表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/66

No.45 大好きなチェスパ

チェスパ「最後の鍛錬だ。お前達を裏切ってしまって。すまない。」


ユーム「まだ...間に合いませんか...?」

涙目のユーム


チェスパ「ごめんな。俺はお前達を殺して、裏の世界へ。スパンダ様の元へ行くよ。」


ブンブン「くそっ!」


リーナ「……やだ」

リーナは泣き続ける


キュカン「キュカン...チェスパ...好き」


チェスパ「さぁ!最後の鍛錬だ!行くぞっ!」

スっ!っと人差し指を立てるチェスパ


「雷鳥」


無数の雷が降り注ぐ

ユーム達は軽々避ける


チェスパ「そうだ!良く集中して見れてるぞ!」

いつものようにチェスパは4人を褒める


ブンブン「ガマ油!火炎連弾!」

火球を次々吐き出すブンブン


リーナ「風魔法 突風時雨」

火球に大量の酸素が送られ増大していく


キュカン「武装 パターンB」

キュカンの身体からあらゆる刃物が飛び出しチェスパに斬りかかる


チェスパ「いいぞ!タイミングが完璧だ!」

チェスパは小さくバックステップを踏み、キュカンが斬りかかってくる反対方向へ逃げて行く


ユーム「武装聖剣」

チェスパがこちらへ避けて来る事を予め想定していたユーム。

スキル武装する事により、剣が軽くなり、オーラを纏った剣は纏ったオーラさえ殺傷能力を持つ。


チェスパ「完璧じゃないか!4人とも!」

チェスパは想定していた。最初のバックステップからユームの方向へステップを切ったが更にバックステップを行い回避する


チェスパ「雷壁」

分厚い雷で火球を打ち消した


ブンブン「くそぉぉぉっ!」


リーナ「もう...辞めたい...なんで...」

また泣き始めるリーナ


チェスパ「殺らないと。殺られるのはお前達だぞ!俺は本気だ!」


ユーム「やるよ。みんな。あれだよ。分かってるね。」


キュカン「80連 ミサイル発射」

キュカンから恐ろしいほどのミサイルが飛ぶ

チェスパの正面以外全方向へ


ブンブン「火薬煙弾」

ブンブンがユームの後ろで大きな火薬を吐き出す


リーナ「風魔法 灼熱熱風」

高温のブレスをリーナが吐き、火薬が着火され爆発する


ユーム「魔法障壁」

爆発したダメージを魔法障壁で吸収し、爆風の勢いだけを身体に受け剣を構えてチェスパへ真っ直ぐ突っ込む


チェスパ「…合格だよ。よく頑張ったな。」

チェスパは両手を広げ、真正面から。ユームの斬撃を受け止める。


ブシャッッ!!


おびただしい血が吹き上がり、チェスパは倒れた。

駆け寄る4人


ユーム「なんでだよぉ。」

ズキっ!頭が...痛い...これは…またアレか...


チェスパ「なんでかなぁ。。やっぱりよぉ。マリア様を裏切ってまで、俺は俺の幸せを求めるのは違うのかなぁってな。」


マリア「…チェスパ」


リーナ「マリア様、ご無事で!」


マリア「あぁ、リーナありがとう。問題無い。1秒間に3万回剣を振れば終わった話しだ。」


チェスパ「マリア様...相変わらず凄いなぁ...敵わないですよ...」


マリア「チェスパよ。なんて愚かな弟だ。」


チェスパ「マリア様...どうしたら...みんながみんな、幸せな世界が実現するんですかねぇぇ」

チェスパが大粒の涙を流す


マリア「チェスパ、すまない。私にも分からない。だがな。私は思うんだよ。自分の横に居る奴ぐらい、自分で守ろうって。その輪が広がれば。みんながみんなを助け合えば。ってな。」

マリアはとても悲しそうな顔になる。


マリア「こんなに真横にいたお前を。救ってやれなくて。すまなかった。チェスパ...」


チェスパ「マリア様。ありがとうございました。...なぽぽ...すまんな。最後のわがまま押し付けて...」


なぽぽ「ずるいですね。最後は私なんですね。一瞬ですのでご安心下さい。。チェスパさん。来世も一緒にマリア様を支えましょうね。」


チェスパ「あぁ...もちろんだ、なぽぽ、お前が相棒で幸せだった...ごめんな。」


「切り捨て、御免」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ