呼びください」

小さな子供の店員が声をかける


リーナ「偉いわね!その年で働いてるなんて!」


昼食が終わりギルドへ依頼を探しに行く道中、町を散策する4人


普通の町なのだが、路地裏にみすぼらしい子供達の姿が目に付く


ブンブン「この町には学校とかねーのかな?昼間っから働いてる子供も多いし、路地裏にも子供が多いな」


ユーム「そうだねぇ、不思議な町だね」

あまり気に止める事も無くギルドへ到着する


受付「いらっしゃいませ。現在報酬の良い依頼は少なく、ダンジョンの方がよろしいかと。」


ユーム「へぇー、そうなんですね。平和な町なんですね!」


受付「小さな町ですので、住民の皆様で多少の事は助け合い、ギルドへ流れてくる依頼が少なくなっております」


リーナ「助け合いかぁ!本当に良い町なのですね!」


ブンブン「仕方ねーな!ダンジョンへ潜ろうぜ!」


キュカン「ダンジョン...好き」


宿屋を決め、夕方までダンジョンへ潜り素材集めを頑張った4人


ブンブン「あぁー疲れたなぁ!さぁ!宿屋へ帰って、晩御飯でも食べに行こーぜ!」


リーナ「そうね!せっかく町へ来たのだから、宿屋のご飯じゃなくて、外食が良いわね!」


宿屋へ戻り、お風呂を済ませ、夕食へ出かけ4人


ブンブン「まだ日が沈み切って無いのに凄い賑わいだな!」

町はたくさんの大人達で溢れかえっている


町人「今日は手伝って貰って助かったわ、ささ、飲みに出かけましょー!」


町人「先日はありがとうな!飯奢るから、ほら行こうぜ!」

町の大人達はみんな仲良さそうだ


リーナ「ギルドでも言っていたけど、本当に助け合いの町なのね〜」


ご飯屋へ入るとお店の中はたくさんのお客さんでごった返していた


ユーム「どうにか座れたね!さぁ夕食を食べよう!」

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